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スクリーンから世界へお届け! でんぱ組.incが映画「白魔女学園」&「白魔女学園カフェ」をPR

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9月10日、でんぱ組.incが主演する映画『白魔女学園』の先行上映会が、渋谷のシネクイントにて催された。

本作は「仮面ライダーフォーゼ」や「獣電戦隊キョウリュウジャー」など多彩なアクション表現で特撮ファンの支持を集める特撮界の寵児・坂本浩一監督と、「けいおん!」「ガールズ&パンツァー」など多くのアニメに携わり、特に少女の細やかな描写で定評のある脚本家・吉田玲子さんがタッグを組んだ学園ファンタジー。

魔女を育成するという学園を舞台に、心に「痛み」を持つ少女が試練を重ねた末、美しくも悲しいバトルロイヤルに身を投じていく。

一般公開に先駆けて行われたこの日の上映会のチケットは発売と同時に瞬く間に売切れになるほどで、会場にはいち早く作品を見たいというファンが詰め寄せた。

上映の前に行われた舞台挨拶では、キャストのでんぱ組.inc、山谷花純さん、タカオユキさん、監督の坂本浩一さんが登壇した。

期待に胸が高鳴る観客を前に、まずは出演者がそれぞれ見所を紹介した。

引きこもり生活を送っていた無口な少女・白鳥もが役の最上もがさんは 「みんなが真剣に取り組んだ作品を、どうぞ最初から最後までお楽しみください。」

引っ込み思案で優しくおっとりした女の子・綿貫ねむ役の夢眠ねむさんは 「私は白鳥もがさんにべったりな役なのですが、彼女の底力みたいな部分を見てください。」

真面目なメガネっ子・雪野未鈴役の古川未鈴さんは 「私の見所は、杏先輩に耳を噛まれるシーンです。すごく恥ずかしかったけれど頑張りました。」

アニメが大好きな中二病少女・小田巻瑛美役の成瀬瑛美さんは「私の役は前半と後半でガラッと変わるキャラクターで演じるのが難しかったですが、その分、やりがいがありました。」

瑛美と仲良しのコスプレイヤー・塩見彩音役の藤咲彩音さんは「初めてのアクションでしたが、監督さんやスタッフに優しく教えていただいて、よく出来たと思います。」

生徒会のリーダー格・菊田梨紗役の相沢梨紗さんは 「上級生と新入生たちの間で少女の気持ちが移り変わっていく様子を見て欲しいです。」

行方不明のもがの妹・白鳥かすみ役の山谷花純さんは 「私の役は謎の多いミステリアスな役なので、この場では口を閉ざさせていただきます。1つだけ言えるのは本気で白鳥カスミを演じました。それが伝わればいいなと思います。」

出演者に続いて、ナレーションを担当した声優のタカオユキさんは、「私は出演していませんが、従来のアイドルを捨てたかのようなスゴイかっこいい場面や表情の迫力を見て欲しい。」と見どころを伝え、さらに「白魔女学園めっちゃおもろいから、みんな最後まで観てな!」と関西弁で呼びかけた。

彼女たちを見ていた坂本監督は、「みんな、PRが上手いなぁ」と感心しつつ、「可愛い女の子が本気で挑んだ作品です。その頑張りを見ていただけたら」と言葉を添えた。

挨拶の後には、ショッカーの戦闘員が乱入と見せかけたサプライズがあり、メンバーを祝福する百合の花が手渡される場面もあった。

また、この日は上映会に先立って、映画公開を記念して9月11日から23日まで開催されている「でんぱ組.inc presents白魔女学園カフェ」の内覧会も行われた。

会場はシネクイントにほど近い渋谷PARCOパート1の7階で、一般公開を前に内装やメニューがお披露目された。

でんぱ組.inc と坂本浩一監督も登場し、カフェのコンセプトやメニューについて説明した。

カフェは劇中の白魔女学園の制服を着たスタッフがお給仕し、撮影に使われた衣装や、場面写真などが展示された店内で、作品世界に浸れる空間が演出されている。

メニューも作品にちなんだ「白」にこだわったフードや、メンバーをイメージしたオリジナルカクテルなど、こだわりの品が並ぶ。

中でもオススメは「白魔女学園名物シチュー」で、最上もがさんから「あ~ん」と口に運んでもらった坂本浩一監督は、目を細めて満悦の笑顔を見せていた。

カフェ内覧会の記者会見では、映画の内容にも触れ、「集団でひとつの作品を作り上げた感想は?」と記者から尋ねられたメンバーが答えた。

相沢梨紗さんは「でんぱ組.incがメンバー以外の方と長いあいだ顔を突き合わせてお仕事をする機会はほとんどなくて、初めは打ち解けて仲良くやっていけるのか不安だったのですが、皆さんがすごく優しく接してくださいました。 人間関係を築くこと、人と接することで生まれるものを得ることが出来て、人間としても成長できたなと思います。映画の作品以上のものを戴いたなと思います。」

夢眠ねむさんは「最初のでんぱ組.incは、ほとんどメンバーだけで始まって、こんなにたくさんの人が協力してくださる現場は今回が初めてでした。みんながひとつになるために端々に気配りがあって、その気持ちがひとつの画面になってるんだなと感じました。私たちが撮った時にはなかった効果が完成した映画を見た時には手が加えられていて、撮り終わった後もずっと作業が続いていたんだなと感激しました。」

古川未鈴さんは「私はこれまで学園祭などにもあまり参加したことがなかったのですが、みんなでひとつの物を作るのってこういうことかって青春らしさを感しました。やっぱり楽しいんだなって実感できて、非常にうれしかったです。」

藤咲彩音さんは 「私も文化祭とか、体育祭とか、あまり関わらないようにしてきました。私なんかがやってもダメだなって思って。でも、今回みなさんと一つの作品が作れて「こういう感じなのかぁ」って、すごく楽しかったんですね。みんなの情熱が集まって、熱いものが作れたんじゃないかと思います。」

最上もがさんは「撮影は今年いちばん楽しかった期間でした。自分が演技にここまで集中したこともなかったし、今までテレビで見ている画面の裏の方がどういうふうに動いているのか知らなかったので。照明さんとか音響さんだとか、そういう方を間近で見て、“ひとりひとり人間なんだな”と改めて感じました。これまで、テレビの仕事をしている人と接することはあっても、感情が見えなくて、隔たりを感じて踏み込みづらかったんです。やはり長い時間を一緒に過ごしていると、趣味や好きな食べ物を話す機会もあって、あぁ、みんな普通の人間だな、ひとりひとり血の通った人間が作品を作ってるんだな、と実感できていい機会だったと思います。」

成瀬瑛美さんは 「撮影の雰囲気が良くて、毎日みんなが明るくて楽しくて、笑い声の絶えない現場でした。どのスタッフの方もみんな気持よく撮影出来たと思います。 それは坂本監督の人柄故だと思います。監督にはずいぶん助けられました。ホントに楽しい撮影でした。」

それぞれ言葉は違っても、撮影を通じて得たものは大きかったようで、この映画自体がでんぱ組.incの成長譚であることは間違いないようだ。

『白魔女学園』は9月21日より、新宿バルト9で劇場公開され、9月22日から27日まではでんぱ組.incのメンバーが日替わりで登場する予定。

また、全10話で構成されたネット版も、全世界同時配信が開始される。




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