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米国オタコン 来場者は過去最高 2017年にワシントンDC移転を発表

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米国を代表する日本アニメ・マンガのイベント オタコン(OTAKON)の来場者が、20年連続で過去最高を更新した。OTAKONは8月9日から11日までの3日間、メリーランド州ボルティモア市のボルチモア・コンベンションセンターで開催された。8月12日、オタコンを運営するオタコープ(Otakorp, Inc.)は、速報として今年の来場者数が推定3万4100人(実数)になったと発表した。
来場者数は昨年の3万785人から約10.7%の伸びとなる。1994年の開始以来20年連続での増加となる。また、増加率も2009年以降は一桁台が続いていたが、2008年の15%増以来の二桁成長となる。2012年には9万6500人となっていた推定延べ人数でも、初めて10万人の大台を超えた可能性が高い。

オタコンは、米国に数ある日本アニメ・マンガイベントのなかでも第2位の規模を誇る。東海岸では最大だ。毎年、多数の企業出展、コスプレやカラオケ大会、サイン会、アーティストライブなどの多彩な企画が人気を集めている。また、日本からの豪華なゲストも注目される。そうしたイベントの魅力が来場者の増加を牽引したとみられる。
2013年は、7月にロサンゼルスで開催された全米最大のアニメコンベンション アニメエキスポ(AnimeExpo)2013も、来場者数が6万1000人以上、延べ16万1000人以上と過去最高となった。こちちらは前年比20%以上の伸びだった。近年、北米で指摘される日本アニメ・マンガのイベントの成長を裏付ける結果だ。

同じ8月12日、オタコープは、オタコンの開催地を2017年からワシントンDCのウォルター・E・ワシントン・コンベンション・センターに移すことも明らかにした。オタコンは1999年以来、ボルティモアを会場にしてきただけに大きな決断だ。
開催地の移転が2017年と少し先になるのは、ボルティモア市とオタコープとの契約が2016年まで続くためだ。オタコープは、2017年以降の開催地として複数の都市と話し合いを進めていたが、最終的にワシントンDCに定めた。2017年からは、最低でも5年間、2022年まで、ワシントンDCでの開催を続ける。
オタコープの発表からは、イベント誘致にあたり自治体間の激しい競争があったことが窺われる。コミックやアニメ、ゲームなど集客力のあるイベントは、来場者が地元に落とすお金も巨額だ。こうしたイベントの誘致合戦が増しているとされるが、オタコンについても同様の動きがあったようだ。

オタコン(OTAKON)
http://www.otakon.com/

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