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河森正治×グッスマ 初音ミクGTプロジェクトにサンジゲンによるPV完成

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2014年2月に、ワンダーフェスティバルで発表されたレーシングチームとメカニックデザイナーである河森正治のコラボレーション企画が、いよいよ本格的に動きだした。この企画は「初音ミクGTプロジェクト」、2008年より初音ミクをデザインした痛車でSUPER GTでレースに挑むグッドスマイルレーシングと、日本を代表するメカニックデザイナーである河森正治が手を組んだものだ。
プロジェクトのオフィシャルサイトがこのほどオープンし、情報発信を開始した。公式サイトの「河森正治×グッドスマイルカンパニー 本格始動。」の文字が印象的だ。また、プロジェクト始動に合わせて、3DアニメスタジオのサンジゲンによるPVが制作され公開された。

「初音ミクGTプロジェクト」は、河森正治とグッドスマイルカンパニーの安藝貴範が共に車好きであることがきっかけになっている。河森がレースカーがロボットに変形するコンセプトと女性的なボディラインをイメージしたデザインを制作、2014年2月9日に幕張メッセで開催されたワンダーフェスティバル2014[冬]で行ったSUPER GT参戦決起集会で発表した。
この際の反響の大きさがさらに商品化につながったようだ。公式サイトによれば、それから6ヶ月をかけて河森正治自身によるさらなるディテールアップと、変形機構に特化した開発チームによる設計検証を行ったという。商品化目前としており、ファンの前に新たなこのデザインが届けられそうだ。



また、商品の告知のために、CGアニメによるPVが制作された。これは日本を代表する3Dアニメスタジオであるサンジゲンの協力を得て完成したものだ。
長さ約30秒の中で、レースカーがロボットに変形する様子を楽しさいっぱいに描いている。今後、一体どんなホビー商品が登場するのか、目が離せない。

初音ミクGTプロジェクト 河森正治xグッドスマイルカンパニー
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【関連写真】河森正治×グッスマ “初音ミクGTプロジェクト”にサンジゲンによるPV完成

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TOWA TEI ベスト盤発売記念イベント開催、自身がリリースしたアナログ盤放出も

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1994年からソロ活動をスタートし今年で20周年を迎えるTOWA TEI。そんな彼のアニバーサリーイヤーを祝い、ベスト・アルバム「94-14」と、カバー曲のベスト・アルバム「94-14 COVERS」が9月3日に発売される。94年発売の「Future Listening!」から最新作「LUCKY」まで、20年間のまさに珠玉のナンバーが詰まったベスト・アルバムとなっている。

そして「94-14」の発売を記念して、「TOWA TEI THINKS PRETTY THINGS」が開催される。これは彼の20年のキャリアを振り返りながら最新の活動までを網羅したエキシビションであり、9月8〜9月28日までの期間、新丸ビル7F 丸の内ハウスにて開催される。

同エキシビションでは、TOWA TEIの一点ものコラージュ作品。HIRO SUGIYAMAとの共作版画作品。そして国内外のさまざまなアーティストがてがけたTEIのジャケットアートワークやポスターが一同に展示される。

他にも、新曲を含む、TEIのコラージュをあしらったアートワークによる3枚の7インチが先行販売スタート。また、同エキシビションに合わせてハニカムから発売される対談集『HATACHI』をはじめ、kolor、SOPH.、CA4LA、 BEAMS 、PRETTY THINGSといった人気ブランドとのコラボレーションアイテムを販売するポップアップショップも登場する。

なかでも、注目はTEIがこれまでにリリースしたアナログレコードの展示販売コーナー。少数プレスされたプロモ盤を中心に現在は入手困難(入手不可能?)なレア盤を一挙に放出。おそらく、手に入れる最初で最後のチャンス。まさに「まさに外道!現金握って観においでレコ地獄」状態となるのは必至。

また会期中の9月12日には「TOWA TEI 20TH ANNIV & 50th BIRTH Party」と題した音楽イベントを開催。TOWA TEIはもちろん、SHINICHI OSAWA、INO hidefumi、DORIANといった豪華アーティストが集結し、TOWA TEIの20周年、そして50歳の誕生日を盛大に祝うことになる。

イベント情報
「TOWA TEI THINKS PRETTY THINGS」
まさに外道!現金握って観においで、TOWA TEIの「レコ地獄(=天国)」
会期:2014年9月8日(月)〜9月28日(日)
11:00am-4:00am / 日•祝•連休最終日 11:00am-11:00pm
会場:(marunouchi)HOUSE
入場無料

「TOWA TEI 20TH ANNIV & 50th BIRTH Party」
日時:2014年9月12日(金)21:00〜24:00
会場:(marunouchi)HOUSE
入場無料
出演:TOWA TEI、SHINICHI OSAWA、INO hidefumi、DJ HICO、DJ RUBY、DORIAN -LIVE-

リリース情報

ベスト・アルバム「94-14」
WPCL-11965 2,800円+税

カバーソング・ベスト・アルバム「94-14 COVERS」
WPCL-11966 2,600円+税
アートワーク:五木田智央

関連リンク
テイ・トウワ オフィシャルサイト:http://www.towatei.com/
Musicman’s RELAY第93回 テイ・トウワ 氏:http://www.musicman-net.com/relay/93.html

「未来は音楽が連れてくる」佐々木俊尚氏 × 榎本幹朗氏 特別対談【前編】

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佐々木俊尚 × 榎本幹朗 対談【前編】

(L to R 佐々木氏、榎本氏)

音楽業界はもちろん、IT、Web業界をはじめ様々な方面から大きな反響を呼んできた榎本氏の連載「未来は音楽が連れてくる」。その連載もあと数回を残すところとなった。そこであとがきに代え、ネット、メディアに広い知見を持つ佐々木俊尚氏と本連載について語っていただいた。
(Jiro Honda)

佐々木俊尚(ささき・としなお) ジャーナリスト
1961年兵庫県生まれ。大阪西成・玉出で育つ。
愛知県豊田市に転居後、愛知県立岡崎高校に進学。1981年、早稲田大学政経学部政治学科入学。
1988年、毎日新聞社に入社。東京社会部で警視庁を担当した際にはオウム真理教事件に遭遇。ペルー日本大使公邸占拠事件やエジプト・ルクソール観光客虐殺事件などで海外テロも取材。
1999年、アスキーに移籍、月刊アスキー編集部でデスクを務める。
2003年、独立してフリージャーナリストに。
著書「電子書籍の衝撃」「キュレーションの時代」「当事者の時代」「レイヤー化する世界」など多数。
Facebook:https://www.facebook.com/pressajp
Twitter:https://twitter.com/sasakitoshinao
HP:http://www.pressa.jp//

榎本 幹朗(えのもと・みきろう) 音楽コンサルタント
1974年東京都生まれ。
上智大学英文科出身。大学在学中から映像、音楽、ウェブのクリエイターとして仕事を開始。2000年、スペースシャワーTVとJ-Wave, FM802、ZIP-FM, North Wave, cross fmが連動した音楽ポータル「ビートリップ」にて、クロスメディア型のライブ・ストリーミング番組などを企画・制作。2003年、ぴあ社に入社。モバイル・メディアのプロデューサーを経て独立。現在は、エンタメ系の新規事業開発やメディア系のコンサルティングを中心に活動中。2012年6月より「Musicman-NET」で連載「未来は音楽が連れてくる」を執筆開始し、その内容が業界内外の注目を集めている。
Facebook:http://www.facebook.com/mikyenomoto
Twitter:http://twitter.com/miky_e

1.
連載の経緯

佐々木:とても刺激的でスリリングな連載ですね。ものすごい情報量で、データも細かく分析されていますし、ロジカルに書かれていて感動しました。衰退ばかりが叫ばれている音楽産業の現状において、実はそういう面ばかりではないんだよと、ここまでまとめられた論考というのは恐らく今までなかったと思います。

榎本:そう仰っていただいて光栄です。この連載を企画した時、僕自身が原稿の売り方も含めてフリーミアムモデルでやろうと思っていました。正直に言うと、連載の目的は世界の音楽産業を変えたいということです。それを実現するための連載ですから、原稿料は自分の中で優先順位が低かったのです。「Musicman-NET」は日本におけるアメリカの「Billbord.biz」のような立ち位置にあります。僕が一番語りかけたいユーザーが閲覧していますので、一緒にやろうということになりました。この連載は業界のプロ向けに、常に全力投球で書いています。「一般の方々に分かりやすいように」という配慮は、敢えてしていません。ところが、いざ連載してみると20代を中心に音楽ファンからも反響をいただいています。

この連載では、海外の新しいサービスを紹介して「日本は遅れている。保守的だ」と批判するスタンスはあえて取りませんでした。理由はみっつあります。「新サービスを紹介します」では文章にさして価値が出ないことがひとつ。「海外に追いつけ」では独自性もなく、自分がやる必要もないだろうと思ったのがふたつ目。そして「批判的な方が人気は取れるかも知れないが、業界のみなさんが心を開くことはないだろう」と考えたのがみっつ目です。

また、「ネットで5,000字以上は読まれない」という常識を破り、ブログ文化の文章スタイルも採用しませんでした。一回あたり1万字から2万字の分量で、短編のスタイルで出しています。ネットで長文は受けないだろうなと思っていたのですが逆で、15,000字の回が一番人気で驚きました(連載第38回)。僕の連載は、本数冊を短編に圧縮した「まとめ」のように捉えられて、ウケているのかもしれません。ネットで文章の新しい需要が生まれつつあるのかも知れませんね。

佐々木:最近ネットの世界ではすごくクラスタ化/細分化が進んでいて、従来のように「短文で既得権益等を批判する」という分かりやすいものがウケる部分もありますが、その一方で文章を読み書きするレベルも相当高くなっています。

この連載も、ひょっとしたら音楽業界の人よりもWEBやソーシャルメディアの世界に専門的に親しんでいる層のほうがキレイに理解できているかもしれないですね。そちらのほうが親和性が高いかもしれない。

榎本:そうかもしれません。この連載では、結局インターネットでどういう風にゲームのルールが変わったのかということを説明しているんです。レコード産業は音源の複製行為を独占することで100年以上、ビジネスを展開してきました。しかしネットワークを通じデータが無数の端末に転写されていくのが、インターネットの技術的な本質なんですね。テクノロジー的に、複製は課金のゲートウェイになり得なくなってきました。これがiTunesがCDの代替になり得なかった理由です。この流れがライブ市場の重視に繋がったのですが、それだけですとレコード産業の本質である「録音」のマネタイズを諦めただけになってしまいます。

そこで第三の道として、コンテンツのコピーを販売する世界から、ストリーミング等を通じてコンテンツへアクセスする権利をマネタイズする『アクセス・モデル』へ移行しつつあります。そうすると、今までの『コピー・モデル』で優秀だったレコード会社ほど、イノベーションのジレンマに嵌ってしまいます。これが現在のレコード産業が陥っている問題の本質です。「既得権益、頭が古い」という解法では今の問題は解けないと思っています。

佐々木:クリス・アンダーソンが「フリー」で言ったことの非常に詳細なケーススタディーの話になっています。

榎本:そこも狙って書きました。今は僕も文章家としてコンテンツの作り手になっていますが、作り手の立場からするとフリーミアムモデルというのはあけっぴろげに歓迎できるシステムではないんですね。消費者というのは、常にコンテンツの作り手の味方のつもりでいるんですけど、現実には消費者の意見だけ通すと「安ければ安いほどいい」となります。そうすると作り手の収入は下がり、新しい音楽は出てこなくなります。実際に世界で新人のアルバム売上はマイナス77%になりました。消費者からすればフリーが最高に思えますが、全てをフリーで賄えるほど、世界の広告予算は無いのが現実です。

フリーミアムモデルと聞くと音楽ファン、音楽業界ともにフリーへ目がいってしまうのですが、フリーミアムのポイントはフリーではなくプレミアムの方です。課金へのコンヴァージョンを高めて、作り手・売り手・買い手のバランスを取ることが最大のテーマであり、僕の連載は、そのケーススタディをラジオの登場から追っていたのです。

佐々木:フリーミアムモデルというのは、音楽だけじゃなくて電子書籍や動画、映像等、色々なコンテンツの分野に広がっていくと思うんですよ。現状ではフリーミアムもダウンロードも音楽の世界が一番早いんですよね。電子書籍の場合、ようやく日本でもKindleが入ってきて、じゃあどの程度まで無料で見せてどのぐらいから有料にすればいいのかがやっと議論されはじめた状況ですし。実は、そこに関しての詳細なデータや分析というのはまだあまりされていないんです。

榎本さんの記事を読んで驚いたのは、先行事例として音楽の世界で、実に詳細なデータ分析がなされている部分なんです。Spotifyのケースやフランスの場合も、どれ位の割合で何をどうやったのかという実際の数字が全部出ている。そこが、かつてなくて非常に面白い。

榎本:こういうシミュレーションは、Spotifyを裏で推進したユニバーサル・ミュージックとか、他のメジャーレーベルももちろん行っていると思うんですけど、オモテには出てこないんですよね。グローバル・メジャーの中枢だけでなく、音楽産業のさまざまな場所で話し合いが進むように、具体的な議論をオモテに引きずり出す意図がありました。音楽業界の保守的な面を書き連ねてもオリジナリティは出ませんし、ネゴシエイターとしてもセンスが出ません。しかし具体的な数字やファクトを文章に盛り込んでおけば、それぞれの立場で話し合いが始まります。

佐々木:数字って重要ですよね、数字がでてはじめて説得力を持つということは当然ありますから。今までは単に「フリーミアムならうまくいく」「いや、いかない」と、裏付けなくただ話しをしていたような状況でしたし。

榎本:数字を追ってみると、Spotifyのフリーミアムモデルも完成形じゃないということが分かってくるんです。Spotifyに限らず、iPhoneやYouTubeなど、人はみな今ある最先端のものが最高だと無意識に思いこんでしまいがちです。だけど、実際に詳細を分析していくと、まだ色々といじれそうな部分があることに気付く。そうすると未来へ向けてまとまることができます。

「日本もイノヴェーションを取り込んで、もっと面白いものを創っていきましょう。自分たちのイニシアチブでさらにイノヴェーションを起こしていきましょう。それがソフトランディングにもなりますよ」と日本へ向かってプレゼンしたのがこの連載です。実は今この連載は40万字以上いっているんですよ(笑)。

佐々木:40万字もいってるんですか!本にするとすごいですね。

榎本:それでも、まだ考えていることの5分の1ぐらいしか話してないんですよ。プレゼンの導入部分がようやく終わった感じです。本題の部分は、プランナー稼業の方でプレゼンしていました。今年の終わりぐらいにはプランナー稼業のフィードバックも、社会に現れてくると思っています。またこの連載で説明したことも、実際に色々なサービスへ反映され始めると思うので、みなさんから学んだことを文章の方でもフィードバックしていくつもりです。

最初に「世界の音楽産業を変えたい」と言いましたけど、救世主になりたい訳ではないんです。僕が存在してもしなくても常に変化は起こりますし、物事は自然と変わっていきますよね。ソフトランディングへ近づける流れに、僕は参加したい。つらい流れを、楽しい流れに変えていきたいということです。

しかし僕個人では限界があります。そこで、文章に四つの要素を埋め込みました。ファクト、ストーリー、ヒストリー、セオリーです。こうすることで、リチャード・ドーキンスのいうミーム(思考の遺伝子)が発生することを意図しました。僕よりも優れた能力を持つ人や、重要な立場の人、将来性のある人はあちこちにいます。その方々の心に思考の種子が届き、様々な形で芽吹けば、個人の限界を超えることができます。たとえば最近、音楽配信の記事や企画書などを読んでいると僕の連載がネタ元になっていたりします。見たことのある表現が並んでいます。僕はそれをパクリと怒ったりしません。むしろ「ありがたいことだ」と喜んでいます。

佐々木:この連載で知識レベルが一気に上がったのは間違いないですよ。特に海外の新しい音楽サービスは日本以外で展開されているので、その周辺に関してみんなの知識レベルは未熟でしたけど、底上げされましたよね。

榎本:IT業界だと佐々木さんのような方がファクトや数字を海外からどんどんもってきて、本やブログに書いてみんなに伝わっているんですけど、何故か音楽の世界だけ、そういうことがほとんど起きていなかったんですね。国内のデータばかりだし。

佐々木:確かに。

榎本:本当に不思議でしたね。音楽業界にバイリンガルは少なくないんですけどね。あと、自分が書き手になって初めて気が付いたことなんですけど、日本のジャーナリズムってあまり数字やファクトが使われていないんです(笑)。

佐々木:使わないですよね。いわゆる空気感や情念的なパターンが好きというか(笑)。

榎本:この連載では、海外のジャーナリズムに載った数字をよくデータに使っています。加えて、コンサルティングファーム、研究機関、業界団体の出すPDFや、海外の上場企業が出す株主報告書に載ったデータも使っています。プランニングや交渉の業務からも情報はつねに入ってくるんですが、それはコンフィデンシャルなのでそのまま使えません。かわりにそれに対応する数字やファクトが海外でオモテになってないか、英語で探してきます。その辺も僕流の手法ですね。

佐々木:今はデータジャーナリズムという言葉がよく言われています。単に取材をして人に話を聞いて書くだけではなく、政府や企業から大量に出されている一見すると何だか分からないExcelやXMLのデータをまとめてインフォグラフィックにしたり、可視化して分かりやすくすることも一つのジャーナリズムだという。データジャーナリズムはイギリスやアメリカではもうありますけど、日本だとまだそこまで進んでいないですね。

榎本:先行事例を英語で追いかけてますので、知らぬ間に影響されて、同じ手法を使うようになったんだと思いますね(笑)。普通の人は、PDFの資料を何万円も出して買わないんですよ。

佐々木:貴重なレポートやデータが意外と売っているんですよね。

榎本:あと本ですね。英語圏だと今はグーグル・ブックスという大変素晴らしいものがあるので。

佐々木:英語圏ではすごく蓄積されていますしね。この連載の圧倒的なデータ分析のベースにはそのような手法があったんですね。そういう意味でも本当にインパクトの大きい記事です。

榎本:ありがとうございます。

[前編 2ページ目へ]

「未来は音楽が連れてくる」佐々木俊尚氏 × 榎本幹朗氏 特別対談【前編】(2/4)

2.
ビッグデータの進化

佐々木:レコメンドやセレンディピティという部分で、新しい音楽との出会いというのも重要なテーマだと思います。連載ではそこの技術的進化の話がすごく興味深い。

僕は2011年の2月に「キュレーションの時代」という本を出しました。レコメンデーションには、アルゴリズム、今でいうビッグデータでやるのか、あるいはソーシャルでやるのかの二つがあると思うのですが、当時その本を書いた時点では、アルゴリズムによる分析はすごく膨大なサーバーが必要ですしCPUの処理能力の限界もあって、そう簡単にはまだ来ないだろうと。恐らく当分はソーシャルで共有するほうが重要だろうということでキュレーションの話を書いたんです。

ですが、気が付くとその後の2年間でビッグデータ技術がすごく進んで、一気にソーシャルとビッグデータの二つが両軸になってきている状況があります。榎本さんの記事を読みながら、アルゴリズム/ビッグデータの技術進化は改めてすごいなと。

Pandoraも当初はアルゴリズム的ながらほぼ人力だったじゃないですか。その頃はそこまでビッグデータ技術も進んでいなかったからだと思いますが、その後だんだん進化して今や完全にビッグデータですよね。

榎本:蓄積されたというのはありますね。Pandoraには今では音楽的なDNAが80万曲分、蓄積されています。SpotifyやiTunesなどの約1900万曲に比べると、Pandoraの80万曲というのは一見少ないような感じもしますが違うんですね。ミュージシャンたちが自分で聴いて、「これはいいな」と思って解析した80万曲が貯まっているんです。その時点でレコメンドがかかっています。1900万曲と80万曲を比べるとだいだい20曲に1曲ぐらいなのですが、人におすすめしたい音楽というのは恐らくそれぐらいの割合なんでしょう。

音楽ではビッグデータの活用は、Pandoraあるいはlast.fmなどで既に2005年ぐらいからずっと行われてきました。ビッグデータという言葉が無かった頃からです。昔から音楽というフィールドは、常に最先端の技術が駆使される場所でした。それは今も変わらないんですよ。一般的な見解では、音楽ビジネス=古い・遅れてるみたいなイメージになってますけど(笑)。

佐々木:そのギャップはなんなんですかね?

榎本:グローバル・メジャーの中枢には、最先端の情報もあるし、世間が気づく前からずっと議論を重ねていることも多いと思います。しかしイノヴェーションのジレンマが起きている現状では、自分たちの考えを発信するのがむずかしいようです。

佐々木:いわゆるカニバリズムの問題になってしまうということですよね。

榎本:ジレンマの渦中にあると、かっこいいセリフが言えないです。そうするとメッセージを発信できなくなります。そういうことでないかと。

メディアのミッシングリンク

佐々木:僕は音楽業界からすると完全に外側の人間なので、その立場からの意見になりますが、今音楽を知る場所というのがどんどん消滅していて、その消滅とPandoraやSpotifyのような共有サービスが主として使われるまでの間がミッシングリンクになっていると思うんです。

別の例を挙げると、アメリカではすごい勢いで新聞が消滅していて、それにより調査報道や権力監視ができなくなるのではないか、という問題が起きています。いずれはネットメディアが代わりの役割を担うようになるだろうと言われてはいますが、まだそれもごく一部です。新聞からネットメディアに移行する間の空白期の問題がニュースの世界で起きてるいわけです。

国内の音楽もそれと同じで、90年代ぐらいまでは雑誌や音楽番組で情報を仕入れて、ライブやコンサートを聴きに行く/新譜を買うという挙動が普通だったと思うんですけど、最近は気が付いたら自分が好きなミュージシャンがニューアルバムをリリースしたことも知らなかったみたいなことが普通になってしまっています。個人的には、この間トム・ヨークの「アトムス・フォー・ピース」のライブに行きたいなと思っていたけど、気が付いた時には予約がもう終わっていたみたいな(笑)。

榎本:よくある気がします(笑)。

佐々木:そういう音楽情報の空白期が現実にできてしまっていることが実に残念なんですね。

日頃マニアックに音楽を聴かない一般リスナーも、もし聴いたらきっと感動する音楽があるはずなのに、そういう音楽を知る機会がなくなってしまっている。例えば、アメリカのドリーミーポップを、ゆずが好きな人とかが聴いたら普通にいいと思うはずなんですよね。この状況は、ほうっておくとますます悪化してしまうのではという危惧があります。

あと、ニュースの世界だとTwitterで情報を仕入れることがだんだん当たり前になってきていたり、ブログ上で議論が行われていますよね。その議論や情報交換は色々なソーシャルメディアで行われていますけど、あまり集約されていないんですよ。集約されて初めて世論になるのであって、集約されないと単に拡散されて消えていくだけで。だから集約する場所が必要なのですが、今日本には集約する場が少ない。

音楽でも「今度出したアルバム良いよね」「あのアーティスト似ているのはこれ」という議論や情報交換が分かりやすく見える場所というのがあれば、気楽に自分の知りたい情報を仕入れられる。ある意味それはマスメディアの再構築で、ネットメディア上で新世代の「ザ・ベストテン」みたいなものが生まれたらいいんですけどね。ソーシャルメディアはやはり自分から参加しなくてはいけないので、ハードルが高い。その下の層をきちんとおさえることのできるメディアが登場すれば、多分音楽に触れる場所も増えていくのではないでしょうか。

榎本:ソーシャルとマスのミッシング・リンク、あるいはロングテールとショートヘッドのミッシングリンクですね。欧米の最先端ではSpotifyやPandoraの評価が一段落して、次は、このミッシングリンクが課題になろうとしています。

ミッシング・リンクはマーケティングの世界にもあります。ソーシャルでもマスでも、マーケティングでは一番お金を持っている年齢層を狙いがちなんですよね。それで、そこに合わせられるメディアばかりに広告を投入する。

でも、実際に新しいメディアを作っていくのは、既存メディアを使っていない人たち、10代〜20代前半の非消費者なんですよ。「お金を持っていない層=無視しよう」という考え方にどうしても陥りがちなのですが、新しい市場や新しいメディアを作る際には、本来、非消費者をターゲットにするべきなんですよね。最近だとドワンゴやLINEはそこを正しくとらえていると思います。「少子化だし、若い子はお金持っていない」と考えてしまうのが罠になっていて。

佐々木:確かに。

榎本:新しいビジネスのきっかけになるのは10代〜20代前半の層で、そこは絶対に無視してはダメなんです。MTV立ち上げのときも「10代相手にTVでロックを流して、金になるわけがない」と大反対を受けたんです。でも細かくリサーチして、都市圏の23歳という「お金も少し持ってて、音楽も大好き」なセグメントを見つけて、そこに集中して展開したらブレイクした。新市場/新しいメディアを作るには、細かく丹念にリサーチして、ヒットの核となるターゲット・セグメントをそこまで絞り込むことも必要です。

佐々木:長い目で見ると、そのセグメントが将来的にお金を使ってくれるようになりますしね。

榎本:お金を持っている層にみんながターゲットを絞り始めると、なんか駄目になるんですよね(笑)。イノベーター理論のサイクルが一気に早まり、あっという間にマジョリティー市場を食い尽くしてしまう。そしてブームが乾いていきます。

佐々木:客の言うことをききすぎるといけないということと同じですよね。マーケティングは大事だけど、マーケティングよりももう少し一歩先を見て、客も自分で気付いていないけど、彼らがひょっとしたら求めるものを提示するという、ゼロから起ち上げるビジョン。iPhoneはその典型でした。

榎本:新市場でイノベーションを起こしたり新しいメディアを作る場面において、「お金がない」と切り捨てられている10代〜20代前半のビジネス価値を、再定義する必要があると思います。

現在の音楽配信を見ていると、30代〜40代の男性はCDをいっぱい買うということでそこへ向けてマーケティングをしているようです。定額配信が当たらない理由のひとつです。その人たちはもうCDで満足してるんです。新市場を創ろうとしてるんですから、音楽にお金を使わずYouTubeで満足している非消費者層へぶつけていかないといけないんです。以前、着うた・着メロの時にこうした流れは体感しているはずなんですけど、今ストリーミングが来ている段階で前回の流れを忘れているのかなと心配になっています。

[前編 3ページ目へ]

「未来は音楽が連れてくる」佐々木俊尚氏 × 榎本幹朗氏 特別対談【前編】(3/4)

3.
他産業との構造の違い

佐々木:インディーズにうつるミュージシャンも増えていますよね。それで今後、印税を折半するといった新しいストリーミングサービスがでてくると、「僕達はそっちでやる」というミュージシャンの動きが出てくるはず。そこからヒット曲が生まれたりすると、そっちがだんだん音楽の世界の中心になってくる可能性もあるんじゃないかな。

電子書籍でいうと、Kindleでは大手出版社の出版物というのはあまり出ていない。ところがキンドルダイレクトパブリッシング(KDP)という自分で本を出せるサービスを利用して、今までブログを書いてたような膨大な数の普通の人が本を出そうとしている。彼らは出版業界の外側の人たちですけど、恐らくそこからヒット作が生まれて新たな本の市場が産まれるのではという感じがしています。だから日本では音楽においてそういう動きもあるのじゃないのかと。

榎本:メジャー資本とは別で、新しい市場が出来ていくと。

佐々木:これは海外との産業構造の違いも関連するところがあって、例えばアメリカのコンピューター業界の場合、現在の2013年に1950年代から生き残っている会社はIBMだけなんですよね。

榎本:そうですよね。

佐々木:古い大型コンピューター汎用機の会社が潰れるとミニコンのDECが出てきて。DEC傾いてくるとパソコンのマイクロソフトが出てきた。クラウドの時代になるとマイクロソフトはだんだん沈んできてグーグルが台頭する。ソーシャルの時代になるとグーグルはなんとなく古い感じになって、スタートアップのフェイスブックが出てきて、今また次へ向かおうとしている。

こういう風に、淘汰されていく中で、常に新しいスタートアップが出てくることによって業界全体がリフレッシュされる構造なんです。

榎本:だけど日本だと。。

佐々木:そう、1950年代に日本のコンピューター業界に存在していた日立と富士通とNECが、未だに全て生き残っているという(笑)。会社が存続することによって、そこに勤めている人は幸せなんでしょうけど、結果的に業界全体としてはリフレッシュされない上に国際競争力も失ってしまうという構造が、日本には常にあるんですよね。

なので、こういう構造がいいか悪いかは別にして、日本において変化というのは黒船や戦争というハードランディングの時じゃないと起こりにくいんです。今までずっと続いてきた状況の中で変化を起こすというのはほとんど不可能に近くて。例えば家電業界も、パナソニックやシャープの社員の平均年齢は45、6歳ぐらいなんです。そんな平均年齢の高い会社に今更Appleみたいなことやれって言っても無理ですよね。だとしたら、もうその外側で新しい市場を自分達で作ってしまおうという考え方を持ってもいいんじゃないかと。それで、日本の場合は音楽においてそれが当てはまるんじゃないのかな。

榎本:コンテンツの中でイノベーションを起こすというのはずっと音楽業界もやってきたんですよね。しかしビジネスの基本にある「音源のコピーを売る」という部分はいじる必要がなかったんです。その結果、レコード産業はオープン・イノベーションを経験することなく今日まできてしまった。他の業界で起きた新しいビジネスモデルを取り込む必要がなかったんです。

先ほどのIBMがなぜ未だに生き残っているかというと、彼らは常にオープン・イノベーションの機会を捉え、自分の外から新しいビジネスモデルを取り込んで、自分を変え続けてきたからです。ですが複製権ビジネスが壊れるまでは、音楽業界はそういったことを一度も経験する必要がなかった。インターネットの登場は、そういう意味でいうと放送に続くぐらいのインパクトを音楽業界に起こしているんですけどね。

佐々木:ラジオの登場以来と書かれていましたよね。

榎本:エジソンがメジャーレーベルを創って以来の転換が、今ちょうど起きていると認識しないといけません。そうしないと、反射的な防御反応だけになってしまい、傷が癒えるのにまた膨大な時間がかかる結果になりかねない。なぜ今この時にSpotifyやPandoraのようなアクセス・モデルが出現したのか、歴史的な経緯を理解しないと対処できません。いい悪いの価値判断ではなく、なぜアクセス・モデルが出てきたのか、技術的な本質を把握することが大切です。

SpotifyやPandoraのようなサービスの出現は、流れ的にiTunesやiPodの時と同じように感じるかも知れないのですが、ビジネスモデルから見ると全く別ものなんですよ。iPodやiTunesというのは、流通経路は確かに変えたかもしれないですが、ビジネスモデルではそれほど革新を起こしていない。

佐々木:すごく鋭いですね。要するにパッケージとしての楽曲を購入するというモデルがあって、iPodやiTunesはせいぜいパッケージで購入するのか、ダウンロードで購入するのかを変えた程度で、ユーザーの手元へレコード会社から渡るという根本の構造自体は変わらなかったと。それは以前レコードの世界に放送がやってきたほどのインパクトはなかったということですよね。SpotifyやPandoraでは出会い方も変わりますもんね。

榎本:そうです。音楽との出会い方も、音楽の売り方も、マーケティングは大幅に変わります。アクセス・モデルに合わせたプロモーション媒体を一から創り上げていく作業が発生しています。話は「宣伝に使える新しいツールが増える」というレベルではないんですね。

IT業界の方は、ビッグデータを使うマーケティングとソーシャルメディアを使うマーケティング。新しいマーケティングには大きく言って2種類があるというのを把握してますね。いっぽう音楽業界の新しもの好きは、ソーシャルの方にしか目がいってなかったんですよ。いかにして口コミを起こすかとか、その辺でもう考えが止まってしまっている。現場はそれでいいんですが、マネジメント・サイドはそれじゃまずいです。ソーシャルだけ考えていると、ネットの世界で言ったら何年も前の段階で止まっていることになります。効果も限定的です。

もう一つはディストリビューションです。「誰でも音楽配信に登録可能なディストリビューションが出来たから、メジャーレーベルはもういらない」という考えには、見落としがあります。正しくは、「アクセス・モデルの時代になるとディストリビューションのすべてがプレゼンスを下げる」んです。そこには登録と、収益を分配するDBしか残りません。

かわりにより一層大事になっていくのが、マーケティングやレコメンデーションです。楽曲をディストリビューションに登録しても、誰もアクセスしてくれなければ何も起こらないからですね。ある意味、お店に置けば手に取ってくれた時代よりもインディーズはシビアになります。インディーズや新人には、Pandoraのようなミュージック・ディスカヴァリー・サービスがいっそう大切になっていきます。

[前編 4ページ目へ]

「未来は音楽が連れてくる」佐々木俊尚氏 × 榎本幹朗氏 特別対談【前編】(4/4)

4.
恣意的なレコメンドが抱える問題

佐々木:連載のラジオの話の中で、当初ラジオはパーソナリティーの好みで曲をかけていたけど、だんだんそこに大手レコード会社のマーケティング展開として資本が入ってくると広告的になってしまい、その結果みんなが知ってるような曲しか流れなくなってしまったという部分がありましたよね。そして、ユーザーは飽きてしまうという。さらに、ラジオは広告モデルなので広告に依存してしまい、ひいては常にクライアントに頼らなければならなくて、タイアップの発想がでてきてしまうと。こういうサイクルはあらゆるところで起きていますよね。

前に書籍「キュレーションの時代」でも紹介したんですけど、90年代ぐらいのタワーレコード渋谷店では、スタッフの質が高くて、スタッフおすすめのポップを参考にみんながCDを買うということが起きていた。だけどポップで売れることにレコード会社が気付いて、タワレコにお金を出してポップを書いてもらうというやり方をした途端に売り上げが落ちていったというケースがあった。

榎本:いい形が崩れちゃうんですよね。

佐々木:MySpaceもそうですよね。当初はいいセレクションだったのが、そこにマーケティング的な要素が入った途端に同じ曲ばかりがあがってくる。

こういうサイクルにおいて、業界的にバランスをとることは可能なんでしょうか?それとも、常にそういう浮沈のサイクルに陥ってしまう?

榎本:ロングテールから起きたヒットがショートヘッドへ移行します。その後が問題なんです。一番儲かっているところにみんながお金をつぎ込むと、まずそこを食い尽くしてしまいます。ショートヘッドにみんなが行ってるので、ロングテールも過疎化。結局どちらもダメになります。

AM、FM、TV、MTVとずっと追ってきましたがいつも同じことをやって、新しいメディアを待望し出す。歴史を知れば、この不毛なサイクルが見えてきますので、避ける方法はないかみんなで真剣に考えられるようになります。Pandoraを連載で詳細に追った理由の一つがそこなんです。Pandoraが作り上げた仕組みというのは常にロングテールの部分が守られていくものだと思います。Pandoraは楽曲の構造やクオリティーなどだけで評価するというレコメンデーションの仕組みなので、お金をつぎ込んでも操作はできないんです。

今まで人類は「トップ40向けのメディアを作っては壊す」ということを音楽に限らず繰り返してきました。メディア構築をソフト・テクノロジーとして捉えるなら、技術力が低かったのです。Pandoraのようなメディアの登場は、ローテクだった時代の終わりが始まったことを象徴しています。この歴史的経緯を伝えたくてPandoraを連載でフィーチャーしました。

佐々木:Spotifyも、フリーミアムモデルが主で広告に依存しなくて済むので、そういうマーケティング的な発想を入れなくてもいいところが革新的なんじゃないかと。

榎本:そのとおりですね。ロングテールとショートヘッドのミッシングリンクがSpotifyやPandora以降の課題と申し上げました。これを解決して、Pandoraのようなロングテールと、MTVのようなパワープッシュが共存したシステムを構築していくとどうなるか。5万枚〜20万枚が崩れないようしっかり維持されるロングテールの仕組みを作った上で、ショートヘッドのミリオンを重ねて乗せていくカタチがを構築することができるようになります。

大賀典雄さんの言葉を読んだのですが、10万、20万枚のアーティストを大切にしてたくさん維持しておく、そうすれば強い、という内容でした。確かに、その上でミリオンやハーフミリオンを出していけば経営組織としては最強です。

佐々木:深いですね。

榎本:音楽のメジャーレーベルに限らず、大手出版、マスメディアも同じことを経験するようになると思います。

佐々木:90年代の終わりにもてはやされたロングテールモデルも、いざふたを開けてみると、結果的に儲かってるのはプラットホームをつくっているAmazonだけじゃないかということも言われましたが、榎本さんからすると、そこからもう一段階先があると。

当時のレコメンドって、今もAmazonでやっている協調フィルタリングしかなかったですし、その後出てきたソーシャルのレコメンデーションももちろん有効ではあるけれど、やはりショートヘッドの方に偏りがち。そして、やっと最近台頭してきたPandora的なビッグデータ解析によるアルゴリズムのレコメンデーションがロングテールの部分を強烈にすくい上げる効果を持っていることが分かり、今後はここが進化することによってショートヘッドに移行しないままロングテールのビジネスモデルを維持させる仕組みを実現できるようになる。

榎本:ウェブの連載には掲載していないんですけど、実はlast.fmを扱った章があったんです。last.fmには、ハイプチャートという、いわゆる赤丸急上昇中のチャートがあります。last.fmの中で急に再生回数が上がってくるものを拾い上げたチャートですね。この仕組みのおかげでArctic MonkeysのようにLast.fmからメジャーデビューしていく事例も出てたんですね。残念ながら、last.fmはCBSに買収されて以降、構造が崩れてしまったんですが…。

とはいえ、そういうロングテールからミドルボディへ持っていく仕組みをlast.fmは持っていたんです。そのうえで更にミドルボディーからショートヘッドに持っていく仕組みが出来上がれば、マーケティングがメディアの寿命を食いつぶす問題は、歴史的な解決を見ると思います。

佐々木:ロングテール、ミドルボディ、ショートヘッドのそれぞれが移動自由な状況で、ひとつのエコシステムが完成されていくイメージですよね。

榎本:そうです。最終的なものはおそらく映像においてだと思っています。次世代型MTVといわれているVEVOも、まだ完成形ではないです。それを越えていくもの、例えばiモードがスマートフォンの先ぶれだったというように、YouTubeも最終的なものの先ぶれなんじゃないかなと思っています。

佐々木:現在、新しい楽曲に出会う6割はYouTube経由というようなデータが以前出ていましたね。

榎本:加えて、アメリカや日本で音楽メディアとして最も使われているのはYouTubeということになっています。ですが、連載でも触れたようにこれまでの音楽メディアと比べるとYouTubeには弱点もたくさんあるんです。

佐々木:それはどの点が?

榎本:例えば、一人あたりの平均使用時間が十数分しかないんですね。ラジオやテレビだと40分以上あります。そう考えると、その中で紹介される曲数はかなり限られてしまう。さらに、そこからの関連動画もだいたい同じアーティストになっていて、あまり拡がりがないんです。

佐々木:確かに。レコメンドでいうと貧弱ですよね。

榎本:動画共有でPandora的な仕組みはまだ実現できていないんですね。最近では、ライブ中継やオンデマンドで企画的なにぎやかしも入ってきましたが、その仕組みは、僕が十数年前に現場でやっていたスキームと大差ありません。

VEVOはYouTubeの中身を音楽ビデオに限定しただけなので、YouTubeとさして変わらない。そういう意味では、ニコニコ動画の方がまだ新しくて、次のステージに近いものを持っていると思うんです。滞在時間の長さを実現しているところは、ニコニコがYouTubeよりも未来に近い点ですね。

佐々木:またニコニコの特殊なところは、ひとつの小さなコミュニティーが無数にできあがっている構造ですよね。これは実は他のメディアにはない構造なんです。ユーザー同士、リスナー同士の顔が見えるようなコミュニティーのあり方というのはそれこそ新しいと思っていて。

榎本:そうですね。ただニコニコの仕組みには、その小さなコミュニティーがどんどんくっついて共振・共鳴が起こっていきなり規模が大きくなるような仕組みというのは多分組み込まれていないと思います。それは次の段階だろうと。

佐々木:それは自然発生的かもしれないですね。ドワンゴに関しては、また本を書くつもりでずっと取材をしているんですけど、コンテンツプロデューサーの横澤さんは優秀な素晴らしい人で、テレビの再構築みたいなことをやっているんですね。マスメディアをつくりたいと。でもテレビのように全員が同じ番組を見るマスメディアでなくて、無数の人が無数の何かを見ていて、でも総体としてはそれ自体がマスになっているマスメディアを作ろうということをやっていて。すごく面白いマスメディアの未来像だと感じます。

ニコニコ的にコミュニティー化していく方向性とPandora的なアルゴリズム寄りのレコメンデーションが進化していく方向性が、最終的にどのように融合していくかには、非常に関心があります。

榎本:last.fmは一時期それに近かったんですね。創業者は定額配信の取り込みに着手しようと考えていましたし、Last.tv構想を持っていました。しかし、CBSに買収された直後にリーマンショックが起こって、おしなべて子会社を黒字化しないといけなくなったんです。それで成長戦略から、あまりにも早く資金回収のフェーズに切り替わりました。それで自由を奪われた創業者チームが会社から出ていってしまった。実際にはライバルのPandoraはそこから何倍にも大きくなっていったので、回収フェーズへの移行が早すぎたのです。そうすると、CBSから取締役陣が来て、既存ビジネスのジレンマがそのままlast.fmに流れ込み、動きがピタリと止まったんです。last.fmはSNSそのものの先駆け的な存在でもあったのですが。

佐々木:榎本さんの記事によると、音楽系のSNSはあまりにも重たいアプリが最悪の結果を招いたということですけど。

榎本:SNSに限らずソーシャルメディアには、もうひとつ課題があります。音楽を通じたコミュニケーションというのは言葉によるコミュニケーションとはちょっと違うところがあるんですね。音楽を言葉で伝えるには特殊な才能が必要で、例えば普通の人だと「この曲いいよね」とか「この曲好き」ぐらいしか表現ができない。シェアーするURLにつけるキャッチが難しいのです。

僕自身、音楽を文章で表現する仕事も一時期していましたが、あれを一般の人に押し付けるのは酷な気がします。turntable.fmSOUNDROPは、そうした課題を解決しながらコミュニケーションを促しています。

<続きの記事>「未来は音楽が連れてくる」榎本幹朗氏 × 佐々木俊尚氏 特別対談【後編】

関連リンク
Musicman-NET 特別連載企画『未来は音楽が連れてくる』

DEPAPEPE、上野公園水上音楽堂で久々の勝利宣言を叫ぶ

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“世界ウェザー級タイトルマッチ”DEPAPEPE 雨男 vs 野外が8月30日 上野恩賜公園水上音楽堂で開催した。

“世界ウェザー級タイトルマッチ”DEPAPEPE 雨男 vs 野外はDEPAPEPEが毎年恒例で行なっている野外ライブ。実はDEPAPEPEと言えば、野外でライブを行うと雨が必ず降ると言われており、周囲からは雨男と言われ続けており、過去の戦績はというと、晴れたのは一度だけ、その他の公演は雨が必ず降っておりDEPAPEPEにはそうとう分が悪い成績を残してきた。

その汚名を返上すべく、Daiwa Sakura Aid presents DEPAPEPE 雨男 vs 野外 シリーズ 2014と題して今年も雨と勝負するライブがおこなわれた。勝利の定義は、公演中に雨が降ると負け。開演前や終演後に雨が降ったとしてもそれは、関係しないルール。

前週に行われた8月23日 京都国立博物館公演ではDEPAPEPEが登場し、ギターをポローンと鳴らすと空からはゴロゴロ雷が相づちを打つという負けっぷり。8月30日 上野恩賜公園水上ステージでのリベンジが期待された。

結果から言うと、今回ばかりはDEPAPEPEの大勝利。午前中に降っていた雨も午後からは晴れへと変わり、時折夏の日差しが差すといったすっかり夏空となった。

DEPAPEPE三浦はMCで「ついにやりました!今回は僕らの完全勝利ですよね」と勝利宣言をすると約1000人のオーディエンスは大いにわいた。

DEPAPEPE徳岡は「いやいや、何があるかわからないのがDEPAPEPEのライブです」これにはオーディエンスも大爆笑、しかしながらアンコールの最後の最後まで1滴の雨も降らずのDEPAPEPEサイドの大勝利で全19曲(アンコール2曲)の幕をおろした。

リリース情報

アルバム「Kiss」
2014年8月27日発売
通常盤 CDのみ SECL-1567 2.963円+税
初回生産限定 CD+DVD SECL-1565〜6 3.241円+税
※Kiss PV、PVメイキング映像収録 DVD付き

関連リンク
DEPAPEPE Official YouTube Channelhttp://www.youtube.com/user/depapepeSMEJ
DEPAPEPE Official WEB SITEhttp://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/depapepe/

SCREW、Bass ルイが年末のライブをもって脱退

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先月末にニューアルバム「PSYCHO MONSTERS」を発売し、各方面から高評価を得ているロックバンドSCREWのBassルイが年末のライブをもってバンドから脱退することが発表された。

『SCREWを愛して下さっている皆様へ』

春頃、今後の自分の人生と音楽との向き合い方について考える時間がありました。
何ヶ月もメンバーと話し、考える時間もたくさんもらい、その期間を経て、
今後の自分の人生を改めて考え直した結果、違う道を進む決断をしました。

SCREWと日々向き合い、SCREWと共に生き、バンド活動をするのは12月28日で最後にしようと思います。
仲違いをしてこの場所を離れるわけではないので、寂しい気持ちもありますが、
周りのみんなが背中を押してくれたので、今後は自分のやってみたいとこに挑戦して生きて行こうと決めました。

今こういう事を言うべきか迷うのですが、昔から興味のあった
ファッションデザイナーという夢を追いかけてみようと思っています。

僕の考えや気持ちを理解し背中を押してくれた
メンバーとマネージャー、社長をはじめ事務所スタッフのみなさんには
本当に感謝しきれないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。

こういう形になったからといって、やる気がなくなっているわけではないので、
もうすぐ迎える台湾公演そして9/13から始まるワンマンツアーは今まで以上に頑張って楽しみたいと思います。

鋲ちゃん、和ちゃん、マナさん、ジンちゃん、
この4人に出会えて一緒に音楽が出来て、本当に幸せです。

今後は、SCREWをみんなと同じ気持ちで応援していけたらと思います。

最後に今まで携わってくれたスタッフチームや関係者のみなさま、
応援してくれていたファンのみなさまに改めて感謝です!
本当に夢のような幸せな日々でした。

12月28日までひとつひとつの事をとにかく一生懸命頑張りますので、
最後までどうぞよろしくお願い致します。

SCREW ルイ

『SCREWを支えて下さっている皆様へ』

この度、2010年より共に活動してきたベースのルイが音楽活動を卒業しアパレル関係に専念する為、脱退する事となりました。

メンバー、スタッフ全員で何度も話し合いを重ねた結果、ルイの気持ちを受け入れ背中を押す事にしました。

皆様には突然の報告となりましたが、12月28日の渋谷AiiA Theater Tokyoまではこの5人で活動していく所存です。

これまで苦楽を共にしてきたメンバーと離れる事は非常に残念ですが、残り僅かな時間を今まで以上に大切に取り組んで行きたいと思います。

ルイとは別々の未来に進む事になり、今後は4人での活動になりますが皆様の変わらぬご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

SCREW 鋲・和己・マナブ・ジン

SCREWは今週末、初の台湾ワンマンライブを控えており、9月13日からは新横浜NEW SIDE BEACHI!! を皮切りにアルバムを引っ提げて25公演の全国ツアーがスタートする。ツアーファイナルの12月28日 渋谷AiiA Theaterを最後にルイはバンド活動に終止符を打ち、アパレル業に専念する。

なお、SCREWは当分4人体制で活動をしていくとのこと。

ライブ情報
SCREW ONEMAN LIVE『徘徊ノ蠍』 in TAIPEI
9月06日(土) THE WALL 公館

TOUR2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD
9月13日(土) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
9月15日(月・祝) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心 VJ-3
9月21日(日) 柏ThumbUp
9月25日(木) 広島ナミキジャンクション
9月27日(土) 熊本DRUM Be-9 V2
9月28日(日) 福岡DRUM SON
10月03日(金) 札幌COLONY
10月04日(土) 札幌COLONY
10月08日(水) 仙台MACANA
10月12日(日) 名古屋ell FITS. ALL
10月14日(火) 米子laughs
10月16日(木) 岡山IMAGE
10月17日(金) 松山サロンキティ
10月19日(日) OSAKA MUSE
11月03日(月・祝) 新潟BLACK STAGE
11月05日(水) 金沢AZ

TOUR2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD
[METEMPSYCHOSIS]
11月16日(日) 渋谷TSUTAYA O-nest
11月23日(日) 渋谷eggman
11月24日(月・祝) 渋谷TAKE OFF 7
11月30日(日) 渋谷REX
12月06日(土) 渋谷GARRET udagawa
12月07日(日) 渋谷STAR LOUNGE
12月14日(日) 渋谷TSUTAYA O-Crest
12月20日(土) 渋谷CYCLONE

TOUR2014 INNER PSYCHOLOGICAL WORLD
[TOUR FINAL]
12月28日(日) 渋谷AiiA Theater Tokyo

イベント情報
NEW ALBUM『PSYCHO MONSTERS』INSTORE EVENT VIBRATION Vol.6
9月23日(火・祝) 18:00~ 【会場】ZEALLINK大阪
9月26日(金) 19:00~ 【会場】スカルローズ熊本
9月29日(月) 19:00~ 【会場】スカルローズ福岡店
10月2日(木) 18:30~ 【会場】音楽処
10月5日(日) 14:00~ 【会場】札幌ステラプレイス
10月7日(火) 19:00~ 【会場】リトルハーツ仙台 
10月11日(土) 17:00~【会場】タワーレコード名古屋近鉄パッセ店

関連リンク
SCREW オフィシャルサイト:http://www.pscompany.co.jp/screw/
SCREW レーベルサイト:http://www.tkma.co.jp/j_pop/screw/

JUJU、10周年イヤー新章スタートを飾るニューシングル「ラストシーン」MV公開

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JUJUの10周年イヤー新章スタートを飾るニューシングル「ラストシーン」のMUSIC VIDEOが本日9月2日に、オフィシャルYouTubeチャンネル、GyaO!、オフィシャルHPにて公開された。

「ラストシーン」は、NHKドラマ初主演の広末涼子×NHKドラマ初主題歌のJUJUのNHKドラマ10『聖女』主題歌として、放送スタートと共に話題を呼んでいる楽曲。

このMVは、10周年の第一弾シングルということもあり、JUJUが改めて歌唱することに向き合った渾身の作品。ボーカルだけでなく、目線、動き、口元、その全てがJUJUならではの“ラストシーン”を表現するアートとなっている。

ボーカルを支える総勢12名のストリングス・ユニットによるパフォーマンスは、スポットライトに照らし出され、怪しくもスリリングなストリングスで、JUJUのパフォーマンスを高揚させている。

映像内では、ドレスを纏ったシーンとスーツを纏ったシーンがあり、その二面性がこの曲のドラマ性に拍車をかけている。スーツ姿は、今年のファッショントレンドであるマスキュリンな(男らしい)魅力を表現。そして、最後は白いドレスが赤に染まる!?そんな衝撃がこの曲には似合う。

闇と光、白と赤のバラ、冷静と情熱。そして男と女。いつも隣同士の価値、だがそこに潜むスリリングさを描くことを表現したミュージックビデオに仕上がった。

JUJU「ラストシーン」MV (short ver.)

リリース情報
「ラストシーン」
2014年9月17日発売

【初回生産限定盤】AICL-2727~8 2,000円(税込)

【通常盤】AICL-2729 1,258円(税込)

ツアー情報
JUJU 10th Anniversary Act #03
「JUJU SUPER LIVE 2014 -ジュジュ苑 10th Anniversary Special-」
会場:さいたまスーパーアリーナ
日程:10月12日(日)
時間:Open 14:00 / Start 16:00
チケット一般発売日:9月6日(土)
※リクエストテーマ「TIMELESS」として楽曲リクエスト受付中

オーディション情報
JUJU×DAM ROAD TOジュジュ苑オーディション
10月12日(日)開催 「JUJU SUPER LIVE 2014 -ジュジュ苑 10th Anniversary Special-」のさいたまスーパーアリーナのステージでJUJUと一緒にデュエット出来るオーディションを実施致します。
DAM設置のカラオケ店舗でDAM★とも動画・録音をして、DAM★ともサイトから応募してください。(カラオケ入室前にDMA★ともができるかご確認ください)
厳正なる審査の上、10名による決勝戦(10月11日(土))を実施し、デュエットする1名を決定致します。
募集期間:9月1日(月)〜9月30日(火)
課題曲:ラストシーン
詳細:http://www.clubdam.com/app/damtomo/common/page.do?type=damtomo&source=A00284&subType=audition

番組情報
JUJU 10th Anniversary Special
11月22日WOWOWにて放送
http://www.wowow.co.jp/juju/

関連リンク
JUJU オフィシャルサイトhttp://www.jujunyc.net/
JUJU facebookhttps://www.facebook.com/jujusonymusic

Slow Music Slow LIVE ’14 in 池上本門寺ライブレポート

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11回目を迎えたSlow Music Slow LIVE ’14は、心配された雨がライブ中に一度も降らず、オーディエンスも出演アーティストも大いに音楽と都会の自然を楽しんで、大盛況の3日間となった。

初日8月29日の“Mysterious Moon” は、Salyuと中納良恵(from EGO-WRAPPIN’)という強烈な個性を持つ実力派女性アーティストの、夢の対バンだ。オープニング・アクトの久和田佳代は、昭和歌謡のテイストを強く持つボーカリスト。“リズム歌謡”というパンチの効いたスタイルで、笠置シヅ子のカバー「買い物ブギ」や、上京して初めて書いた「春になったら船に乗れ」を歌い、会場を沸かせた。

満場の期待の中、現われた中納良恵は「今日は一人ぼっちでやってきました」とピアノの前に座って1stソロ・アルバム『ソレイユ』から「夢」を弾き語る。エンディングでは自分のコーラスをサンプリングして“一人コーラスグループ”を演出して、会場を酔わせた。「ソレイユ」からはドラムが加わって、シンプルながら充実したサウンドを聴かせたのは、さすが。EGO-WRAPPIN’ とは異なる繊細でキュートな魅力を見せつけた。

Salyuも、バックは小林武史のグランドピアノのみ。いきなり「回復する傷」から“本題”に入る。二人だけのステージだけに、小林が一方的にサポートするわけではない。たとえば二人が盟友でありながら、ライバルとしての火花を散らした「アイニユケル」が最高にスリリングだった。

アンコールは3人で、カーペンターズのカバー「Close To You」。Aメロを中納とSalyuが交代で歌い、サビはハモるという超豪華セッション。柔らかな中納の声と、シャープで硬質なSalyuの声の対比が見事だった。小林はここではしっかりサポートに徹して、ハイクオリティのエンディングとなった。

30日の“Rainbow Beat”は、これまでのSlow Music Slow LIVEでお馴染みのメンツが揃った上に、佐野元春が初参戦して話題の日となった。

オープニング・アクトの古川本舗は、男女2人のボーカルを擁する7人編成。カホーンやスタンディング・ベースを使って、大らかなアコースティック・ロックを演奏する。そんなサウンドにワルツがぴったりマッチした「Hail against the barn door」が楽しかった。

ハンバート ハンバートは “夫婦デュオ”としての風格が出てきた。「夏を締めくくるお祭りです」と言って歌い始めた「Shall we dance」は初々しい恋の歌。一方で、すれ違い始めたカップルの歌「ぶらんぶらん」もいい。悲しい物語をユーモラスに描く、持ち味全開のステージとなった。

土岐麻子は、「今回は贅沢させてもらいました」と言うように、バックのギターはペトロールズの長岡亮介、ピアノは世武裕子という、ともにシンガーソングライターの二人。それに土岐が加わるハーモニーが絶妙で、「Mr.Sandman」や「トーキョー・ドライブ」など非常に洗練された音楽でオーディエンスを楽しませた。

昨年、初出演して大きな反響があったCaravanが、今年はトランペットとスタンディング・ベースを従えて登場。何事にも縛られないボヘミアンならではの、旅をテーマにした歌を次々に。「ハレルヤ」は雄大なロマンを感じさせて、今年も大きな拍手を浴びていた。

BONNIE PINKはすっかりSlow Music Slow LIVEに定着したメンバー。会場とオーディエンスの様子を知り尽くしたステージングで素晴らしいライブを展開する。1曲目の「So Wonderful」からキュートな歌声で魅了。アコギ1本をバックに歌った「Grow」は情感豊かで素晴らしく、「またこのステージに戻ってきたいと思います」と名残惜しそうに語って去った。

ORIGINAL LOVEも常連の一人。登場しただけで大歓声が上がる。それを受けて、田島貴男はドブロギターのボディを叩き出す。このところ、普通のアコギを叩いたり弾いたりしてループを作って演奏する手法が流行っているが、ドブロをループに使うとは。しかも、その音が抜群にいい。さすがORIGINAL LOVEだ。のっけから観客のハートをつかんで、最高のパフォーマンスを見せたのだった。「ウイスキーが、お好きでしょ」をセクシーに歌うと、会場は大盛り上がり。終わった後、フードコートの白州を使用したハイボールが、飛ぶように売れたのは言うまでもない。

トリには、佐野元春&The Hobo King Bandが、ついに本門寺に初登場。この日、最大の歓声が上がる。すると佐野はそれに応えて、何とチェロ入りの編成でオープニングの「ヤァ!ソウルボーイ」から柔らかなタッチでじっくり盛り上げていく。このところ『SOMEDAY』、『VISITORS』と名作アルバムの完全演奏を成功させ乗りに乗る佐野元春の、“大人の野外ライブ”を意識したセットリストだ。穏やかだが、情熱的なライブとなった。「約束の橋」など、過去の曲がスペシャルなアレンジで演奏される。それは夜の虹のように、見えない色彩で初秋の空をいろどり、満員のオーディエンスをしばし夢の世界へ導いたのだった。

最終日、8月31日は"Originator’s CAMP"。高橋幸宏ファミリーが集結し、音楽好きのオーディエンスが詰めかけた。

オープニング・アクトは、藤原さくら。「この3日間、皆勤賞です。全部のライブを観ました」と挨拶して、Slow Music Slow LIVE初参加の歓びを込めて歌う。歌詞の世界は暗いのだが、太くて豊かな声が彼女の可能性を示していて、印象的なパフォーマンスとなった。

チャラン・ポ・ランタンは成長のスピードを感じさせた。バンドの紹介を兼ねた「忘れかけてた物語」でライブをスタートさせると、植木等のカバー「スーダラ節」など、ノスタルジックで特異なキャラクターを全開にする。“スロー”とは決して言えない持ち味を逆手にとって盛り上げたのは見事。最後の「愛の賛歌」で実力をチラリと見せる演出も決まっていた。

一転して青葉市子は、シニカルで美しい世界を現出させる。弾き語りで4曲歌った後、ゲスト・ギタリストの小山田圭吾が加わった「日時計」は、非常にインスピレーションに富んだ内容で、オーディエンスに白昼夢を見せるほどだった。鋭いリリックと、エフェクトを駆使したサウンドは、たった二人で空の色さえ変えてしまいそうな迫力があった。

Curly Giraffeと高田漣のコンビは、生楽器と声で形作る音楽の良さを堪能させてくれた。高田の操るマンドリン、ペダルスティール、バンジョーが、Curlyの声を見事に彩る。海外のシンガーソングライターの良さを徹底的に追求しながら、本門寺に似合うサウンドを奏でるのは、高い実力の証明だろう。ラストの「96708」は堀江博久がピアニカで参加して、いつまでも聴いていたくなるセッションが展開された。

このイベントの常連になっている持田香織は、アコーディオンとコントラバスが独特の世界を生む注目の京都のインディーズ・デュオ“mama!milk”を従えて登場。いきなりELTの 「Time goes by」をアコースティック・アレンジで聴かせて、新生面を意欲的にアピールする。ライブの最中にバックとのコミュニケーションがどんどん進化して、ラストの「静かな夜」では、会場を彼女の色に完全に染め上げた。

高野寛は、ドラム宮川剛、ベース鈴木正人のトリオ編成で、ブラジル録音の最新アルバム『TRIO』からの曲を演奏。さらには担当したCM音楽「DAKARA」や、「虹の都へ」「ベステンダンク」を披露して25周年を迎えた喜びをオーディエンスと分かち合う。「夢の中で会えるでしょう」ではシンガロングが起こって、会場を埋めたオーディエンスの高野に対する愛情の深さが伝わってきた。

いよいよ高橋幸宏が、ギター佐橋佳幸とキーボード堀江博久の二人の名手を伴って現われる。注目の1曲目は、ニール・ヤングのカバー「Helpless」だった。オンタリオの空に昇る月と、現代の無力感を描く名曲だ。イベント最後の夜にふさわしいミディアム・バラッドに、会場はしーんと聴き入る。3日間のイベントで最高のオープニング・ナンバーとなった。ゆるゆるとライブを進める幸宏と、秋を感じさせる風のマッチングがいい。オリジナルやランディ・ニューマンのカバーなど、“大人のミニフェス”ならではのステージングとなった。アンコールは高野寛とCurly Giraffeが加わって、トッド・ラングレンの「I Saw The Light」で素晴らしいコーラスワークを聴かせてくれたのだった。

新しい試みも含めて、11年目を迎えたSlow Music Slow LIVE。音楽好きの大人の夏を締めくくるイベントとして、ますます定着、進化していくことだろう。

写真:TEAM LIGHTSOME

関連リンク
「Slow Music Slow LIVE ’14」オフィシャルサイト:http://lultimo.jp/smsl/

夏木マリ 新曲は斉藤和義書き下ろしの「説教ソング」、NHKアニメ『山賊の娘ローニャ』EDに決定

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歌手そして俳優、クリエイターとして幅広く活躍する夏木マリの新曲「Player」は、かねてから親交の深い斉藤和義氏が夏木マリの為に書き下ろした「説教ソング」。作詞・作曲・プロデュース、そしてすべての楽器の演奏、コーラスまでも斉藤和義氏が行った。

元々、斉藤和義氏のファンだった夏木マリ。「ポストにマヨネーズ」など斉藤和義楽曲のカバーをしていることもあり、オリジナルソングを作って欲しいという思いを胸に秘めていた。そして、一緒に食事に行った際に「私の歌を作って欲しい」と夏木マリ本人が斉藤和義氏に直談判。それを快諾した斉藤和義氏が夏木マリとの会話の中で出てきた夏木マリ的生き方、考え方をテーマに、皆とも共有できる「自分への説教ソング」を制作した。

そしてその新曲「Player」はスタジオジブリの「ゲド戦記」「コクリコ坂から」の宮崎吾朗監督が初めてテレビ・アニメ・シリーズを手掛けることでも話題の『山賊の娘ローニャ』(NHK BSプレミアムにて2014年10月11日より毎週土曜午後7:00〜放送開始予定)のエンディングテーマに決定。「千と千尋の神隠し」で湯婆婆の声優を務め、ジブリとも縁の深い夏木マリがこの秋、<Player>として『山賊の娘ローニャ』の世界観を全国に伝える。

<夏木マリ コメント>
長く仕事をしていると、時々いい事がある。
今回、「Player」という新曲が『山賊の娘ローニャ』のエンディングテーマになった。
歌い始めて40年目のご褒美だ。
この曲は斉藤和義氏に楽曲を提供していただき、今現在、私自身プレイヤーとしての思いを
和義さんが作品にしてくれた愛すべき1曲である。
今回期待のアニメ『山賊の娘ローニャ』の主人公ローニャの心意気をサポートできれば幸いだ。
フレッシュな主人公と少し成熟したエンディングテーマ。
老若男女に愛される時間になると、ほくそ笑んでいる。

<斉藤和義コメント>
お話を受けた時にイメージが説教かぁと思い、いろいろなアプローチを考えましたが、
打合せした時に、マリさんが話していたことをICレコーダーにとっていて、それを聞いたら歌になりました。
詞曲を作っている途中に「Player」という言葉を思いつき、インターネットで
マリさんの事を調べていたら、ご自分のジャンルを俳優でも歌手でもなく、「Player」と言っているのを発見して、
それで、ああ、これは呼ばれているから大丈夫だと思った。そこから結構順調に進んでいきました。

番組情報
アニメ『山賊のむすめローニャ』
監督:宮崎吾朗
<NHK BSプレミアム>
【本放送】2014年10月11日(土)スタート 毎週(土)午後7:00~7:25
【再放送】2014年10月15日(水)スタート 毎週(水)午後6:30~6:55
※初回放送は1,2話連続放送の50分拡大スペシャル
※10月15日の再放送は、通常より30分はやい、午後6:00~

リリース情報
『山賊の娘ローニャ』
オープニング「春のさけび」(手嶋葵)/エンディング「Player」(夏木マリ)
2014年11月19日発売
PCCG.70227 1,200円+税
収録曲:
1. オープニング「春のさけび」作詞:宮崎吾朗 作曲:谷山浩子 編曲:武部聡志 歌:手嶌葵
2. エンディング「Player」作詞・作曲:斉藤和義 歌:夏木マリ
3.オープニング「春のさけび」カラオケ
4.エンディング「Player」カラオケ

関連リンク
夏木マリ オフィシャルサイトhttp://marinatsuki.com/
夏木マリ ワーナーミュージック・ジャパン サイトhttp://wmg.jp/artist/natsukimari/


SPIRITUAL BEAST主催のメタル・イベント「JAPANESE ASSAULT FEST」今年も開催、ヘッドライナーにNWOBHMの伝説 SATAN

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ヘヴィメタル/ハードロックをメインとするレーベル、スピリチュアル・ビースト(SPIRITUAL BEAST)主催のイベント「JAPANESE ASSAULT FEST 14」が、11月1日、2日に東京・高円寺HIGHにて今年も開催される。

今年は、ヘッドライナーとして全盛期のメンバーで奇跡の復活を果たしたNWOBHMの伝説 SATANが出演。他にも、日本を代表するストーナー/ドゥームメタルバンド ETERNAL ELYSIUM、今年5月にデビューアルバムをリリースしたカナダのNWOTHMバンド MIDNIGHT MALICE、ニューアルバムをレコーディング中のSOLITUDE、デビューアルバムをリリースしたばかりのスウェーデンのガールズトリオ HEAVY TIGERがアナウンスされている。

昨年は約32年振りの来日となったガールズ・ロック/メタルのパイオニアGirlschoolや、ネオ・スラッシュ・ムーヴメントの異端児VEKTORらを招聘し、大いに盛り上がった同イベント。今後も追加出演者が予定されており、詳細も随時発表されていくとのこと。

JAPANESE ASSAULT FEST 14
11月1日(土)、2日(日)
at 高円寺 HIGH

出演:
SATAN [from UK] - 両日(ヘッドライナー)
ETERNAL ELYSIUM [from Japan] - いずれか一日のみ
HEAVY TIGER [from Sweden] - 両日
MIDNIGHT MALICE [from Canada] - 両日
SOLITUDE [from Japan] - いずれか一日のみ

関連リンク
SPIRITUAL BEAST
SPIRITUAL BEAST facebook

西野カナ 新曲「Darling」、レコチョクアワード月間最優秀賞楽曲賞で3部門首位

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先月8月13日にニューシングル「Darling」をリリースした西野カナが、「レコチョクアワード月間最優秀賞楽曲賞2014年8月度」にて3部門首位を獲得した。

「ダウンロード(シングル)」部門、「着うた(r)」部門、「ダウンロード(アルバム)」部門にて1位を獲得した西野カナ「Darling」は、「着うた」は7月23日から配信を開始、週間ランキングにて初登場1位を獲得、4週連続1位をキープしている。

「ダウンロード(シングル)」は8月13日より配信を開始し、週間ランキングにて初登場1位を獲得、2週連続で1位を更新、8月度に最もダウンロードされた楽曲となった。西野カナ「Darling」は、現在、フジテレビ系「めざましテレビ」のデイリーテーマソングとして、毎週火曜日の「めざましテレビ」でオンエアされ、話題の楽曲となっている。

この楽曲は、お互いに過ごした長い時間があるからこその、飾ることのない二人の愛情表現を描いた、どこかほっこりと温かくキュートなラブソング。お互いの良いところだけでなく、少し呆れるところも、理想とかけ離れたところも全て含めて私には“あなたしかいない”と素直に歌う女性の気持ちは、どこか理想的なカップル像のように思え、自然と心に優しく響く。

現在、この曲の発売を記念した「Darlingギャラリー」という特設サイトがアップされている。みんなにとってのダーリン…彼氏、彼女、お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいいちゃん、友達、ペット、お花etc…みんなにとってのほっこり心温まる写真とメッセージを募集し共有していこうというサイトだ。

集まった作品は、西野カナofficial web番組「KANA CHANNEL」にて紹介し、中でも特に心温まるDarling写真には抽選でスペシャルグッズをプレゼントされる。

西野カナ「Darlingギャラリー」
http://www.kana-darling.com/

リリース情報
シングル「Darling」
発売中

【初回生産限定盤】(CD+DVD)SECL-1549-1550 1,481円+税
初回生産限定盤・特典
1. 西野カナスペシャルライブ10月26日(日)・27日(月)チケット先行抽選予約・応募チラシ封入
2. 「Darling」CDジャケットメイキング& Special Interview DVD付
3. オリジナルジャケット

【通常盤】(CD)SECL-1551 1,165円+税

関連リンク
西野カナ オフィシャルサイトhttp://www.nishinokana.com/
西野カナ オフィシャルfacebookページ:https://www.facebook.com/nishinokanaofficial
USTREAM番組「KANA CHANNEL」:http://www.ustream.tv/channel/kana-channel1

ケツメイシ 新曲「#Music」、トーヨータイヤ新CFイメージソングに決定

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7月23日に約1年7か月ぶりのオリジナルアルバム「KETSUNOPOLIS 9」をリリースし、好調なセールスを上げているケツメイシ。そんな彼らから早くもアルバム未収録の新曲が届いた。

そのタイトルは「#Music」(ミュージック)。この曲、トーヨータイヤのスタッドレスタイヤ新商品「OBSERVE GARIT GIZ(オブザーブ・ガリットギズ)」の新テレビCFイメージソングとなっており、北海道エリアを皮切りに9月13日より順次全国にて放映されるとのこと。ケツメイシらしいキャッチ―なメロディと心地よいテンポ感が、OBSERVE GARIT GIZの製品イメージと見事に合致したCFとなっている。

リーダーの大蔵は「音楽の未来を探す終わらない旅… 隣の席空いてます。」

とこの曲に関して粋なコメントをしている。

なお「#Music」のリリースは現状未定となっているので続報を待とう。

さらにケツメイシはアルバム「KETSUNOPOLIS 9」から既にファンの間では名曲の誉高い人気曲「Made in JAPAN」が、ネッツトヨタのネッツ「ヴィッツorアクア」TVCMソングに決定しておりオンエア中。こちらは北海道地区のみでのオンエアとなっている。

TOYO TIRES
http://toyotires.jp/tvcm/

関連リンク
ケツメイシ オフィシャルサイトhttp://www.ketsume.com/
ケツメイシ 公式Facebookhttps://www.facebook.com/ketsunoface
■CLUBケツメイシ:http://ketsume.mobi

ポルノグラフィティ15周年記念シングル、明日リリース&デビュー記念日に初のニコ生出演

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来週9月8日にメジャーデビュー15周年を迎えるポルノグラフィティの記念すべきシングル「俺たちのセレブレーション」が明日リリースとなる。

1999年9月8日にシングル「アポロ」でメジャーデビューを果たし、それ以降数多くのCDをリリースし、ライヴを重ねてきた。同時に年齢も重ね今年二人とも40才を迎えて、しかも40枚目のシングルリリースになる。今作は、ポルノ史上初のメンバー2人による共作詞となっており、お祭り感満載の1曲だ。

また今年は15周年イヤーということで、これからリリースするシングルのテーマも発表されている。そのテーマとは、【見んさい】 【聞きんさい】 【歌いんさい】 。[見なさい] [聞きなさい] [歌いなさい]の広島弁であるこの“3さい”シリーズ。まずはその第1弾となる【見んさい】シングルが、今作「俺たちのセレブレーション」。

ビデオクリップでは、メンバーが様々な衣装に身を包んでいたり、ちょっとしたステップを披露していたりと、曲調、映像共にお祭り感満載の内容となっている。まさに【見んさい】を体現している作品と言える。今作に引き続き「聞きんさい」「歌いんさい」作品も準備中とのこと。

そして、デビュー15周年を記念してポルノグラフィティがニコニコ生放送に出演することも決定。メンバー2人で出演するのは今回が初。しかも2日間を予定している。最新シングル「俺たちのセレブレーション」リリース日でもある9月3日は、「ポルノグラフィティ15周年記念 全ミュージックビデオ見んさいSP!」と題して、メジャーデビューシングル「アポロ」から最新シングル「俺たちのセレブレーション」までのビデオクリップを一挙に放送する。

そしてデビュー記念日でもある9月8日には、「ポルノグラフィティ15th Anniversary 生出演SP“俺たちでセレブレーシ”」と題してニコ生に初生出演。また、15周年イヤーの締めくくりとして、9月13日にはほっともっとフィールド神戸、9月20日・21日には横浜スタジアムでの野外LIVEを予定している。

番組情報
「ポルノグラフィティ15周年記念 全ビデオクリップ見んさいSP!」
放送日時:2014年9月3日(水)20:00-24:00頃終了予定
番組URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv191179896

「ポルノグラフィティ15th Anniversary 生出演SP“俺たちでセレブレーション”」
放送日時:2014年9月8日(月)20:00-21:00
番組URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv191188184

リリース情報
「俺たちのセレブレーション」
2014年9月3日発売

(初回生産限定盤)SECL1568〜1569 1,600円(税込)

(通常盤)SECL1570 1,300円(税込)

ライブ情報
神戸・横浜ロマンスポルノ
2014年9月13日(土)
ほっともっとフィールド神戸

2014年9月20日(土)、21日(日)
横浜スタジアム

関連リンク
ポルノグラフィティ 15th Anniversary “ALL TIME SINGLES” 特設サイトhttp://alltimesingles.pornograffitti.jp/
ポルノグラフィティ オフィシャルサイトhttp://www.pornograffitti.jp/
ポルノグラフィティ Official Facebook Pagehttps://www.facebook.com/pg.official.jp
ポルノグラフィティ Official Google+ Pagehttps://plus.google.com/+pornograffitti/
■ポルノグラフィティ Official YouTube Channel(※日本国内からのみ視聴可能):http://www.youtube.com/pornograffittiSMEJ/


バンダイビジュアルが公式まとめサイトをスタート 「BVうおっち」

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アニメや特撮、映画など映像ソフトのバンダイビジュアルが、9月2日に同社の関連作品の情報をまとめて届ける新サイト「BVうぉっち」をスタートした。情報サイトではあるが、「BVうぉっち」は“公式まとめサイト”を掲げている。
というのも「BVうぉっち」は独自の企画・コンテンツを持つのでなく、作品ごとの公式など数多いバンダイビジュアルの関連サイトから最新の情報をまとめて紹介しているからだ。文字どおり“公式まとめサイト”の役割を果たしている。

「BVうぉっち」を開いてみると、『ラブライブ!』から『新テニスの王子様』、『宇宙戦艦ヤマト2199』、『攻殻機動隊 ARISE』などの最新情報が盛りだくさんだ。こうした情報はそれぞれの公式サイトにも掲載されているが、全てのサイトを周るのは意外に大変だ。そこで「BVうぉっち」が力を発揮する。
まとめて紹介されることで、いつもチェックする作品以外の気になる情報にも、目が届く。紹介される情報は、アニメは勿論、特撮や映画・ドラマも含まれる。また、Blu‐rayやDVDだけでなく、イベントや新番組など気になる情報が盛り沢山だ。

また、各ニュースには、公式サイトや公式twitterのアドレスが紹介されている。より詳しい情報を知りたい時には、すぐにそちらに移動出来る仕組みになっている。
さらにイベントなどではGoogleマップと連動した地図を持つなど、公式まとめサイトならでは機能を持つ。利用が急増しているスマートフォンやタブレットにもスムーズ対応しており、手軽な情報収集に配慮したデザインも有り難い。少し時間が出来た時、最新情報を確認する際に活躍しそうだ。

バンダイビジュアル公式まとめサイト
「BVうぉっち」
<A Href="http://bvwatch.bandaivisual.co.jp/" Target="_blank">http://bvwatch.bandaivisual.co.jp/</A>

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EXILE TRIBE、シングル・アルバムで2週連続オリコン首位

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EXILE TRIBE名義では初となるアルバム「EXILE TRIBE REVOLUTION」(8月27日発売・rhythm zone)が発売初週で25.1万枚の売上を記録し、9月8日付オリコン週間アルバムランキング(集計期間:8月25日~8月31日)で初登場首位を獲得した。

EXILE TRIBEの首位は、先週9月1日付のシングル「THE REVOLUTION」(8月20日発売)に続き2週連続。シングル・アルバムでの2週連続首位は、シングル「Moment」(2012年8月1日発売)とアルバム「GIFT of SMAP」(2012年8月8日発売)で達成のSMAP(2012年8月13日付)以来2年1ヵ月ぶりの記録となった。

本作「EXILE TRIBE REVOLUTION」は、9月3日の京セラドーム大阪公演を皮切りに行われるドームツアー「EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014 ~THE REVOLUTION~」との完全連動アルバム。ドームツアーで熱唱する14曲を収録している。

関連リンク
EXILE Official Sitehttp://exile.jp/

「a-nation stadium fes.」閉幕、浜崎あゆみ、東方神起らに23万人が熱狂

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8月29日から開幕した「a-nation stadium fes. powered by inゼリー」(東京・味の素スタジアム)が、浜崎あゆみ11度目の大トリで幕を閉じた。

8月30日にはヘッドライナーの東方神起も登場。各日、ジャンルを超えた豪華なアーティストの共演が実現し、総勢23万人のオーディエンスが熱狂した。

トップバッターはMay J.。「今日1日、楽しんでください!」という声とともにまずはヒット曲「Garden」を気持ち良さそうに歌い上げ、「本当の恋を大切にしたいという、強い気持ちで歌っています」というニューシングル「本当の恋」は、ピアノと歌というシンプルなアレンジで、オーディエンスの心に強く刻まれたはず。ラストはもちろん、「Let It Go」[劇中歌/英語歌](映画『アナと雪の女王』主題歌)。2014年を代表する楽曲ともに、イベントの幕開けを華やかに彩った。

続いてはYUKA(Vo)とKOUSUKE MASAKI(G)によるユニット、moumoon。「気持ちいいですねー! 夏の素敵な思い出が、このa-nationと一緒にずっと残り続けますように」(YUKA)というMCのあとは“明るい気持ちは奇跡を起こすでしょう”というメッセージを持つ「Jewel」、柾のエッジの効いたギターとYUKAのエモーショナルなボーカルがひとつになった「LOVE before we DIE」。

質の高いサウンドと表情豊かなボーカルを兼ね備えたmoumoonの魅力をアピールした後は、清水翔太のステージへ。サングラスとキャップで決めた翔太が「YOU&I」を歌い始めた瞬間、会場の空気が変わった。「僕にとっては最後の夏フェス。夏を締めくくる日をみんなと過ごせて、嬉しく思っています」と挨拶した後、レゲエ・テイストにアレンジされた「アイシテル」、デビュー曲「HOME」、そして、サングラスを外し、観客を見つめながら歌った「君が好き」を披露し、天性のボーカル力を存分に発揮した。

浴衣をアレンジした衣装と笑顔いっぱいのパフォーマンスで観客を盛り上げたSUPER☆GiRLSのステージを挟み、ソナーポケットが登場。ソナポケの代名詞とも言えるラブソング「好きだよ。~100回の後悔~」の後は、「ファンファーレ!」「ソナポケ☆DISCO」などのアッパーチューンを次々と演奏し、会場の熱気をさらに上げてみせる。「またお会いする機会があれば、笑顔で再会できるように、この曲を届けます」(ko-dai)という言葉とともに披露された「最終電車 ~missing you~」の感情豊かなボーカルも心に残った。

すっかり日が沈み、風が涼しく感じられる時間帯に登場したのは、日本を代表するヒップホップ・アーティスト、KREVA。ソロ活動10周年を迎えたことを告げ、「まだまだ満足してません。興味ない人、知らない人にもっと伝えたい」とアピールした後、「イッサイガッサイ」へ。“今年の夏が終わって/何が残って何を忘れる”というフレーズは、“夏の終わりのフェス”というシチュエーションにぴったり重なっていた。さらに「Na Na Na」では観客の大合唱を引き出し、イベント全体の一体感を演出。自らのスタイルを貫きながら、すべてのオーディエンスを楽しませる、圧巻のステージだった。

Every Little Thingは伊藤一朗のギター・インスト・ナンバーからスタート。会場の高揚感がアップしたところで持田香織がステージに現れ、ロックテイストの「ファンダメンタル・ラブ」、ラテン・テイストのアレンジを施した「出逢った頃のように」を放つ。イントロが始まった瞬間に大きな歓声が起こった「Time goes by」における、ひとつひとつの歌詞を手渡すようなボーカルも素晴らしい。そして最後は「アホになる気はあるのか!?」というキメ台詞とともに披露された「Dear My Friend」。ノスタルジックなバラードから極上のポップナンバーまで、ELTの奥深い魅力を再認識できるアクトだった。

19時50分。スタジアム全体が真っ赤に染まる中、ついに東方神起のライヴが始まる。洗練されたダンス・パフォーマンスの「SURI SURI [Spellbound]」、攻撃的なビートと強烈なシャウトが響き渡った「SCREAM」でオーディエンスの興奮は一気に頂点へ。「1年ぶりのこのスタジアム、相変わらず熱いですね!」(チャンミン)、「昨日までの雨も上がって、ホントに気持ちいいです。みなさん、一緒に盛り上がりましょう」(ユンホ)と語りかけ美しくも切ないバラードナンバー「I love you」のコーラスワークへと続く。EDM、ロックからバラードまで幅広いテイストの楽曲を自在に表現できる、彼らの音楽性の高さを見せつけられた。

中盤のMCでは、チャンミンから耳打ちされたユンホが「来年、全国5大ドームツアーが決まりました!」といきなり発表。「新しい目標が出来たので、さらにがんばっていきます」と力強く宣言し、大きな拍手と歓声が巻き起こった。

「東方神起はみんなが大好きです!」(ユンホ)、「これからもがんばって歌い続けます!」(チャンミン)という言葉とともに白熱のステージを締めくくった。

ラストを飾る8月31日公演は夏らしい青空に包まれる中、幕を開けた。トップバッターはデビュー9年目にして10回目の出場となるAAAだ。「メンバーの動きひとつひとつに大きなレスポンスを返すオーディエンスたちの姿に宇野実彩子は「嬉しい! みんなを見てるとこっちも盛り上がってくる!」と笑顔で声を上げていた。いち早く披露されたリリース前の最新シングル「さよならの前に」でしっかり歌を聴かせた後は再びアッパーなナンバーを連発。a-nation常連としての貫録を見せつけた圧巻のステージは、フェスの勢いを一気に加速させた。

「□[sayonara_2012]」を口ずさみながらゆったりとステージ上に姿を現したのは、2番手となるm-flo。畳み掛けるアップリフティングなダンスナンバーの数々によって、会場はクラブさながらに大きく揺れる。3曲目「FIND A WAY」では新人女性シンガー・MACOをフィーチャー。聴き手の心をつかんで離さない澄んだ歌声に合わせ、オーディエンスは手を左右に振ってハッピーな景色を創り上げる。DJの☆Taku Takahashiがボーカルを披露する「gET oN!」ではセクシーな衣装の女性ダンサーが多数登場し、ステージに華を添える。「let go」「Show You More」ではMatt Cab登場し、美しい歌声を響かせる。楽曲ごとにボーカルや見せ方を変化させ、様々な世界を作り上げていくのはまさにm-floならではのライヴスタイルであり、それはフェスという場でも大きな威力を発揮することをあらためて実感した次第。

それに続いてステージにあらわれたのは韓国発の7人組・INFINITEだ。日本デビューから約3年というキャリアながらも、その人気は絶大。白い衣装に身を包み、一糸乱れぬダンスを披露する様には割れんばかりの歓声が途切れることなく上がり続けていた。a-nation初出場となるだけに「すごく緊張しています」とリーダーのソンギュは語ったが、そのパフォーマンスは堂々としたもので、グループとしての実力を如何なく発揮していく。

その後に登場したのは、SUPER JUNIOR DONGHAE & EUNHYUKの2人。テーマカラーであるブルーのペンライトの光で会場が染まる中、1曲目「I WANNA DANCE」からテンション高くステージは進行していく。「みなさんの心が熱すぎて、僕たちの心も熱いですね」とドンへが語ったが、まさに会場の空気は目に見えるほど熱く高まっていた。リリースされたばかりの新曲「SKELETON」では、ホラーテイストをコミカルに味付けした独自の世界観を見せた。ラストの「Oppa, Oppa」では楽しいコール&レスポンスも実現した。すべての曲が終わり、ステージを後にするドンへが「叫んでくれ~!」ともう一度客席に投げかけると大合唱。その光景を見て「ナイス!」と発した2人は笑顔でステージを去って行った。

DJ KOOの「待たせたなー!」の一言にスタジアムが大きな歓声に包まれる。a-nationには欠かすことのできない存在、デビュー21年目に突入したTRFがついに登場だ。1曲目の「PUSH YOUR BACK」から、SAM、ETSU、CHIHARUの圧倒的なダンスパフォーマンスと、YU-KIの伸びやかなボーカルが炸裂する。「BOY MEETS GIRL」やメドレーで披露された「CRAZY GONNA CRAZY」「EZ DO DANCE」といった名曲群は時間を経ても色あせることはなく、むしろ常に進化した輝きを持って放たれる。各曲で巻き起こる5万5000人による大合唱は、まさに音楽の力をまざまざと実感させられる瞬間だ。ラストはイントロが鳴っただけで怒号とも言える歓声が上がり、花火の特効がそのテンションをさらに後押しした「survival dAnce ~no no cry more~」。メンバーたちの熱いパフォーマンスに負けじと叫ばれる“yeh yeh”“wow wow”の声がスタジアムから見える夜空に向かって高らかに鳴り響く感動的な光景を描き出していた。

2014年、国内でのa-nation“stadium fes.”の大トリを飾ったのは浜崎あゆみ。妖艶な黒のボディスーツ姿の浜崎が登場、ポールを使ったダンスを見せながら「STEP you」「XOXO」の2曲を披露していく。白いロングドレスに着替えた後は一転、「BLUE BIRD」といった爽やかなナンバーで心地よい歌声を響かせた。さらに衣装チェンジをすると、今度は浴衣姿でフロートに乗り込み、アリーナを周回しながらキラーチューンを連発。再びステージに戻った後は、「Lelio」「You & Me」、そしてラストの「July 1st」ではこの日一番の大合唱を携えたハッピーな光景を作り出して11年連続で大トリを飾った浜崎あゆみがエンディングを見事に演出した。

今年のa-nationは“stadium fes.”3日間で23万人を動員。さらに渋谷を舞台に7日間繰り広げられた“a-nation island”を合わせるとトータルで約60万人の来場者数を記録し、熱狂の中、幕を閉じた。

関連リンク
a-nation
avex


Da-iCE 1stアルバム「FIGHT BACK」詳細発表、LIVE DVD発売も決定

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日本発、4オクターブ ダンス&ボーカルグループ、Da-iCE(ダイス)が、10月15日に発売する1stアルバム「FIGHT BACK」の詳細と、同日にLIVE DVD「Da-iCE LIVE TOUR 2014 -PHASE 2-」を発売する事を発表した。

今作は、既発シングル「SHOUT IT OUT」「TOKI」「ハッシュ ハッシュ」はもちろんの事、インディーズ時代から彼らが披露してきた「BOMB」「Noise」「Did you know?」や、albumと同タイトル曲「FIGHT BACK」、そして、9月8日よりUULAで配信がスタートする累計発行部数750万部の大ヒット恋愛漫画『僕の初恋をキミに捧ぐ』の主題歌に決定した「I still love you」等、“全曲シングル候補だった”という全11曲が収録される。

「FIGHT BACK」は3タイプ用意されており、初回盤Aに付属するDVDには、シングル「SHOUT IT OUT」「TOKI」「ハッシュ ハッシュ」のミュージック・ビデオと、ダンス・エディットをそれぞれ収録。そして、同時発売されるLIVE DVD「Da-iCE LIVE TOUR 2014 -PHASE 2-」のダイジェスト映像を収録。

初回盤Bに付属するDVDには、メンバーが企画・プロデュースした完全撮り下ろし映像「ふざけちゃって五面なサイ」を収録。こちらはいつものDa-iCEとは違い、素のDa-iCEを楽しめる内容になっている。通常盤はCDのみとなるが、なんとDa-iCEからのプレゼントとして、初回出荷分のみ初回フラッシュプライス盤(1980円)が用意される。

LIVE DVD「Da-iCE LIVE TOUR 2014 -PHASE 2-」は今年Da-iCEがメジャーデビュー後初めて行った全国TOUR「Da-iCE LIVE TOUR 2014 -PHASE 2-」のEX THEATER ROPPONGIで行われたファイナル公演の模様を完全収録した内容となっている。また、TOURに密着したDa-iCEの裏側を楽しめる映像も収録されている。

そして、Da-iCEの新アーティスト写真、1stアルバム「FIGHT BACK」のジャケットデザイン、LIVE DVD「Da-iCE LIVE TOUR 2014 -PHASE 2-」のジャケットデザインが解禁となっている。

リリース情報
アルバム「FIGHT BACK」
2014年10月15日発売

初回盤A【CD+DVD】UMCK-9703 3,796円+税

初回盤B【CD+DVD】UMCK-9704 3,796円+税

通常盤【CD only】UMCK-9705 初回フラッシュプライス 1,980円+税
※初回終了以降"UMCK-1496 2,759円+税に切り替え

LIVE DVD「Da-iCE LIVE TOUR 2014 -PHASE 2-」
2014年10月15日発売
UMBK-1215 4,000円+税

関連リンク
Da-iCE オフィシャルサイトhttp://da-ice.jp/
Da-iCE レーベルサイトhttp://www.universal-music.co.jp/da-ice

河西智美、4thシングル「今さらさら」MV&アートワーク解禁

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元AKB48で、現在はソロアーティストとして活動している河西智美の4thシングル「今さらさら」Music Video、アートワークが解禁された。

前作「キエタイクライ」では、キマグレンが作詞・作曲を担当し、アイドルからソロアーティストとして変身を遂げた河西智美が贈る4thシングルは、複雑に揺れる友情と恋心を描いた歌詞と瑞々しく爽やかなメロディーが印象的な、セツナさ全開のラブソングとなった。また、「今さらさら」のカップリング3曲の作詞は、河西智美が担当している。

今回公開したMusic Videoは、丸山健志監督が担当。艶っぽく、大人びた河西智美が歌詞の世界観を表現しており、ソロアーティストとして確実に歩みを進めている彼女を楽しめる作品となった。

なお、4thシングル発売における全国握手会の日程も決定している。

河西智美「今さらさら」Music Video

リリース情報
4thシングル「今さらさら」
2014年9月17日発売

Type-A<CD+DVD> CRCP-10318 1,524円+税

Type-B<CD+DVD> CRCP-10319 1,524円+税

Type-C<CD> CRCP-10320 1,524円+税

イベント情報
4th「今さらさら」全国握手会
9月21日(日)東京地区

関連リンク
河西智美 オフィシャルブログhttp://ameblo.jp/xanadu48/
河西智美 メーカーオフィシャルhttp://www.crownrecord.co.jp/artist/kasai/whats.html
河西智美 ファンクラブ情報http://kasaitomomi.jp/regists/index/

SEBASTIAN X 永原真夏、映画『イン・ザ・ヒーロー』重要シーン挿入歌を高らかに歌う

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エイベックス内の新レーベルONECIRCLEからメジャーデビュー作「イェーイ」を10月22日に発売することをアナウンスしたSEBASTIAN X。そのVo.永原真夏が、9月6日に東映系全国200館規模で公開となる映画『イン・ザ・ヒーロー』の挿入歌「1500円のオトコ」を歌っていることが明らかになった。

『イン・ザ・ヒーロー』はアクション映画やヒーローものの特撮などで、顔を知られることなく活躍する“スーツアクター”にスポットを当てた作品。主役のベテランスーツアクター・本城渉を唐沢寿明が演じ、当初は生意気な態度を取りつつも、やがて本城の生きざまに影響され成長していく若手俳優役・一ノ瀬リョウを「仮面ライダーフォーゼ」やNHKドラマ「あまちゃん」でブレイクした福士蒼汰が務める。

『フラガール』『パッチギ!』の製作者・李鳳宇がエグゼクティブプロデューサーと共同脚本を担当し、『黄金を抱いて翔べ』等の井筒和幸監督作で演出補を務めた武正晴が監督を務め、黒谷友香、寺島進、小出恵介、杉咲花、イ・ジュンイク、加藤雅也、松方弘樹、和久井映見ら多彩な共演陣が脇を固める。

永原の歌声を聴いた映画エグゼクティブプロデューサー李鳳宇からのオファーを受けて実現した今回のコラボレーション。永原が歌う「1500円のオトコ」は映画の中の重要なシーンで流れるとのことだ。

現在、YouTubeの東映映画チャンネルでアップされた、タレントの大久保佳代子(オアシズ)が熱いコメントを寄せる映像で、永原が歌う「1500円のオトコ」が本邦初公開になっている。

なお、同映画の主題歌は吉川晃司の「Dream On」が起用されている。

映画『イン・ザ・ヒーロー』大久保佳代子コメンタリー映像

(「1500円のオトコ」は1:00あたりから)

映画『イン・ザ・ヒーロー』情報
2014年9月6日全国ロードショー
http://in-the-hero.com/

関連リンク
SEBASTIAN X オフィシャルサイトhttp://sebastianx.info/
SEBASTIAN X Twitter@sebastianx_jp
SEBASTIAN X 永原真夏(Vo.)Twitter@manatsu_injapan
SEBASTIAN X 飯田裕(Ba.)Twitter@SEBA_iida
SEBASTIAN X 沖山良太(Dr.)Twitter@okymd
SEBASTIAN X 工藤歩里(Key.)Twitterhttp://twitter.com/KudoAriri

乃木坂46 若月佑美の2作品が「二科展」同時入選、芸能人初の快挙

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東京・国立新美術館で本日から開催された「第99回二科展」にて、乃木坂46の若月佑美がデザインした作品が3年連続で入選した事がわかった。

なお今年は、「自由」をテーマにしたA部門と、「ユニセフの活動」をテーマにしたC部門の2部門に同時入選。1941年から続く99回の歴史の中で、芸能人の2作品が同時に入選するのは初の快挙となる。

今年の5月末から6月中旬にかけて、赤坂ACTシアターで開催された乃木坂46舞台公演「16人のプリンシパル trois」公演期間中に、デザイン画を制作したという若月佑美。「将来、このデザイン画を生かしたお仕事も出来たらいいと思っているので、その目標に向かって頑張っていきたい」と、アイドルだけでなくデザイナーとしての意欲も満々。“二足のわらじを履いた”アイドルが誕生する日もそう遠くない。

「第99回二科展」
http://www.nika.or.jp/top/nikaten.html

リリース情報
「何度目の青空か?」
2014年10月8日発売
【初回仕様限定(CD+DVD)盤】
Type-A:SRCL-8621〜8622 1,650円(税込)
Type-B:SRCL-8623〜8624 1,650円(税込)
Type-C:SRCL-8625〜8626 1,650円(税込)
【通常盤:SRCL-8627 1,050円(税込)】

関連リンク
乃木坂46 オフィシャルサイトhttp://www.nogizaka46.com/
乃木坂46 オフィシャルYouTubeチャンネルhttp://www.YouTube.com/nogizaka46SMEJ

amazarashi フルアルバム「夕日信仰ヒガシズム」のレコ発ツアーを発表

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青森在住の秋田ひろむを中心とするバンドamazarashiが、10月29日に3年ぶりにリリースするフルアルバム「夕日信仰ヒガシズム」を携え全国ツアーを開催する事を発表した。

今回のツアーは、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌に加え、仙台、新潟を追加した7カ所で行われる予定。本日9月3日より、amazarashi モバイルサイト「APOLOGIES」にてチケットの先行販売、9月9日よりオフィシャルHP先行販売が開始される。

ツアー情報
amazarashi LIVE TOUR 2014「夕日信仰ヒガシズム」
11月1日(土)なんばHatch
11月3日(月、祝)Zepp Nagoya
11月15日(土)Zepp Tokyo
11月23日(日)新潟Lots
11月24日(月、祝)仙台Rensa
11月29日(土)Zepp Sapporo
12月21日(日)Zepp Fukuoka
Open/Start 17:00/18:00
前売5,000円(消費税込み/ドリンク代別)
当日6,000円(消費税込み/ドリンク代別)
<会員先行チケット販売>
amazarashi mobile サイト「APOLOGIES」
http://m.apologies.jp/
9月3日(水)18:00~9月8日(月)18:00(購入者は会員限定)

リリース情報
アルバム「夕日信仰ヒガシズム」
2014年10月29日発売
初回生産限定盤 AICL-2753〜2754 3,333円+税
DVD、スリーブ、詩集、特殊ブックレット封入
通常盤 AICL-2755 2,778円+税

関連リンク
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