posted by Jay Kogami
Spotifyは学校教育を救う
Music Education Hackathon
人の生活を変える素晴らしい音楽サービス!
世界で成長を続けるサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスの「Spotify」(スポティファイ)は、6月末にニューヨーク市の教育委員会と協力し、市内の音楽教育を改善しデジタルサービスで向上させるため、世界初となる教育向け音楽ハッカソン「Music Education Hackathon」を開催しました。
音楽ストリーミング「Spotify」とニューヨーク市が世界で初めて音楽教育向けの音楽ハッカソンを開催へ
世界で急成長する定額制音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」がニューヨークオフィスを拡大、発表会見にはNY市長も立ち会う、テック業界の雇用拡大に貢献
この音楽ハッカソンは、Spotifyが先日発表したニューヨークオフィスの拡大に伴い、市との協力関係を強める目的の一貫として行われました。
音楽教育ハッカソン?
「Music Education Hackathon」は、学校の先生が現在最も困っている課題を解決するツールやアプリを48時間以内に開発し競い合うイベントです。学校がデジタルサービスを活用することで、これまでは実現することの出来なかった新しい授業の形が、よりコスト効率よく効果的に実現することが可能になることに間違いありません。しかしそのためにはまずは現場の課題を知り、問題を見える化させ、必要なツール(API)やアイデアを組み合わせる機会が必要でした。Music Education Hackathonはその場を提供する世界で初めての音楽ハッカソンでした。
Echo Nest
音楽ハッカソンはSpotifyとニューヨークのNYC Schoolsが主催で、APIパートナーには音楽情報解析サービス最大手のEcho Nest, 楽譜検索のPeachnoteなどがツールを提供。ジャッジにはニューヨーク市音楽教育担当ディレクター、ユニバーサルミュージックのデジタル担当上級副社長、ベンチャーキャピタリストらが参加し、賞金2万ドルを目指したハッカソンが実施されました。
音楽ハッカソンの終わりには40以上のプロジェクトが完成し、プレゼンテーションが行われました。
img via Hypebot
・参加者:219人
・ハッカソン参加者:174人
・教師:14人
・生徒:13人
Music Education Hackathon優勝ハック
優勝(1万ドル、AWSクレジット6000ドル分): Exemplify
・ExemplifyはSoundCloudとEcho Nestを使った音楽レッスン・ツール。
・先生が楽曲にタグ付けし、演奏やトーン、キーなどに関する質問を生徒に向けて投げられるソーシャルツール
2位(AWSクレジット3000ドル分):Remixing Your Musical World with Makey Makey
・楽器のパート別サンプルを使って手軽に作曲ができ、コードを練習できるツール
3位(AWSクレジット1000ドル分):Rosetta Tone
・文化的なコンテキストや外国語を音楽を通じて学べるツール。
・楽曲の歌詞を自動でネイティブ言語に翻訳し歌えるようにするツール(例: エンリケ・イグレシアスの「Hero」英語版とスペイン語版)
その他の受賞ハック
NYU Winner: Nicholas Jaworski
Peachnote API Winner: Parrot Lunaire
Spotify API Winner: Jamalong
・Spotifyで選択した楽曲と同じキーを自動で認識して、楽曲に合わせて演奏ができるようにするツール。
EchoNest API Winner: Poke a Text
・楽曲の歌詞から正しい文法を学べるツール
音楽ハッカソンで発表されたツールやアプリはプロトタイプのプロトタイプと言っていいでしょう。ですので、これらがすぐに実用化されることは今後も少ないと思います。しかし、ハッカソンを行うことで、同じゴールの元異業種から人が集まり新しいアイデアが生まれたり、新機能が実装されるといったこともIT業界では起きています。ですので、音楽業界にハッカソンが新たなアイデアを起こす可能性も十分に考えられます。
Facebookの“ハッカソン”とは――「いいね!」を生んだ社内イベントを紹介(5/25/2012 ITmedia)
Evernote Hackathonレポート(2/14 Evernote Japanブログ)
重要なのは、音楽教育の課題解決に向けてデジタル音楽サービスが協力して動き出したということ。このことからも、音楽教育が今後デジタル音楽の活用で大きく改善していく可能性を秘めていることが示されます。
Spotifyは何か他のデジタルサービスとは違って、毎日の生活に役立つ音楽のポジティブな面を引き出してくれているようで、この音楽ハッカソンも素晴らしい取り組みだと思います。
■記事元:http://jaykogami.com/2013/07/3367.html
記事提供:All Digital Music
■ジェイ・コウガミ プロフィール:http://jaykogami.com/about
■Jay Kogami Twitter:http://twitter.com/jaykogami
■Jay Kogami facebook:https://www.facebook.com/JayKogamiPosterous
Spotifyは学校教育を救う
Music Education Hackathon
人の生活を変える素晴らしい音楽サービス!
世界で成長を続けるサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスの「Spotify」(スポティファイ)は、6月末にニューヨーク市の教育委員会と協力し、市内の音楽教育を改善しデジタルサービスで向上させるため、世界初となる教育向け音楽ハッカソン「Music Education Hackathon」を開催しました。
音楽ストリーミング「Spotify」とニューヨーク市が世界で初めて音楽教育向けの音楽ハッカソンを開催へ
世界で急成長する定額制音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」がニューヨークオフィスを拡大、発表会見にはNY市長も立ち会う、テック業界の雇用拡大に貢献
この音楽ハッカソンは、Spotifyが先日発表したニューヨークオフィスの拡大に伴い、市との協力関係を強める目的の一貫として行われました。
音楽教育ハッカソン?
「Music Education Hackathon」は、学校の先生が現在最も困っている課題を解決するツールやアプリを48時間以内に開発し競い合うイベントです。学校がデジタルサービスを活用することで、これまでは実現することの出来なかった新しい授業の形が、よりコスト効率よく効果的に実現することが可能になることに間違いありません。しかしそのためにはまずは現場の課題を知り、問題を見える化させ、必要なツール(API)やアイデアを組み合わせる機会が必要でした。Music Education Hackathonはその場を提供する世界で初めての音楽ハッカソンでした。
Echo Nest
音楽ハッカソンはSpotifyとニューヨークのNYC Schoolsが主催で、APIパートナーには音楽情報解析サービス最大手のEcho Nest, 楽譜検索のPeachnoteなどがツールを提供。ジャッジにはニューヨーク市音楽教育担当ディレクター、ユニバーサルミュージックのデジタル担当上級副社長、ベンチャーキャピタリストらが参加し、賞金2万ドルを目指したハッカソンが実施されました。
音楽ハッカソンの終わりには40以上のプロジェクトが完成し、プレゼンテーションが行われました。
img via Hypebot
・参加者:219人
・ハッカソン参加者:174人
・教師:14人
・生徒:13人
Music Education Hackathon優勝ハック
優勝(1万ドル、AWSクレジット6000ドル分): Exemplify
・ExemplifyはSoundCloudとEcho Nestを使った音楽レッスン・ツール。
・先生が楽曲にタグ付けし、演奏やトーン、キーなどに関する質問を生徒に向けて投げられるソーシャルツール
2位(AWSクレジット3000ドル分):Remixing Your Musical World with Makey Makey
・楽器のパート別サンプルを使って手軽に作曲ができ、コードを練習できるツール
3位(AWSクレジット1000ドル分):Rosetta Tone
・文化的なコンテキストや外国語を音楽を通じて学べるツール。
・楽曲の歌詞を自動でネイティブ言語に翻訳し歌えるようにするツール(例: エンリケ・イグレシアスの「Hero」英語版とスペイン語版)
その他の受賞ハック
NYU Winner: Nicholas Jaworski
Peachnote API Winner: Parrot Lunaire
Spotify API Winner: Jamalong
・Spotifyで選択した楽曲と同じキーを自動で認識して、楽曲に合わせて演奏ができるようにするツール。
EchoNest API Winner: Poke a Text
・楽曲の歌詞から正しい文法を学べるツール
音楽ハッカソンで発表されたツールやアプリはプロトタイプのプロトタイプと言っていいでしょう。ですので、これらがすぐに実用化されることは今後も少ないと思います。しかし、ハッカソンを行うことで、同じゴールの元異業種から人が集まり新しいアイデアが生まれたり、新機能が実装されるといったこともIT業界では起きています。ですので、音楽業界にハッカソンが新たなアイデアを起こす可能性も十分に考えられます。
Facebookの“ハッカソン”とは――「いいね!」を生んだ社内イベントを紹介(5/25/2012 ITmedia)
Evernote Hackathonレポート(2/14 Evernote Japanブログ)
重要なのは、音楽教育の課題解決に向けてデジタル音楽サービスが協力して動き出したということ。このことからも、音楽教育が今後デジタル音楽の活用で大きく改善していく可能性を秘めていることが示されます。
Spotifyは何か他のデジタルサービスとは違って、毎日の生活に役立つ音楽のポジティブな面を引き出してくれているようで、この音楽ハッカソンも素晴らしい取り組みだと思います。
■記事元:http://jaykogami.com/2013/07/3367.html
記事提供:All Digital Music
■ジェイ・コウガミ プロフィール:http://jaykogami.com/about
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