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TOHOシネマズ日本橋3月20日オープン こけら落としに東京アニメアワードフェスティバルも

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2014年3月20日、東京・日本橋にTOHOシネマズ 日本橋がオープンする。座席数は約1800、9スクリーンの大型シネマコンプレックスは、日本橋界隈では初のシネコンだ。2014年の劇場興行の大きなニュースのひとつになるだろう。
TOHOシネマズ 日本橋は、日本橋の大規模再開発ビルCOREDO 室町2内に設けられる。COREDO 室町2は、日本橋の複合ビルとして人気のCOREDOを拡大するもので、オフィス、商業施設などが入居する。シネコンは、そのなかの集客施設としての役割も担っている。

9クリーンを活用したラインナップの豊富さに加えて、最新技術の導入も期待される。各スクリーンはTOHOシネマズ独自規格のラージスクリーンTCX(TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)を導入する。TCXは左右の壁いっぱいのスクリーンで、従来の同規模の座席数のスクリーン対比120%拡大を実現する。これにより映画鑑賞の没入感を高める。
また、音響ではドルビーが開発したシネマ音響ドルビーアトモスを都内で初めて備える。これは天井に設置されたスピーカーを活用することで3次元的な音響を可能とする。従来の5.1チャネルにオーバヘッドスピーカーなどが加えたものだ。映像と音響の双方で、劇場ならではの経験を広げることになる。

こうしたハイスペックは、近隣の劇場に対して競争優位を確保する狙いもあるだろう。日本橋地区では初のシネコンとするものの、TOHOシネマズ 日本橋周辺には錦糸町、豊洲、お台場などのシネコンがすでにあり、商圏が重なる。さらに日本橋に隣接する銀座は、国内でも有数の映画館集積地区だ。競争は激しい。
逆に、交通の要所でもある日本橋に大型シネコンが誕生することは、近隣のシネコン、映画館にとって脅威になるだろう。そうした劇場の今後の対抗策も気になるところだ。シネコン間の競争激化の時代を感じさせる象徴ともなる。

上映プログラムも、差別化戦略のひとつになるだろう。TOHOシネマズによれば、日本橋では伝統ある町に相応しい上質な映画を提供する。個性的な作品の登場も期待出来るかもしれない。
そうしたなかでTOHOシネマズ 日本橋は、オープニングと合わせて、3月20日から始まる東京アニメアワードフェスティバル2014の会場となることが決まっている。東京アニメアワードフェスティバルは、昨年までの東京アニメアワードを発展させたものだ。日本動画協会などが運営するが、今年初開催だ。過去一年間の商業アニメーション作品のアワード、公募作品のアワード、そして功労者の顕彰をする。その受賞作や関連作品を上映する。新しい劇場と新しいアニメーションイベントの協力が、どんな文化を生み出すか注目だ。

TOHOシネマズ
http://www.tohotheater.jp/
東京アニメアワードフェスティバル 2014
http://animefestival.jp/ja/

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