posted by Jay Kogami
スポティファイ、企業向けのブランドページをテスト中
サブスクリプション(定額)制の音楽ストリーミングサービス「Spotify」(スポティファイ)は、企業やブランド向けのブランドページのテストを開始しました。
Spotifyではこれまでアーティスト・ページや、インフルエンサーなどを含むプロフィール・ページは公開されていました。しかし、今回初めて一般企業やブランドが音楽プラットフォーム内で自分たちのページを持ち、ブランドがキュレートしたプレイリストや楽曲をSpotifyユーザーと共有しようという初めての試みが展開されています。
今回立ち上がった初のSpotifyブランドページは、コカコーラのブランドページです。
コカコーラのブランドページでは、すでにTwo Door Cinema Club, Run DMC, ロビン・シックなどのアーティストがフィーチャーされたプレイリストが幾つか公開されています。
Spotifyのスポークスパーソンは
「この試みはは私たちとコカコーラが結んだグローバル・パートナーシップによって実現しました。今後数カ月の間に私たちは他のブランド向けにベータテストを開始したいと考えています。ですが、今現在は、詳細について発表できることはありません」
とMarketing Weekに答えています。
Spotifyは2012年4月にコカコーラと世界規模で音楽に関するマーケティングを行うためのグローバル・パートナーシップに合意しました。この合意では、コカコーラは今後世界的に展開するキャンペーンやプロモーションにおいて、Spotifyを音楽プラットフォームとして活用しウェブやモバイル、アプリなどを開発して行くことになっています。
コカコーラはまたSpotifyが2012年に行った新規資金調達で、1000万ドルを投資しています。
音楽ストリーミングSpotify、1億ドルの資金調達を完了、企業価値は巨額の30億ドル超へ
ブランドページは2014年Spotifyの重要戦略の一つになって行くのではないかと思います。ブランドページはいわゆるTwitterの企業アカウントやFacebookのブランドページと同じような役割を持ちながら、音楽好きだけのためにコミュニティを作れることは、企業は音楽好きな消費者にダイレクトにアプローチしやすくなりメッセージを届けやすくなります。FacebookやTwitterでは、ユーザーの多様化が進みすぎているので、音楽だけというアプローチでは届けたい情報を届けることが困難になってきている気がしますので、音楽をマーケティング戦略に組み込む企業(例えばコカコーラ)などは、Spotifyブランドページを今後も活用していくのではないかと思われます。
Spotifyブランドページはどんな企業やブランドに向いているのでしょうか? 大手企業で音楽やアーティストを活用するマーケティングを展開する企業には大きな可能性があると思いますし、特にブランド戦略にクリエイティブを最大活用するブランド・パートナーシップをアーティストと結ぶ企業(例えばサムスンとジェイZ、ペプシとビヨンセなど)にとっては、Spotifyは絶対検討するプラットフォームになってくると思われます。
使い方はFacebookやTwitterアカウントの運用のノウハウも応用出来ると思いますし、全く新しい運用方法を適応させることも出来ると思いますし、大企業以外でも小規模な企業やローカル企業での活用も増えそうですし、音楽だけでなく、マスメディアやSNSなど大きな戦略の中で活用されるかもしれませんし、ウェブなのかモバイルなのかといった消費者の消費行動に基づき戦略的に考える企業も現れるでしょう。Spotifyによって企業の音楽マーケティングの可能性が大きく変わって行くかもしれません。
2013年は世界的に音楽を使ったマーケティングが一歩進んだ年だと思います。この領域でSpotifyは本格進出するといっても過言ではありませんね。来年も引き続きこの領域はチェックして行きたいと思います。
■記事元:http://jaykogami.com/2013/12/5370.html
記事提供:All Digital Music
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スポティファイ、企業向けのブランドページをテスト中
サブスクリプション(定額)制の音楽ストリーミングサービス「Spotify」(スポティファイ)は、企業やブランド向けのブランドページのテストを開始しました。
Spotifyではこれまでアーティスト・ページや、インフルエンサーなどを含むプロフィール・ページは公開されていました。しかし、今回初めて一般企業やブランドが音楽プラットフォーム内で自分たちのページを持ち、ブランドがキュレートしたプレイリストや楽曲をSpotifyユーザーと共有しようという初めての試みが展開されています。
今回立ち上がった初のSpotifyブランドページは、コカコーラのブランドページです。
コカコーラのブランドページでは、すでにTwo Door Cinema Club, Run DMC, ロビン・シックなどのアーティストがフィーチャーされたプレイリストが幾つか公開されています。
Spotifyのスポークスパーソンは
「この試みはは私たちとコカコーラが結んだグローバル・パートナーシップによって実現しました。今後数カ月の間に私たちは他のブランド向けにベータテストを開始したいと考えています。ですが、今現在は、詳細について発表できることはありません」
とMarketing Weekに答えています。
Spotifyは2012年4月にコカコーラと世界規模で音楽に関するマーケティングを行うためのグローバル・パートナーシップに合意しました。この合意では、コカコーラは今後世界的に展開するキャンペーンやプロモーションにおいて、Spotifyを音楽プラットフォームとして活用しウェブやモバイル、アプリなどを開発して行くことになっています。
コカコーラはまたSpotifyが2012年に行った新規資金調達で、1000万ドルを投資しています。
音楽ストリーミングSpotify、1億ドルの資金調達を完了、企業価値は巨額の30億ドル超へ
ブランドページは2014年Spotifyの重要戦略の一つになって行くのではないかと思います。ブランドページはいわゆるTwitterの企業アカウントやFacebookのブランドページと同じような役割を持ちながら、音楽好きだけのためにコミュニティを作れることは、企業は音楽好きな消費者にダイレクトにアプローチしやすくなりメッセージを届けやすくなります。FacebookやTwitterでは、ユーザーの多様化が進みすぎているので、音楽だけというアプローチでは届けたい情報を届けることが困難になってきている気がしますので、音楽をマーケティング戦略に組み込む企業(例えばコカコーラ)などは、Spotifyブランドページを今後も活用していくのではないかと思われます。
Spotifyブランドページはどんな企業やブランドに向いているのでしょうか? 大手企業で音楽やアーティストを活用するマーケティングを展開する企業には大きな可能性があると思いますし、特にブランド戦略にクリエイティブを最大活用するブランド・パートナーシップをアーティストと結ぶ企業(例えばサムスンとジェイZ、ペプシとビヨンセなど)にとっては、Spotifyは絶対検討するプラットフォームになってくると思われます。
使い方はFacebookやTwitterアカウントの運用のノウハウも応用出来ると思いますし、全く新しい運用方法を適応させることも出来ると思いますし、大企業以外でも小規模な企業やローカル企業での活用も増えそうですし、音楽だけでなく、マスメディアやSNSなど大きな戦略の中で活用されるかもしれませんし、ウェブなのかモバイルなのかといった消費者の消費行動に基づき戦略的に考える企業も現れるでしょう。Spotifyによって企業の音楽マーケティングの可能性が大きく変わって行くかもしれません。
2013年は世界的に音楽を使ったマーケティングが一歩進んだ年だと思います。この領域でSpotifyは本格進出するといっても過言ではありませんね。来年も引き続きこの領域はチェックして行きたいと思います。
■記事元:http://jaykogami.com/2013/12/5370.html
記事提供:All Digital Music
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