世界の若者から圧倒的な支持を受ける映画『ハンガー・ゲーム』、2012年の公開からおよそ1年、それが新たなかたちで帰ってきた。2013年12月27日より、『ハンガー・ゲーム2』が全国公開となる。
前作で描かれた第74回ハンガー・ゲームのその後、新たな第75回ハンガー・ゲームが舞台だ。しかし、このゲームは、前回の勝者カットニス(日本語吹替え:水樹奈々)とピータ(日本語吹替え:神谷浩史)が独裁者スノー大統領の逆鱗に触れたことから始まっている。いわばふたりを陥れるためのもので、初めから波乱含みだ。
そして、ゲームの参加者はふたりを抹殺するために召集された歴代の勝者である。本作から新たに登場するフィニックもそのひとりである。フィニックは、第65回ハンガー・ゲームに出場し、14歳で生き残ったという最強の勝者だ。そして、かなりのイケメンだ。
その日本語版吹き替えを人気声優の前野智昭さんが務めている。アニメファンには、『図書館戦争』の堂上篤役などでお馴染みだ。人気声優の起用で注目される『ハンガー・ゲーム』に、また新たな個性が加わった。
映画の中では、重要な役どころとなるにフィニック。前野さんは、フィニックにどう挑んだのだろうか?前野さんが、その気持ちをオフィシャルインタビューで語った。
『ハンガー・ゲーム2』
http://hungergames.jp
[前野智昭さん オフィシャルインタビュー]
― 今回からハンガー・ゲームシリーズに参加いただきまして、いかがでしたでしょうか?
また、作品にもともと何か印象がありましたら、教えて下さい。
― 前野智昭さん(以下、前野)
すごく大きなタイトルで、もちろん僕も存じ上げていましたし、拝見させていただいたんですが、サバイバルアクションありの、その中でのキャラクタ―同士の人間味あふれるドラマがあったりの、たくさん魅力が詰まっている作品だなともともと思っていたので、2に参加させていただけるという一報を聞いた時はすごく嬉しかったですね。
メインの方々も大先輩方達ですし、足を引っ張らない様に自分もいつも以上の気合いで臨まないとなっていう気持ちで収録に臨みました。
― 今回演じたフィニックについてお伺いしたいのですが。
― 前野
フィニックは第65回のハンガー・ゲームで14歳という若さで勝利者になったというすごい能力の持ち主で、容姿もイケメンで、非の打ちどころがないんじゃないかっていう位のキャラクターなんです。
でも分析によると、ちょっとチャラチャラしてるナルシストという一面もあるので、パーフェクトという人間性よりも、カットニスの敵になったら脅威になるんじゃないというニュアンスを込めて、登場シーンなんかは、そういう気持ちで挑発っぽいセリフを言ってみたり、そういう意識でやらせていただきました。
非常に戦闘能力も高く、コミュニケーション能力も高いキャラクターですので、僕のステータスを何とか追いつけて演じなきゃなという想いで演じました。
― フィニックは知的な美男子役として今回登場していますが、前野さんご自身との共通点は何か感じられましたか?
― 前野
そうですね、フィニックは自分の能力にすごい自信を持っている人間だと思うんです。僕は、自信というものを自分自身から感じられないもので、そういう意味では、正反対のキャラクターで、逆に自分の理想に近いキャラクターなので、自分の理想を演じればいいというところで、非常に演じやすくはありました。
― 前野さんは、実写の吹替も多く経験されていますが、アニメと実写で吹替る際に気を付けている点や、感じる違いは?
― 前野
もともとは吹替えの作品を新人の頃から多くやらせていただいていて、最近はアニメの現場にも行かせて頂いていますが、やはりアニメと実写の違いというのは、実写の場合は、役者さんが基本的なお芝居をして下さっているので、非常にわかりやすいんですよね。アニメの場合は、画コンテができていなかったりっていう段階なので、自分でコマとコマの隙間を埋める想像をするのが、必要になってくるんです。
実写の場合は、重要なお芝居をほぼほぼ役者さんがして下さっているので、それに日本語のニュアンスを付けていくっていうのが実写の難しさであり、面白さであると思います。
実写の吹替えをやって役者さんと自分のお芝居がマッチした瞬間は、皆様には伝わらないかもしれませんが、本当にこの仕事が楽しいって思う瞬間の一つですね。
― 本作の終盤には3作目と繋がるサプライズな展開が盛り込まれていますが、このシリーズに先にどの様な展開を期待されますか?
― 前野
台本を家で最初に読ませていただいた時には、まさか!というトルツメ展開で、何度も読み直してしまったんですが、トルツメ原作を知らない方は想像していない展開になっていくんじゃないかなと思います。3作目はきっと革命的な動きになっていくんだと思いますし。
その中で、第2部の終盤でご覧になっていただいた様に、ピータやジョアンナが一体どうなっているのか、革命のシンボルであるカットニスがこれからどうしていくのか、そして、僕が今回から演じさせていただいたフィニックは3部ではどういう活躍をしていくのかと、本当にまだいろんなものが想像の域を出ませんが、きっと、アクションあり、人間ドラマありの、完結編にふさわしい3部になるんじゃないかなと、予想しています。
― ハンガー・ゲームシリーズファンへのメッセージをお願いします。
― 前野
「ハンガー・ゲーム」はとても皆様に支持をいただいている作品と伺っていますし、僕自身もそういった重圧を感じ受けて今回の吹替えを担当させていただきました。
3部目もおそらくフィニックは出番があると思いますので、そちらも全力で担当させていただきたいと思います。これからも「ハンガー・ゲーム」を期待しつつ応援してください。宜しくお願い致します。
『ハンガー・ゲーム2』
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【関連写真】「ハンガー・ゲーム2」:前野智昭オフィシャルインタビュー 新キャラクターのフィニックを演じて
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そして、ゲームの参加者はふたりを抹殺するために召集された歴代の勝者である。本作から新たに登場するフィニックもそのひとりである。フィニックは、第65回ハンガー・ゲームに出場し、14歳で生き残ったという最強の勝者だ。そして、かなりのイケメンだ。
その日本語版吹き替えを人気声優の前野智昭さんが務めている。アニメファンには、『図書館戦争』の堂上篤役などでお馴染みだ。人気声優の起用で注目される『ハンガー・ゲーム』に、また新たな個性が加わった。
映画の中では、重要な役どころとなるにフィニック。前野さんは、フィニックにどう挑んだのだろうか?前野さんが、その気持ちをオフィシャルインタビューで語った。
『ハンガー・ゲーム2』
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[前野智昭さん オフィシャルインタビュー]
― 今回からハンガー・ゲームシリーズに参加いただきまして、いかがでしたでしょうか?
また、作品にもともと何か印象がありましたら、教えて下さい。
― 前野智昭さん(以下、前野)
すごく大きなタイトルで、もちろん僕も存じ上げていましたし、拝見させていただいたんですが、サバイバルアクションありの、その中でのキャラクタ―同士の人間味あふれるドラマがあったりの、たくさん魅力が詰まっている作品だなともともと思っていたので、2に参加させていただけるという一報を聞いた時はすごく嬉しかったですね。
メインの方々も大先輩方達ですし、足を引っ張らない様に自分もいつも以上の気合いで臨まないとなっていう気持ちで収録に臨みました。
― 今回演じたフィニックについてお伺いしたいのですが。
― 前野
フィニックは第65回のハンガー・ゲームで14歳という若さで勝利者になったというすごい能力の持ち主で、容姿もイケメンで、非の打ちどころがないんじゃないかっていう位のキャラクターなんです。
でも分析によると、ちょっとチャラチャラしてるナルシストという一面もあるので、パーフェクトという人間性よりも、カットニスの敵になったら脅威になるんじゃないというニュアンスを込めて、登場シーンなんかは、そういう気持ちで挑発っぽいセリフを言ってみたり、そういう意識でやらせていただきました。
非常に戦闘能力も高く、コミュニケーション能力も高いキャラクターですので、僕のステータスを何とか追いつけて演じなきゃなという想いで演じました。
― フィニックは知的な美男子役として今回登場していますが、前野さんご自身との共通点は何か感じられましたか?
― 前野
そうですね、フィニックは自分の能力にすごい自信を持っている人間だと思うんです。僕は、自信というものを自分自身から感じられないもので、そういう意味では、正反対のキャラクターで、逆に自分の理想に近いキャラクターなので、自分の理想を演じればいいというところで、非常に演じやすくはありました。
― 前野さんは、実写の吹替も多く経験されていますが、アニメと実写で吹替る際に気を付けている点や、感じる違いは?
― 前野
もともとは吹替えの作品を新人の頃から多くやらせていただいていて、最近はアニメの現場にも行かせて頂いていますが、やはりアニメと実写の違いというのは、実写の場合は、役者さんが基本的なお芝居をして下さっているので、非常にわかりやすいんですよね。アニメの場合は、画コンテができていなかったりっていう段階なので、自分でコマとコマの隙間を埋める想像をするのが、必要になってくるんです。
実写の場合は、重要なお芝居をほぼほぼ役者さんがして下さっているので、それに日本語のニュアンスを付けていくっていうのが実写の難しさであり、面白さであると思います。
実写の吹替えをやって役者さんと自分のお芝居がマッチした瞬間は、皆様には伝わらないかもしれませんが、本当にこの仕事が楽しいって思う瞬間の一つですね。
― 本作の終盤には3作目と繋がるサプライズな展開が盛り込まれていますが、このシリーズに先にどの様な展開を期待されますか?
― 前野
台本を家で最初に読ませていただいた時には、まさか!というトルツメ展開で、何度も読み直してしまったんですが、トルツメ原作を知らない方は想像していない展開になっていくんじゃないかなと思います。3作目はきっと革命的な動きになっていくんだと思いますし。
その中で、第2部の終盤でご覧になっていただいた様に、ピータやジョアンナが一体どうなっているのか、革命のシンボルであるカットニスがこれからどうしていくのか、そして、僕が今回から演じさせていただいたフィニックは3部ではどういう活躍をしていくのかと、本当にまだいろんなものが想像の域を出ませんが、きっと、アクションあり、人間ドラマありの、完結編にふさわしい3部になるんじゃないかなと、予想しています。
― ハンガー・ゲームシリーズファンへのメッセージをお願いします。
― 前野
「ハンガー・ゲーム」はとても皆様に支持をいただいている作品と伺っていますし、僕自身もそういった重圧を感じ受けて今回の吹替えを担当させていただきました。
3部目もおそらくフィニックは出番があると思いますので、そちらも全力で担当させていただきたいと思います。これからも「ハンガー・ゲーム」を期待しつつ応援してください。宜しくお願い致します。
『ハンガー・ゲーム2』
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