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EDMイベント大手Insomniac、ライブ・ネイションとパートナーシップ締結

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posted by Jay Kogami

世界最大のEDMフェスのオーガナイザーと、世界最大のライブ音楽プロモーター「ライブ・ネイション」がパートナーシップで合意

img via Electric Daisy Carnival Facebook

またしてもEDMの業界ニュース。

世界最大規模のEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)フェスティバル「Electric Daisy Carnival」を主催するプロモーション企業「Insomniac」と、世界最大の音楽イベントプロモーション企業「ライブ・ネイション」は、クリエイティブ・パートナーシップで合意したことを発表しました。これによってライブ・ネイションは世界的に大きな人気のEDM業界でプレゼンスを拡大させます。

LIVE NATION / insomniac

今週末ラスベガスで開催中の「Electric Daisy Carnival」は、3日で30万人以上を動員する巨大な野外EDMフェス。今年はヘッドライナーにTiësto、Avicii,カルヴィン・ハリス、Armin Van Buurenが登場し、その他にもEmpire of the Sun, Skrillex、Major Lazer, Afrojack, Boys Noizeなど世界的に人気のDJが登場します。

そのイベントを開催するのが過去20年以上もダンス・ミュージックイベントをオーガナイズしてきた、ロサンゼルスに拠点を置くEDMイベントのプロモーション会社Insomniac。フェスへの動員数、ヘッドライナーに誘致する有名DJ/アーティストとのコネクション、グローバルのEDMファンへのクリエイティブなアプローチなど、InsomniacとそのCEO,Pasquale Rotellaは世界的に急成長しているEDM業界において最も影響力の強いプロモーターと言われています。

https://www.facebook.com/insomniacevents

https://twitter.com/insomniacevents

世界の音楽業界で話題のジャンル「EDM」で最も影響力のある人物トップ50

img via Electric Daisy Carnival

今回のクリエイティブ・パートナーシップでは、Insomniacはライブ・ネイションからの資金とインフラ提供を受けます。また契約では、Insomniacが全てのイベントにおけるクリエイティブを引き続き継続します。契約の総額は公表されていませんが、約8000万ドル(約78億円)と言われています。

公表された文章ではInsomniacはライブ・ネイションに買収されていないことが強調されています。

大きな成功を収めたElectric Daisy Carnivalは、EDM界において大きな価値のあるブランドの一つです。現在開催されているラスベガス以外でも、ニューヨーク、シカゴ、ロンドンでも開催し、プエルトリコやフロリダ州オーランドでも開催を予定しています。

Electric Daisy Carnivalを始め多くのイベントで人気DJやアーティストをコンスタントに幅広くブッキングするInsomniacは、独立精神が強くユニークでクリエイティブな施策を駆使して音楽ファンを大切にするプロモーション企業と言われています。

またEDM業界のビジネスを拡大させるために、Insomniacは毎年ラスベガスでEDM業界やコンサートプロモーション業界の人を集めた業界向けカンファレンス「EDMBiz」を開催し、業界の維持と継続に努めています。

img via Electric Daisy Carnival Facebook

Electric Daisy Carnivalが開催されるラスベガスでは、昨年は2億ドル以上(約195億円)の経済効果がイベントから得られたと発表されています。

日本では風営法の取り締まり強化もあり、DJやダンスミュージックに対する一般的な考えはあまり良くないもののように感じますが、海外ではInsomniacやUltra Musicなどプロモーション企業がEDMをビジネスとして成長させ、大きく市場を拡大しています。人気EDMアーティストがプレイできるツアーやプロモーションも数多く組まれて、その勢いは世界中に拡張しています。先日韓国で開催されたUltra Music FestivalにPerfumeが参加していましたし。EDM業界は、ファンが喜びそうなブッキングやプロダクションをいち早く取り入れ、リスナーを楽しませてくれます。そしてなんといっても、EDMの醍醐味はライブミュージック、その楽しみをこれからも届け続けるために、企業同士のパートナーシップなどこれまでと違ったアプローチが求められそうですね。

■記事元http://jaykogami.com/2013/06/3083.html


記事提供All Digital Music

■ジェイ・コウガミ プロフィールhttp://jaykogami.com/about
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