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声優・上坂すみれ 念願のモスクワで大活躍!

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ロシア好きとして知られる声優の上坂すみれさんが、念願のロシア・モスクワで11月23日~24日に行われた「J-FEST」にゲストとして出演した。



上坂さんは高校1年生の時にインターネットでソビエト連邦の国家を耳にし感銘を受け、ソ連・ロシアに強い関心を抱き、その強い意志により、上智大学外国語学部ロシア語学科に入学。2010年にはロシア語演劇サークルの合宿で一度モスクワを訪れており、今回が2度目の訪露となる。



現在は4年生となり、大学に通いながら声優業を両立し、ソ連・ロシアへの愛を出演ラジオ等で熱く語る姿が話題となっている。「J-FEST」とは在モスクワ日本大使館主催の日本現代文化をロシアに紹介するために2009年に始まったイベントで、今年で5回目の開催となる。イベントでは、ロリータコンテストやカラオケ大会、日露ダンスバトルやコスプレ大会など様々なコーナーが行われ、2日間で約2万人の動員となった。



上坂さんは23日に現地ロリータ達とのお茶会に出席、ロシア語で交流を図り、今や世界共通語の「カワイイ」ことを国境を越えて語り合った。その後開会式に出席、挨拶をロシア語で行うと大きな拍手で迎えられた。サイン会では、100人のファンが列をなし、それぞれ上坂の出演アニメや歌唱楽曲に

ついて想いを伝え上坂さんも感激ひとしおだった。



その後、地下鉄に乗りモスクワ市内を観光、赤の広場や聖ワシリー大聖堂、スパスカヤ塔などを見て回った。上坂さんは『いつも資料で見ていた場所に自分が立っていることが不思議で、妄想の世界にいるのかと思った』と語るほど夢のひと時だったようだ。夜には大好きなウォッカで乾杯し、本場の味に酔いしれた。



翌日24日はロリータコンテストやカラオケ大会、コスプレ大会の審査員を務め、J-FESTの発起人であり、コンテンツメディアプロデューサー櫻井孝昌氏とのトークイベントに登壇。夢だった声優への道のりや、実際に上坂が演じたアニメ「中二病でも恋がしたい!」の凸守早苗役の台詞を実際に生アフレコを行うと会場からは大きな歓声が上がった。そして、特別に現地の女の子に実際に台詞指導を行い、一緒に決め台詞を披露する場面も。最後に、夢は諦めないでいればきっと叶う、と語ると客席からは大きな拍手が沸いた。



その後は上坂さんの歌のステージに。プロレスの入場曲を彷彿とさせるovertureで登場すると、日本から駆け付けたファンを中心に大きな掛け声があがる。1曲目は「げんし、女子は、たいようだった。」(TVアニメ「げんしけん二代目」OPテーマ)で始まり、MCではロシア語で「夢の舞台に立てて幸せです」とコメントし大歓声を浴びた。



2曲目には本人が声優を志したきっかけとなった憧れの桃井はるこが作詞・作曲し、テトリスから考案したというテクノポップ「テトリアシトリ」を振り付きで披露。3曲目には、ゲーム「パズル&ドラゴンズ」の作曲等でお馴染みの伊藤賢治作曲の「我が旗の元へと集いたまえ」をダイナミックな振りと共に披露。4曲目にはデビュー曲でもある「七つの海よりキミの海」(TVアニメ「波打際のむろみさん」主題歌)を披露すると大きな歓声と拍手に包まれた。



その後の挨拶で感想を求められると感極まって涙し、観客からは「カワイイ~」「ナ

カナイデ~」と日本語で声援が飛んだ。上坂はそれに応えるように更に涙ぐみ、ロシア語で「また必ず帰ってきます!」と再会を約束し、会場からは大歓声が起こった。最後に客席をバックに記念撮影すると現地ロシアのファンも皆笑顔で応えていた。



「モスクワでのJFESTへの参加は、私にとって三年間願い続けてきた夢の舞台でした。ロシアにいる、日本を愛してくれる方々へ直接想いを伝えに行くことができて本当に感無量です。そしてこれから、世界中にいるまだ見ぬ同志にもっと出逢いたいと思いました!」とコメントした上坂さん。ロシアと日本の懸け橋として、これからの活躍にますます注目が集まる。


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