11月20日に発売したカヴァー・アルバム「Ballad Show」が大きな注目を浴びているリン・ユーチュンが、11月24日に阪急西宮ガーデンズで発売記念イベントを開催した。
会場には昼2回の公演で約計1500名が集まり、想像以上の美しい歌声に驚きと感動を隠せない表情でそのパフォーマンスを見守った。そしてアンコールでは歌姫シェネルの名バラード「ビリーヴ」を熱唱し、拍手喝采の中ライブは終了。MCでリン・ユーチュンは「僕がこうして大好きな歌を歌えるのは、ここにいるすべての人のおかげだと思っています」と多くのファンへ感謝の気持ちを伝えた。
リン・ユーチュンはお客さんの前でパフォーマンスすることには大きな意味があると語る。一躍脚光を浴びるきっかけとなったオーディション番組「Super Star Avenue(超級星光大道)」の舞台に立つまでの10年間に、大きいものから小さいものも合せて100回ほどのコンテストに参加し、日々歌唱力を鍛えていた。
19歳でやっと歌手契約を結び、その後5年間自分のCDが発売されることを期待し待っていたが、ついにリリースされることはなかった。幼少期から歌唱に自信を持っていたリン・ユーチュンは、人気オーディション番組の予選敗退を経験したこともあり、当時、血を吐きそうな勢いで落ち込んだと語る。また「その見た目で、よくオーディション来られたね」と嘲笑されたり、審査員に「その見た目で歌手にはなれないよ。」と言われたりしたこともあったという。ただその度に闘争心を奮い立たせていた。
後にアメリカの人気番組「America’s Got Talent」にも出演するなど、不屈の精神で努力を重ね、世界的にも脚光を浴びるようになる。このような経験ができたことを今では感謝しており、この歴史が1つ1つのステージにその思いを込めている理由だという。
音楽評論家 富澤一誠氏コメント
『リン・ユーチュンの“油絵”唱法は日本人のハートを瞬時にして鷲づかみにするはずである。』
「カバー曲を“絵”にたとえるならば、選曲された“オリジナル楽曲”は“デッサン画”と言っていい。そして、その“デッサン画”にどんな方法でどんな色をつけていくのかがアーティストのセンスということになる。つまり、“デッサン画”をベースにして、“水彩画”にするのか、それとも“油絵”にするのか、はたまた“抽象画”にしてしまうのか?ということが問われるという訳である。
カバー・アルバムでこれまでに最も売れたのは累系売り上げが約500万枚を超える徳永英明の「VOCALIST」シリーズだ。なぜ売れたのか?それは徳永が万人受けするように誰もがわかる“日本画”にして歌ったからだ。ここに徹したことが彼のオリジナリティーとなったのだ。
今年もたくさんのカバー・アルバムがリリースされたが、そんな中で話題を呼び、よく売れているのがクリス・ハートの「Heart Song」だ。なぜ受けたのか?それはクリス・ハートが、外国人が憧れる理想の日本人像並びに日本の風景をイメージして歌ったことによって、最も日本らしい“水彩画”による“日本画”ができあがったのだ。私たち日本人がいつの間にか喪失してしまった“心の故郷”が、外国人であるクリス・ハートによって再現されたのである。だからこそ、クリス・ハートの歌に、私たちの内なる“日本人の心”が共鳴したのだ。
一方、リン・ユーチュンのデビュー・アルバム「Ballad Show」は同じカバーながら、徳永英明、クリス・ハートとは対極を打ち出している。彼独自の手法で、“油絵”にしてしまっている。つまり、オリジナル楽曲の良さを踏襲しつつ、独特の歌唱法で濃淡をつけてデフォルメ化することで、原曲の良さをさらに引き出しているのだ。デフォルメ化するということは原曲の魅力をわかり易く誇張して劇画化するということ。
「この曲はこんなふうに歌ってくれたらいいな」とか「この曲はこんな感じで歌うべきだ」とか、「この曲はこうあって欲しい」という私の〈理想の歌〉を誰もが持っている。この〈理想の歌〉という“心の琴線”に触れた歌に出会ったとき、私たちは「この歌が好き」と感じるのだ。「この曲はこう歌うべきだ」そんな私たちの“熱い想い”を見事に表現しているのがリン・ユーチュンだと言っていい。いい曲、イコール、いい歌ではない。いい曲はそれにふさわしい歌い手に歌われて初めて“いい歌”に昇華され、たくさんの人々に支持されるのだ。その意味では、紛れもなく原曲の魅力を劇画化してわかり易く誇張したリン・ユーチュンの“油絵”唱法によるアルバム「Ballad Show」は私たち日本人のハートを瞬時にして鷲づかみにするはずである。」
「Ballad Show」
<収録楽曲>
1. First Love
2. 雪の華
3. Everything
4. 涙そうそう
5. ハナミズキ
6. ひこうき雲
7. 時の流れに身をまかせ
8. 再会 -Interlude-
9. I Dreamed a Dream ?夢やぶれて-
10. 三日月
11. ビリーヴ
12. I Will Always Love You
Information
■配信情報
シングル「雪の華」
9月25日(水)先行配信開始
シングル「ひこうき雲」
10月9日(水)先行配信開始
■リリース情報
カヴァー・アルバム「Ballad Show」
11月20日(水)発売
UICV-1030 2,800円(税込)
関連リンク
■リン・ユーチュン オフィシャルサイト:http://www.universal-music.co.jp/lin-yu-chun/
会場には昼2回の公演で約計1500名が集まり、想像以上の美しい歌声に驚きと感動を隠せない表情でそのパフォーマンスを見守った。そしてアンコールでは歌姫シェネルの名バラード「ビリーヴ」を熱唱し、拍手喝采の中ライブは終了。MCでリン・ユーチュンは「僕がこうして大好きな歌を歌えるのは、ここにいるすべての人のおかげだと思っています」と多くのファンへ感謝の気持ちを伝えた。
リン・ユーチュンはお客さんの前でパフォーマンスすることには大きな意味があると語る。一躍脚光を浴びるきっかけとなったオーディション番組「Super Star Avenue(超級星光大道)」の舞台に立つまでの10年間に、大きいものから小さいものも合せて100回ほどのコンテストに参加し、日々歌唱力を鍛えていた。
19歳でやっと歌手契約を結び、その後5年間自分のCDが発売されることを期待し待っていたが、ついにリリースされることはなかった。幼少期から歌唱に自信を持っていたリン・ユーチュンは、人気オーディション番組の予選敗退を経験したこともあり、当時、血を吐きそうな勢いで落ち込んだと語る。また「その見た目で、よくオーディション来られたね」と嘲笑されたり、審査員に「その見た目で歌手にはなれないよ。」と言われたりしたこともあったという。ただその度に闘争心を奮い立たせていた。
後にアメリカの人気番組「America’s Got Talent」にも出演するなど、不屈の精神で努力を重ね、世界的にも脚光を浴びるようになる。このような経験ができたことを今では感謝しており、この歴史が1つ1つのステージにその思いを込めている理由だという。
音楽評論家 富澤一誠氏コメント
『リン・ユーチュンの“油絵”唱法は日本人のハートを瞬時にして鷲づかみにするはずである。』
「カバー曲を“絵”にたとえるならば、選曲された“オリジナル楽曲”は“デッサン画”と言っていい。そして、その“デッサン画”にどんな方法でどんな色をつけていくのかがアーティストのセンスということになる。つまり、“デッサン画”をベースにして、“水彩画”にするのか、それとも“油絵”にするのか、はたまた“抽象画”にしてしまうのか?ということが問われるという訳である。
カバー・アルバムでこれまでに最も売れたのは累系売り上げが約500万枚を超える徳永英明の「VOCALIST」シリーズだ。なぜ売れたのか?それは徳永が万人受けするように誰もがわかる“日本画”にして歌ったからだ。ここに徹したことが彼のオリジナリティーとなったのだ。
今年もたくさんのカバー・アルバムがリリースされたが、そんな中で話題を呼び、よく売れているのがクリス・ハートの「Heart Song」だ。なぜ受けたのか?それはクリス・ハートが、外国人が憧れる理想の日本人像並びに日本の風景をイメージして歌ったことによって、最も日本らしい“水彩画”による“日本画”ができあがったのだ。私たち日本人がいつの間にか喪失してしまった“心の故郷”が、外国人であるクリス・ハートによって再現されたのである。だからこそ、クリス・ハートの歌に、私たちの内なる“日本人の心”が共鳴したのだ。
一方、リン・ユーチュンのデビュー・アルバム「Ballad Show」は同じカバーながら、徳永英明、クリス・ハートとは対極を打ち出している。彼独自の手法で、“油絵”にしてしまっている。つまり、オリジナル楽曲の良さを踏襲しつつ、独特の歌唱法で濃淡をつけてデフォルメ化することで、原曲の良さをさらに引き出しているのだ。デフォルメ化するということは原曲の魅力をわかり易く誇張して劇画化するということ。
「この曲はこんなふうに歌ってくれたらいいな」とか「この曲はこんな感じで歌うべきだ」とか、「この曲はこうあって欲しい」という私の〈理想の歌〉を誰もが持っている。この〈理想の歌〉という“心の琴線”に触れた歌に出会ったとき、私たちは「この歌が好き」と感じるのだ。「この曲はこう歌うべきだ」そんな私たちの“熱い想い”を見事に表現しているのがリン・ユーチュンだと言っていい。いい曲、イコール、いい歌ではない。いい曲はそれにふさわしい歌い手に歌われて初めて“いい歌”に昇華され、たくさんの人々に支持されるのだ。その意味では、紛れもなく原曲の魅力を劇画化してわかり易く誇張したリン・ユーチュンの“油絵”唱法によるアルバム「Ballad Show」は私たち日本人のハートを瞬時にして鷲づかみにするはずである。」
「Ballad Show」
<収録楽曲>
1. First Love
2. 雪の華
3. Everything
4. 涙そうそう
5. ハナミズキ
6. ひこうき雲
7. 時の流れに身をまかせ
8. 再会 -Interlude-
9. I Dreamed a Dream ?夢やぶれて-
10. 三日月
11. ビリーヴ
12. I Will Always Love You
Information
■配信情報
シングル「雪の華」
9月25日(水)先行配信開始
シングル「ひこうき雲」
10月9日(水)先行配信開始
■リリース情報
カヴァー・アルバム「Ballad Show」
11月20日(水)発売
UICV-1030 2,800円(税込)
関連リンク
■リン・ユーチュン オフィシャルサイト:http://www.universal-music.co.jp/lin-yu-chun/