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DigiCon6受賞作品決定 TBSの映像コンテストが海外にも広がり今年で第15回

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TBSが開催する第15回DigiCon6の受賞が、11月16日に決定した。東京・丸の内の丸ビルホールにて授賞式が開催され、グランプリなどの各受賞作品が発表された。今年もアジア地域と連動することで、アジア6ヵ国・地域から多くの応募があった。
DigiCon6は2000年にデジタル時代のコンテンツクリエイターを発掘・育成していくプロジェクトとしてスタートした。2006年からはアジア各地域からの作品も受け付けるようになっている。
この結果、Golden DigiCon6 Awardは韓国の『NOODLE FISH』(Kim Jinman)が選ばれた。Silver DigiCon6 Awardは村本咲さんの『夜ごはんの時刻』、Bronze DigiCon6 Awardは黒木智輝さんの『サイクロイド』という結果になった。
DigiCon6 Creativity Awardsの3作品は、全て海外からである。『Outside of The Elevator』(BONE DD:中国)、『innertommy』(INSPIDEA:マレーシア)、『HONG KONG STATION』(Treehouse Studio:香港)だ。

審査委員にも、海外の専門家が加わっている。マレーシアのPrimeworks Studios現事業開発マネージャー・ マリーニ・ラムラン氏と台湾動漫創作協会副理事長のジョー・テン氏が国際審査員として選考にあたっている。
また、日本の審査委員は、荒牧伸志氏(映画監督)、伊藤有壱氏(アニメーションディレクター)、塩田周三 氏(ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役社長)、タナカカツキ氏(マンガ家)、水島精二氏(アニメーション監督)、植田博樹(TBSテレビ制作局/プロデューサー)が務めた。ジャンルと職種を超えたユニークな顔ぶれだ。それだけに先行結果も多彩だった。

国内作品に絞ったJAPAN Regional Awards部門は、黒木智輝さんの『サイクロイド(CYCLOID)』が最優秀賞に選ばれた。『サイクロイド』は富山水辺の映像祭スフィア2013にてグランプリ、第8回札幌国際短編映画祭にて最優秀ミニショート賞などで、国内外の映画祭で高い評価を受けてきたアニメーション映画だ。
また昨年と同様に東京藝術大学の作品の受賞が多く見られる。優秀賞の『夜ごはんの時刻』(村本咲)と『ツインズインベーカリー』(宮澤真理)と『コーポにちにち草のくらし』(若井麻奈美)、BS-TBS賞の『ひとつのカケラ -A Piece Of Green-』(岩瀬夏緒里)、奨励賞の『あきちあそび』(大城良輔)である。なお岩瀬さんは前回『婆ちゃの金魚』で同じBS-TBS賞を受賞している。
[真狩祐志]

DigiCon6
http://www.tbs.co.jp/digicon/

第15回DigiCon6 受賞作品(国内)

最優秀賞
『サイクロイド』 黒木智輝

優秀賞
『夜ごはんの時刻』 村本咲
『ツインズインベーカリー』 宮澤真理
『HINODE』 新山哲河
『コーポにちにち草のくらし』 若井麻奈美

サンライズ賞
『国旗まん』 有馬将太

HP&AMD賞
『Old Umbrellla』 伊東佳佑

三菱地所賞
『一杯の珈琲から』 森田志穂

BS-TBS賞
『ひとつのカケラ -A Piece Of Green-』 岩瀬夏緒里

BEAMS賞
『Draw』 市毛史朗

LiLiCo賞
『12/09/23』 酒巻大樹

SPEC賞
『SHADOW CHALK』 李炎竜 

奨励賞
『あきちあそび』 大城良輔
『ランド』 平岡政展
『ぼくらのポケット百面相』 姫田真武

学生賞
『Henri』 前田結歌

【関連写真】DigiCon6受賞作品決定 TBSの映像コンテストが海外にも広がり今年で第15回

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