6月22日公開の映画『10人の泥棒たち』、その豪華な声優陣インタビュー、最後は野島健児さん、小松由佳さん、中井和哉さの御三方である。大物声優集結の感想は?そして本作はどんな映画なのか、楽しいトークで明らかになる。
『10人の泥棒たち』
6月22日から7月5日(金)まで、TOHOシネマズ 渋谷ほか全国2週間ロードショー
期間中のチケット発売中
http://10dorobo.jp/
■ 野島健児さん ザンパノ役(キム・スヒョン)
―― 野島さんから見た、ザンパノ役のキム・スヒョンさんの第一印象は?
僕がやって大丈夫かな? と不安になるぐらいカッコよかったですね(笑)。
あまりにも素敵な方なので、気合が入りました。
―― 今回、泥棒チームの中ではいちばんの若手メンバーという役柄でしたが、どんなところを意識して役作りをされましたか?
キャラクターの性格上、一歩引くというところを気をつけながら演じさせていただきました。
まっすぐでおとなしくて、どこか奥手な部分もあったりもする。あんまり前に出すぎず、一歩引いて全体を見つつ、歳上の先輩たちには失礼のないような立場をキープしている。だから、声の出し方にしてもあまり張りすぎないようにしました。
―― クールな態度をキープしながら、歳上の美女に一途な恋心を抱くピュアな若者という面もありますよね。そのあたりは演じられていかがでしたか?
どちらかというと「悪党」には見えないですよね。泥棒という役柄ではあるんだけど、そんなに悪い人間には思えないのは、彼の一途さが見えるから。恋をしたときの一途さだったり、ピュアさだったり。それが彼の人間として素敵な部分だと思っていたので、そのあたりも気をつけながら演じさせていただきました。
もちろん泥棒としての目的もあるんですけど、それとは別に、彼にはもっと大切なものがあったことが分かる。彼のそういう一途さを、自分の中から探し出し、高めながら演じさせていただきました。
―― それでは、映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
皆さん、これからご覧になるのを楽しみにされていると思いますが、期待して間違いない! と断言できる作品になっています。
10人も泥棒が集まるとどんなことになるのか? こんなに騙し騙され、とんでもない展開になっていく映画は、正直言って今まで観たことがないです。
ぜひ劇場でご覧になって、楽しんでください。何回も観たくなる映画です!
[ザンパノ]
韓国チームの末っ子だが、誰に対しても臆することがない大胆な性格の持ち主。イェニコルが使用するロープを調整する役割を担い、同じように彼女を操りたいと願っているが、彼女からは弟のように扱われる。それでも彼女に近寄る男たちを絶えず牽制している純情派。
■ 小松由佳さん ジュリー役(アンジェリカ・リー)
―― ジュリー役を演じたアンジェリカ・リーさんの演技について、どう思われましたか?
すごく爽やかに演じられているな、と思いました。
作品を観る前に、役柄の設定は知っていたので、最初はもっとワルな感じでやってるのかと思ったんです。でも、意外と彼女の生い立ちが透けて見えるような、すっきりとした芯の通った芝居をされていた。
だから、私としてはとてもやりやすかったですね。
―― ジュリーは香港チームの金庫破り担当であり、ある「秘密」を抱えたキャラクターですが、どんなところを意識して役作りをされましたか?
私、香港映画がずっと好きだったんです。だから今回は『インファナル・アフェア』の女性版ができる! と思って、すごく嬉しかったんです。
役作りというよりは、本当にアンジェリカさんが演じているままにやればいいと思っていました。
―― 父から才能を受けついだ金庫破りの達人としての「プライド」、先輩ペプシへの「ライバル心」、そして「モラル」がせめぎ合いながら、それを表には出せない複雑な役柄でしたが、演じられていかがでしたか?
楽しいですね! こういう陰のある役は大好きです。10人の登場人物それぞれに物語があるんですけど、私にとってはジュリーがいちばん妄想しやすくて。お父さんとどんな確執があってこの仕事を選んだのか? どうやってみんなと仲良くなって泥棒チームに潜りこんだのか?
女性キャラクターのなかで、ジュリーだけは過去の話が回想シーンで描かれないんです。そのミステリアスなところもいいですね。
―― それでは、映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
まず、劇場で観ていただきたい作品であるということ。それから、確信をもって言えるのは、原音で観るよりも、吹き替えで観たほうが面白いです!
ストーリーがとても入り組んでいるので、字幕を追っていたらもったいないです。アクションもすごいし、女優さんも男優さんもキャラクターがすごく立っているので、吹き替えで観てもなんの遜色もありません。
むしろ、吹き替えで観てください!
[ジュリー]
中国チームの金庫破り。卓越した状況判断能力と熟練した技術を兼ね備え、ペプシとともにカジノの金庫破りを担当する。しかしマカオ・パクの作戦に合流したのには他の目的があった……。
■ 中井和哉さん ジョニー役(デレク・ツァン)
―― デレク・ツァンさんが演じたジョニーについて、最初に抱いた印象は?
作品を観る前に、僕がジョニー役について最初に得た情報は「クールなガンマン」だったんです。だけど実際の映画の中では、爽やかといってもいいぐらいの若者だと思いましたね。
もっとニヒルな感じなのかと思っていたら、案外まっすぐで、今まさにこの世界で頑張ろうとしている若者らしさが出ていて。
泥棒ではあるんですけど、好感の持てる青年というふうに僕の目には映りました。
―― そんな若者らしさと、泥棒としてのプロフェッショナリズムを兼ね備えたジョニーというキャラクターを、どのように演じようと思われましたか?
彼のプロフェッショナリズムが発揮されるのは、劇中では本当に一瞬だけなんですよね。それ以外の場面では、僕が最初に受けた印象どおりの若者。「この人、本当にちゃんと仕事できるのかな?」じゃないですけど。
だから、過剰な凄みとかは排除して、1人の若者であるということを大前提として彼のキャラクターを作っていこうと考えました。
―― 泥棒たちを演じる共演者の皆さんとのアンサンブルはいかがでしたか?
ジョニーはチーム全体からは一歩引いたところにいて、みんなの話をじーっと聞きながら、ふとしたときに「ちょっと待って、それは……」と冷静に意見するようなタイプです。そういう意味では、僕もアンサンブルの一員というより、アフレコ現場の中にいながら他の役者さんの会話を楽しむような感じでしたね。
自分から積極的に行動する役柄ではないので、10人の中でもあまり前面に出ていかないタイプの人としてアクセントになれればいいかな、と思っていました。
―― それでは、映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
ハリウッド的なスタイリッシュでゴージャスな感じもあれば、アジアン・テイストの渋さもあり、肩の力を抜いて楽しめる作品になっていると思います。
個性的なキャラクターたちをより際立たせられるように、我々声優陣も頑張って演じました。ぜひ楽しんでいただければと思います。
[ジョニー]
中国チームの末っ子で、無口なガンマン。リーダーであるチェンの言葉には忠実に従う。百の言葉の代わりにたったひとつの行動で相手を凍りつかせる行動派。
『10人の泥棒たち』
6月22日から7月5日(金)まで、TOHOシネマズ 渋谷ほか全国2週間ロードショー
期間中のチケット発売中
http://10dorobo.jp/
[ストーリー]
韓国を拠点に活動する窃盗団。美術館所蔵の秘宝強奪を華麗に成功させた彼らは、巨大カジノでの新しい計画を聞かされる。集結した6人は、それぞれ人生最高の仕事を夢見て香港に向かう。指定された場所で彼らを待ち受けていたのは中国人窃盗団の4人組。集められた“10人の泥棒たち”のターゲットは、幻のダイヤモンド“太陽の涙”。チームでの強奪計画は、全て完璧なはずだった――。泥棒たちが繰り広げるどん でん返しの連続の予期せぬドラマ、生身のライブ・アクション、華麗でゴージャスな盗みのテクニック、そして強奪計画を狂わせる3つの愛。緻密 なプロットから織りなされるトリック・エンタテインメントの最高傑作!
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『10人の泥棒たち』
6月22日から7月5日(金)まで、TOHOシネマズ 渋谷ほか全国2週間ロードショー
期間中のチケット発売中
http://10dorobo.jp/
■ 野島健児さん ザンパノ役(キム・スヒョン)
―― 野島さんから見た、ザンパノ役のキム・スヒョンさんの第一印象は?
僕がやって大丈夫かな? と不安になるぐらいカッコよかったですね(笑)。
あまりにも素敵な方なので、気合が入りました。
―― 今回、泥棒チームの中ではいちばんの若手メンバーという役柄でしたが、どんなところを意識して役作りをされましたか?
キャラクターの性格上、一歩引くというところを気をつけながら演じさせていただきました。
まっすぐでおとなしくて、どこか奥手な部分もあったりもする。あんまり前に出すぎず、一歩引いて全体を見つつ、歳上の先輩たちには失礼のないような立場をキープしている。だから、声の出し方にしてもあまり張りすぎないようにしました。
―― クールな態度をキープしながら、歳上の美女に一途な恋心を抱くピュアな若者という面もありますよね。そのあたりは演じられていかがでしたか?
どちらかというと「悪党」には見えないですよね。泥棒という役柄ではあるんだけど、そんなに悪い人間には思えないのは、彼の一途さが見えるから。恋をしたときの一途さだったり、ピュアさだったり。それが彼の人間として素敵な部分だと思っていたので、そのあたりも気をつけながら演じさせていただきました。
もちろん泥棒としての目的もあるんですけど、それとは別に、彼にはもっと大切なものがあったことが分かる。彼のそういう一途さを、自分の中から探し出し、高めながら演じさせていただきました。
―― それでは、映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
皆さん、これからご覧になるのを楽しみにされていると思いますが、期待して間違いない! と断言できる作品になっています。
10人も泥棒が集まるとどんなことになるのか? こんなに騙し騙され、とんでもない展開になっていく映画は、正直言って今まで観たことがないです。
ぜひ劇場でご覧になって、楽しんでください。何回も観たくなる映画です!
[ザンパノ]
韓国チームの末っ子だが、誰に対しても臆することがない大胆な性格の持ち主。イェニコルが使用するロープを調整する役割を担い、同じように彼女を操りたいと願っているが、彼女からは弟のように扱われる。それでも彼女に近寄る男たちを絶えず牽制している純情派。
■ 小松由佳さん ジュリー役(アンジェリカ・リー)
―― ジュリー役を演じたアンジェリカ・リーさんの演技について、どう思われましたか?
すごく爽やかに演じられているな、と思いました。
作品を観る前に、役柄の設定は知っていたので、最初はもっとワルな感じでやってるのかと思ったんです。でも、意外と彼女の生い立ちが透けて見えるような、すっきりとした芯の通った芝居をされていた。
だから、私としてはとてもやりやすかったですね。
―― ジュリーは香港チームの金庫破り担当であり、ある「秘密」を抱えたキャラクターですが、どんなところを意識して役作りをされましたか?
私、香港映画がずっと好きだったんです。だから今回は『インファナル・アフェア』の女性版ができる! と思って、すごく嬉しかったんです。
役作りというよりは、本当にアンジェリカさんが演じているままにやればいいと思っていました。
―― 父から才能を受けついだ金庫破りの達人としての「プライド」、先輩ペプシへの「ライバル心」、そして「モラル」がせめぎ合いながら、それを表には出せない複雑な役柄でしたが、演じられていかがでしたか?
楽しいですね! こういう陰のある役は大好きです。10人の登場人物それぞれに物語があるんですけど、私にとってはジュリーがいちばん妄想しやすくて。お父さんとどんな確執があってこの仕事を選んだのか? どうやってみんなと仲良くなって泥棒チームに潜りこんだのか?
女性キャラクターのなかで、ジュリーだけは過去の話が回想シーンで描かれないんです。そのミステリアスなところもいいですね。
―― それでは、映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
まず、劇場で観ていただきたい作品であるということ。それから、確信をもって言えるのは、原音で観るよりも、吹き替えで観たほうが面白いです!
ストーリーがとても入り組んでいるので、字幕を追っていたらもったいないです。アクションもすごいし、女優さんも男優さんもキャラクターがすごく立っているので、吹き替えで観てもなんの遜色もありません。
むしろ、吹き替えで観てください!
[ジュリー]
中国チームの金庫破り。卓越した状況判断能力と熟練した技術を兼ね備え、ペプシとともにカジノの金庫破りを担当する。しかしマカオ・パクの作戦に合流したのには他の目的があった……。
■ 中井和哉さん ジョニー役(デレク・ツァン)
―― デレク・ツァンさんが演じたジョニーについて、最初に抱いた印象は?
作品を観る前に、僕がジョニー役について最初に得た情報は「クールなガンマン」だったんです。だけど実際の映画の中では、爽やかといってもいいぐらいの若者だと思いましたね。
もっとニヒルな感じなのかと思っていたら、案外まっすぐで、今まさにこの世界で頑張ろうとしている若者らしさが出ていて。
泥棒ではあるんですけど、好感の持てる青年というふうに僕の目には映りました。
―― そんな若者らしさと、泥棒としてのプロフェッショナリズムを兼ね備えたジョニーというキャラクターを、どのように演じようと思われましたか?
彼のプロフェッショナリズムが発揮されるのは、劇中では本当に一瞬だけなんですよね。それ以外の場面では、僕が最初に受けた印象どおりの若者。「この人、本当にちゃんと仕事できるのかな?」じゃないですけど。
だから、過剰な凄みとかは排除して、1人の若者であるということを大前提として彼のキャラクターを作っていこうと考えました。
―― 泥棒たちを演じる共演者の皆さんとのアンサンブルはいかがでしたか?
ジョニーはチーム全体からは一歩引いたところにいて、みんなの話をじーっと聞きながら、ふとしたときに「ちょっと待って、それは……」と冷静に意見するようなタイプです。そういう意味では、僕もアンサンブルの一員というより、アフレコ現場の中にいながら他の役者さんの会話を楽しむような感じでしたね。
自分から積極的に行動する役柄ではないので、10人の中でもあまり前面に出ていかないタイプの人としてアクセントになれればいいかな、と思っていました。
―― それでは、映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
ハリウッド的なスタイリッシュでゴージャスな感じもあれば、アジアン・テイストの渋さもあり、肩の力を抜いて楽しめる作品になっていると思います。
個性的なキャラクターたちをより際立たせられるように、我々声優陣も頑張って演じました。ぜひ楽しんでいただければと思います。
[ジョニー]
中国チームの末っ子で、無口なガンマン。リーダーであるチェンの言葉には忠実に従う。百の言葉の代わりにたったひとつの行動で相手を凍りつかせる行動派。
『10人の泥棒たち』
6月22日から7月5日(金)まで、TOHOシネマズ 渋谷ほか全国2週間ロードショー
期間中のチケット発売中
http://10dorobo.jp/
[ストーリー]
韓国を拠点に活動する窃盗団。美術館所蔵の秘宝強奪を華麗に成功させた彼らは、巨大カジノでの新しい計画を聞かされる。集結した6人は、それぞれ人生最高の仕事を夢見て香港に向かう。指定された場所で彼らを待ち受けていたのは中国人窃盗団の4人組。集められた“10人の泥棒たち”のターゲットは、幻のダイヤモンド“太陽の涙”。チームでの強奪計画は、全て完璧なはずだった――。泥棒たちが繰り広げるどん でん返しの連続の予期せぬドラマ、生身のライブ・アクション、華麗でゴージャスな盗みのテクニック、そして強奪計画を狂わせる3つの愛。緻密 なプロットから織りなされるトリック・エンタテインメントの最高傑作!
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