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学生アニメーションの祭典ICAF2013 21校からの作品を全国6都市で上映

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学生アニメーションの祭典インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバルが今年も開催される。ICAF2013が、9月26日の東京・国立新美術館からスタートする。
ICAFは2002年始まった上映会である。全国各地の美術大学や専門学校から優秀な作品を集め、上映会を行っている。学生作品を中心に全国各地で作品紹介することで、若手によるアニメーション映画制作の活動を支援する。
イベントは昨年10周年を迎え、すでに老舗のイベントとして定着している。今年は21校の参加が決定しており、東京を本会場に全国各地で開催される。

スケジュールは以下の通りだ。東京は9月26日より29日まで国立新美術館、札幌は10月17日から20日まで北海道安達学園大通公園ホール、沖縄は11月2日・3日に沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス、金沢は11月7日から10日まで金沢21世紀美術館、京都は11月29日から12月1日まで元・立誠小学校 特設シアター、名古屋は12月8日に愛知芸術文化センターとなる。
東京、札幌、金沢では全プログラムの上映、そのほかの会場では選抜プログラムを予定している。全会場共に入場は無料となっている。

近年は動画サイトを通じて学生の自主制作アニメが話題となることも少なくない。しかしそれらの作品は、実は純粋な自主制作ではなく、教員の指導が入った卒業制作や課題作品であることはあまり知られていない。
学生アニメーションの多くは、学生の個性と各校の特色が混ざり合って出来上がっている。それゆえに、作品を語るためにはアニメーション教育を知ることが不可欠である
ICAFでは日本全国の各大学や専門学校の作品が一挙に上映されるため、作風や指導の違いを体感できる貴重な機会となる。これらの要素が、国内に数あるコンペディションとは異なるICAF独自の特色と言える。

また、ICAFは多くのアニメーション作家を生み出した映画祭としても知られている。卒業生の中には、『つみきのいえ』で日本人初アカデミー賞
短編アニメーション賞を受賞した加藤久仁生監督や、『グレートラビット』でベルリン映画祭銀熊賞受賞の和田淳監督、『フミコの告白』で話題を呼んだ石田祐康監督など、多くの人材を輩出してきた。
今回上映される作品の作者にも将来世界を席巻する学生が含まれているだろう。未来のアニメーション作家の誕生に期待したい。
[高橋克則]

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル
http://www.icaf.info/

[本大会]
東京 2012年9月26日(木)~29日(日)
   国立新美術館3F 講堂および研修室

[地方会場]
札幌 2013年10月17日(木)~10月20日(日)
   北海道安達学園大通公園ホール2号館8F
沖縄 2013年11月2日(土)、3日(日)
   沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス 一般教育棟3階大講義室
金沢 2013年11月7日(木)~10日(日)
   金沢21世紀美術館 1F レクチャーホール
京都 2013年11月29日(金)~ 12月1日(日)
   元・立誠小学校 特設シアター
名古屋 2013年12月8日(日)
   愛知芸術文化センター12階アートスペースA

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