8月26日・27日・28日の3日間、神奈川・クラブチッタにて、河村隆一、SUGIZO、真矢(LUNA SEA)をはじめに、SIAM SHADE、SOPHIA、黒夢他、総勢30アーティスト、そうそうたるバンドのメンバーが一同に集結してのHIV/AIDS治療支援チャリティコンサートが幕を閉じた。
このイベントは、自らHIVキャリアとなった事を告白したロックドラマー「HAL(SPEED-iD)」の呼びかけに端を発し、90年代に、彼と同じ時代をともに活動したバンド仲間〜「強力」としか言い様の無い、凄まじい数の仲間たちが集まった形で、この夢の様なロック・コンサートとして実現したものだった。
HIV/AIDSの治療支援、啓蒙という強いテーマとメッセージ性を伴った本コンサート、その第1回にあたる「Hope And Live〜HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013」。全ての日程の公演がニコニコ生放送で公式生中継され、また、当日はバックステージからのチャンネル放送も実施された。会場に足を運ぶ事の出来ない遠方のオーディエンスも、放送を通じてこのコンサートの持つ意味合いに触れられた事だろう。
まさしく、普通ならば実現不能、まずあり得ないラインナップでついに開催されたチャリティ・コンサートのハイライト・シーンをそれぞれ振り返ってみたい。
8月26日初日の公演は、本コンサートの主催にあたる「JoinLIFE機構」そしてコンサートの実行委員会より開催の挨拶から幕を開けた。本コンサート開催のきっかけとなったHALもこの場に登壇。「絆」そして「つなぐ」をテーマに発足した同機構の持つ強いメッセージに、本コンサートの開催にあたる真剣な想いがひしひしと伝わってくる。この日は、我羇道、WING WORKS、THE SOUND BEE HD、LOST ASH、人時(黒夢)SPECIAL BAND、ZIZ、FOOD、12012といったアーティストが登場。いずれも初日から100%の熱気を感じさせる力強く熱いステージをみせてくれた。
そしてこの日のトリとして、このコンサートのために結成されたと言うスペシャルバンドで、栄喜(SIAM SHADE)、室姫深(DIE IN CRIES)、真矢(LUNA SEA)、HIKO(SPEED-iD)DIE(hide with Spread Beaver)と言うまさにレジェンドそのものなラインナップでのバンドが登場。
オープニングで演奏されたまさかの「1/3の純情な感情」に会場のオーディエンスも生放送を観覧のオーディエンスも熱い声援を飛ばす。続けて「ピンクスパイダー」「ROCKET DIVE」とこの場にいるオーディエンスに知らない者はいないであろう、hide with Spread Beaverの名曲をプレイ。DIEをのぞくメンバーが退出し、DIEの切ないピアノ弾き語りで演奏された感動の「Frame」そして、LUNA SEAでのライヴさながらの真矢のドラムソロ、LUNA SEAからは「True Blue」「Tonight」を演奏し、大興奮のうちに初日のステージは幕を閉じた。
続く2日目は。オープニングに今回のコンサート唯一の女性ユニット「想ワレ」が登場。オートハープとアコースティックギター、ストリングスという個性的な編成で、アコースティックな美しいナンバーを演奏。
3日間の中で最も多くのアーティストが登場する2日目〜The Raid.、ONE ELEMENT、tezya with SiNE6、DearLoving、AUTO-MOD、梶永大士&6-six-、NSDP、ザ★メンテナンス、ZIGZOといったラインナップでのステージは初日から引き続きの熱い盛り上がりをみせ、この日のラストにはSUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN / JUNO REACTOR)が登場。DJ/パーカッション/ギターという変則的な編成でのソロ・パフォーマンスは、エレクトロとSUGIZOの流麗なギターソロが完全に融合し渾然一体となった極めて完成度の高い内容で、全60分、完全なインストにも関わらず集まった全てのオーデエィエンスを沸かせた。
ラストの曲の前に、SUGIZOはマイクに向かい、静かに、しかしながら熱く、旧友であるHALへの想い、このイベントの持つ主旨への強い賛同の意思、音楽の持つ意味をじっくりとスピーチ。その強い想いあふれるメッセージに会場のオーディエンスも放送を観覧のオーディエンスも真剣に聞き入る。スピーチに続き、ヴァイオリンを構えてのラストは「Synchronicity」静かな、荘厳なエレクトロニクスとヴァイオリンの調べに大感動のまま、二日目のステージは幕を閉じた。
そして最終日。この日ツアー会場からのかけつけにあたるAwakeのステージから、Men’s SPIDER BAND美獣、HERE、葵-168-、HALの在籍するSPEED-iDにRIKIJI(OBLIVION DUST)が参戦しての特別ステージ、そしてアコースティック弾き語りでの鈴木晃二のステージに続き、特別ゲストとして加藤充(ザ・スパイダース)のスペシャルバンドが登場。
何と御歳80歳と言う、加藤氏のベーシストとしてのステージに、世代を超えて来場のオーディエンスの全てが喝采を送った。加藤充のステージは全後半に別れ、前半ではザ・スパイダースの名曲「バン・バン・バン」他のナンバーを披露、そして「太陽にほえろ」のSEに乗って、このコーナーのナビゲータにあたる女優「青木英美」が登場。後半のスオペシャルプレイヤー〜黒沢博(バニーズ)・ミッキー吉野(ゴダイゴ / ザ・ゴールデン・カップス)岡忠夫(ザ・カーナビーツ)・沖津久幸(ザ・ジャガーズ)・佐々木秀実(ザ・フェニックス)を紹介。
ザ・カーナビーツの名曲「好きさ好きさ好きさ」ザ・ジャガーズの「君に会いたい」に続き、加藤充自身からのリクエストと言う、ミッキー吉野がヴォーカルを取る「青い影」を演奏。そしてリードヴォーカルは黒沢博に代わり、ゴダイゴノ名曲「ガンダーラ」と「ブルー・スエード・シューズ〜ジョニー・B・グッド」のロックンロールメドレーで幕を閉じた。この日集まった全てのオーディエンスが世代を超えて一体となった感動のステージに、誰もが音楽の持つ無限の可能性を感じたことだろう。
続くステージは、鈴木新(Lizard’s Tail/ex-黒夢)のスペシャルバンド。SOPHIAのベーシスト、黒柳能生とタッグを組んでの名演にオーディエンスもますまずヒートアップ。
続くC4のステージに続き、最終日のラストには河村隆一が登場。先日リリースされたばかりの新曲「七色」の他、「I for You」「I Love You」他、アコースティックでじっくり聞かせる数々の名曲を披露、なりやまないアンコールを受けての「深愛」で、3日間のコンサートは全て幕を閉じた。
ざっとハイライトを追ってみたが、振り返るとつきない名場面の数々が思い起こされる、文字とおり夢のコンサートの三日間が終わった。同コンサートは、同じ主旨とメッセージをもって来年度以降も定期開催されるようだ。
関連リンク
■Hope And Live オフィシャルサイト:http://hopeandlive.com/
このイベントは、自らHIVキャリアとなった事を告白したロックドラマー「HAL(SPEED-iD)」の呼びかけに端を発し、90年代に、彼と同じ時代をともに活動したバンド仲間〜「強力」としか言い様の無い、凄まじい数の仲間たちが集まった形で、この夢の様なロック・コンサートとして実現したものだった。
HIV/AIDSの治療支援、啓蒙という強いテーマとメッセージ性を伴った本コンサート、その第1回にあたる「Hope And Live〜HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013」。全ての日程の公演がニコニコ生放送で公式生中継され、また、当日はバックステージからのチャンネル放送も実施された。会場に足を運ぶ事の出来ない遠方のオーディエンスも、放送を通じてこのコンサートの持つ意味合いに触れられた事だろう。
まさしく、普通ならば実現不能、まずあり得ないラインナップでついに開催されたチャリティ・コンサートのハイライト・シーンをそれぞれ振り返ってみたい。
8月26日初日の公演は、本コンサートの主催にあたる「JoinLIFE機構」そしてコンサートの実行委員会より開催の挨拶から幕を開けた。本コンサート開催のきっかけとなったHALもこの場に登壇。「絆」そして「つなぐ」をテーマに発足した同機構の持つ強いメッセージに、本コンサートの開催にあたる真剣な想いがひしひしと伝わってくる。この日は、我羇道、WING WORKS、THE SOUND BEE HD、LOST ASH、人時(黒夢)SPECIAL BAND、ZIZ、FOOD、12012といったアーティストが登場。いずれも初日から100%の熱気を感じさせる力強く熱いステージをみせてくれた。
そしてこの日のトリとして、このコンサートのために結成されたと言うスペシャルバンドで、栄喜(SIAM SHADE)、室姫深(DIE IN CRIES)、真矢(LUNA SEA)、HIKO(SPEED-iD)DIE(hide with Spread Beaver)と言うまさにレジェンドそのものなラインナップでのバンドが登場。
オープニングで演奏されたまさかの「1/3の純情な感情」に会場のオーディエンスも生放送を観覧のオーディエンスも熱い声援を飛ばす。続けて「ピンクスパイダー」「ROCKET DIVE」とこの場にいるオーディエンスに知らない者はいないであろう、hide with Spread Beaverの名曲をプレイ。DIEをのぞくメンバーが退出し、DIEの切ないピアノ弾き語りで演奏された感動の「Frame」そして、LUNA SEAでのライヴさながらの真矢のドラムソロ、LUNA SEAからは「True Blue」「Tonight」を演奏し、大興奮のうちに初日のステージは幕を閉じた。
続く2日目は。オープニングに今回のコンサート唯一の女性ユニット「想ワレ」が登場。オートハープとアコースティックギター、ストリングスという個性的な編成で、アコースティックな美しいナンバーを演奏。
3日間の中で最も多くのアーティストが登場する2日目〜The Raid.、ONE ELEMENT、tezya with SiNE6、DearLoving、AUTO-MOD、梶永大士&6-six-、NSDP、ザ★メンテナンス、ZIGZOといったラインナップでのステージは初日から引き続きの熱い盛り上がりをみせ、この日のラストにはSUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN / JUNO REACTOR)が登場。DJ/パーカッション/ギターという変則的な編成でのソロ・パフォーマンスは、エレクトロとSUGIZOの流麗なギターソロが完全に融合し渾然一体となった極めて完成度の高い内容で、全60分、完全なインストにも関わらず集まった全てのオーデエィエンスを沸かせた。
ラストの曲の前に、SUGIZOはマイクに向かい、静かに、しかしながら熱く、旧友であるHALへの想い、このイベントの持つ主旨への強い賛同の意思、音楽の持つ意味をじっくりとスピーチ。その強い想いあふれるメッセージに会場のオーディエンスも放送を観覧のオーディエンスも真剣に聞き入る。スピーチに続き、ヴァイオリンを構えてのラストは「Synchronicity」静かな、荘厳なエレクトロニクスとヴァイオリンの調べに大感動のまま、二日目のステージは幕を閉じた。
そして最終日。この日ツアー会場からのかけつけにあたるAwakeのステージから、Men’s SPIDER BAND美獣、HERE、葵-168-、HALの在籍するSPEED-iDにRIKIJI(OBLIVION DUST)が参戦しての特別ステージ、そしてアコースティック弾き語りでの鈴木晃二のステージに続き、特別ゲストとして加藤充(ザ・スパイダース)のスペシャルバンドが登場。
何と御歳80歳と言う、加藤氏のベーシストとしてのステージに、世代を超えて来場のオーディエンスの全てが喝采を送った。加藤充のステージは全後半に別れ、前半ではザ・スパイダースの名曲「バン・バン・バン」他のナンバーを披露、そして「太陽にほえろ」のSEに乗って、このコーナーのナビゲータにあたる女優「青木英美」が登場。後半のスオペシャルプレイヤー〜黒沢博(バニーズ)・ミッキー吉野(ゴダイゴ / ザ・ゴールデン・カップス)岡忠夫(ザ・カーナビーツ)・沖津久幸(ザ・ジャガーズ)・佐々木秀実(ザ・フェニックス)を紹介。
ザ・カーナビーツの名曲「好きさ好きさ好きさ」ザ・ジャガーズの「君に会いたい」に続き、加藤充自身からのリクエストと言う、ミッキー吉野がヴォーカルを取る「青い影」を演奏。そしてリードヴォーカルは黒沢博に代わり、ゴダイゴノ名曲「ガンダーラ」と「ブルー・スエード・シューズ〜ジョニー・B・グッド」のロックンロールメドレーで幕を閉じた。この日集まった全てのオーディエンスが世代を超えて一体となった感動のステージに、誰もが音楽の持つ無限の可能性を感じたことだろう。
続くステージは、鈴木新(Lizard’s Tail/ex-黒夢)のスペシャルバンド。SOPHIAのベーシスト、黒柳能生とタッグを組んでの名演にオーディエンスもますまずヒートアップ。
続くC4のステージに続き、最終日のラストには河村隆一が登場。先日リリースされたばかりの新曲「七色」の他、「I for You」「I Love You」他、アコースティックでじっくり聞かせる数々の名曲を披露、なりやまないアンコールを受けての「深愛」で、3日間のコンサートは全て幕を閉じた。
ざっとハイライトを追ってみたが、振り返るとつきない名場面の数々が思い起こされる、文字とおり夢のコンサートの三日間が終わった。同コンサートは、同じ主旨とメッセージをもって来年度以降も定期開催されるようだ。
関連リンク
■Hope And Live オフィシャルサイト:http://hopeandlive.com/