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「デザート」×「月刊少年マガジン」で新人賞 少女誌、少年誌を超えた青春ラブコメフェス

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多くのマンガ雑誌は、それぞれ独自のマンガ賞を設けている。こうしたマンガ賞は雑誌で掲載する将来の作家発掘を兼ねていることはよく知られている。それだけに雑誌の枠を超えたマンガ賞はそれほど多くない。
そんななかで雑誌の枠、さらに少年マンガ誌と少女マンガ誌の枠も超えた新人賞が新設された。講談社の人気雑誌ふたつ「デザート」と「月刊少年マガジン」が参加するマンガ賞「青春ラブコメフェス」だ。さらに、募集の場所としてイラスト共有サイトpixivを活用する。

「月刊少年マガジン」は、数々の話題作、ヒット作を生み出してきた日本の少年マンガを代表する存在だ。一方「デザート」は、少女マンガク誌を代表する存在である。現在は、累計500万部突破の『好きっていいなよ。』などが連載されている。このふたつがタッグを組んだ異例の新人賞となる。8月26日より作品募集を開始した。
審査員は、あだちとかさんとタアモさんである。あだちとかさんは『ノラガミ』、タアモさんは『たいようのいえ』の代表作がある。いずれもヒット作だ。

募集テーマは、賞のタイトルのとおり「ラブコメ」となる。このテーマであれば自由に作品を描ける。完成した作品は、pixivに「青春ラブコメフェス」のタグをつけてアップロードする。これで応募完了だ。
投稿時のサイズは自由だが、グランプリを受賞した場合は本誌掲載するため、モノクロ2階調なら600dpi以上、グレースケールやカラーなら350dpi以上で改めて提出する必要がある。募集期間は10月28日23時59分までとなる。

グランプリの賞金は20万円、そして「月刊少年マガジン」もしくは「デザート」に掲載となる。どちらに掲載になるのかも気になるところだ。さらに月ガ賞、デザート賞、審査員賞が設けられる。それぞれ賞金5万円でpixivコミックで掲載される。
少年マンガと少女マンガは、長らくボーダレス化が進んでいるとされてきた。そんななかで誕生したボーダレス型の新人賞、どんな作品が飛び出すか注目だ。
[真狩祐志]

月刊少年マガジン×デザート×pixiv「青春ラブコメフェス」開催
http://www.pixiv.net/info.php?id=1816

募集期間
2013年8月26(月)~10月28日(月)23:59
審査員
 ■ あだちとか
 ■ タアモ

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