8月11日、九州発のアイドルグループ LinQ「HANABI!!」リリース記念ワンマンライブ「Team LinQ襲来!!~祈りを込めて~」が品川・ステラホールで行われた。
すっかり全国でもおなじみになったLinQだが、メンバー32名全員が揃って東京でワンマンライブを開催するのは今回が初めて。念願かなったメンバーの迫力のパフォーマンスを、超満員のファンがしっかりと受け止め、会場を沸かせた最高のライブを作り上げた。
オールスタンディングながら、立錐の余地も無いほど埋まった会場。外の暑さにも負けない熱気が渦巻く中、「ShiningStar」でライブがスタートする。一曲目からタオル回しを交えたアッパーチューンという攻めのセットリストで、フロアを沸点まで導く。メンバーを入れ換え、二曲目の「シアワセのエナジー」では大人らしいシックな魅力を振りまき、序盤でLinQの懐の深さを見せつけた。続いてメンバー全員の自己紹介に移る。まだ序盤ながら、城崎はるなさんが満員の監修を見て感極まって泣いてしまう場面もあり、このライブへの意気込みとプレッシャーが大きかったことを感じさせた。また、前日に福岡での公演でデビューした新メンバー、新木さくらさん、MYUさんの紹介もあった。
続いて披露された「Wake up」「雨にぬれても」「grown up」の3曲は、主に福岡での劇場公演で披露されているラインナップ。歌やダンスはもちろん、先ほどのMYUさんが小学生であることから最年長の一ノ瀬みくさんが「26歳ではダメですか?」とコメントを挟み笑いを誘ったり、曲の中で傘などの小道具を使ってエッセンスを加えたあたりも、地道に劇場で観客の評価と向き合った鍛錬を積んできた成果だろう。
東京のファンには新鮮なセットリストのあとは、一転してお馴染みの曲が続く。今回のライブのためにリミックスされたのは、「ハジメマシテ」「さくら果実」などメジャーデビュー前の代表曲全6曲。長さをぎゅっと半分にした豪華メドレーで、再び観客の導火線に火をつける。そして「笑顔にLinQ」を挟み、メジャーデビュー曲「チャイムが終われば」が始まると会場の興奮は大爆発。ステージとフロアがひとつになり、彼女たちの新たな代表曲を盛り上げた。
そして、ライブはクライマックスへと突入する。8月7日に発売した「HANABI!!」の中から、まずはカップリングの「LaLaLa」を披露。LinQの大きな特徴にLadyとQtyの2チーム体制があるが、この曲はLadyとQtyが同じ原曲をそれぞれアレンジして歌っている。この日もLadyとQtyに分かれ、2曲ぶっ続けでパフォーマンスを行ったが、ダンス、テンポ、フォーメーションが全て異なり、Ladyなら大人っぽさが、Qtyなら女の子らしさが溢れたアレンジに仕上がっていた。まさに、LinQの魅力が凝縮された2曲と言えるだろう。そして、最後はもちろん「HANABI!!」。夏ど真ん中、お祭り要素たっぷりのLinQ流サマーチューンに観客も大いに湧いた。発売から3日しか経っていないにもかかわらず、これだけの盛り上がりを作り出したのは、彼女たちの精力的なプロモーション活動の賜物と言えるだろう。
会場を興奮の坩堝に変えて一度ステージを去ったLinQだが、お馴染みの「替え玉、もういっぱい!」というアンコールコールを受け、再びステージに現れる。アンコール2曲目の「祭りのあと」では、会場がオレンジのサイリウムで染まった。大興奮の2時間のライブを終え、深瀬智聖さんが代表して口上を述べる。「LinQが結成して2年、何もできない素人が集まってできたんですが、ステージに立ちたいっていうぼんやりした思いが、こうして一つ一つ実現しているように思います。今日のこのステージも、いろいろな人のおかげで用意してもらったんですが、まだまだLinQは未熟だし、満足してはいけないと思います。そんな私達、どこまでいけるか、みなさん見たくないですか?」と観客に問うと、激励と期待の拍手が会場を包む。そして、挑戦するLinQとして、LinQ Ladyの東京・大阪・福岡での単独ライブ、そして東名阪+福岡での全国ツアーの開催が発表された。中でも全国ツアーのこけら落としとなる福岡公演はマリンメッセ福岡での開催となっており、彼女たちにとっては再び大きな挑戦となった。
ご当地アイドルの時代と言われて久しい。そのパイオニアがLinQであることを否定する人は誰ひとりとしていないだろう。だが、トップランナーである理由は「地方出身」という枕詞ではなく、全国で通用する高いパフォーマンス、そして支える熱いファンの存在であることをこのライブは感じさせてくれた。そして、最後の深瀬さんのコメントからは、まだまだ見据える目標が高い、彼女たちのストイックさがひしひしと伝わった。彼女たちのキャッチフレーズは「世界に笑顔を届ける」。この勢いと飽くなき向上心ならば、いつか必ず実現するはずだ。
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オールスタンディングながら、立錐の余地も無いほど埋まった会場。外の暑さにも負けない熱気が渦巻く中、「ShiningStar」でライブがスタートする。一曲目からタオル回しを交えたアッパーチューンという攻めのセットリストで、フロアを沸点まで導く。メンバーを入れ換え、二曲目の「シアワセのエナジー」では大人らしいシックな魅力を振りまき、序盤でLinQの懐の深さを見せつけた。続いてメンバー全員の自己紹介に移る。まだ序盤ながら、城崎はるなさんが満員の監修を見て感極まって泣いてしまう場面もあり、このライブへの意気込みとプレッシャーが大きかったことを感じさせた。また、前日に福岡での公演でデビューした新メンバー、新木さくらさん、MYUさんの紹介もあった。
続いて披露された「Wake up」「雨にぬれても」「grown up」の3曲は、主に福岡での劇場公演で披露されているラインナップ。歌やダンスはもちろん、先ほどのMYUさんが小学生であることから最年長の一ノ瀬みくさんが「26歳ではダメですか?」とコメントを挟み笑いを誘ったり、曲の中で傘などの小道具を使ってエッセンスを加えたあたりも、地道に劇場で観客の評価と向き合った鍛錬を積んできた成果だろう。
東京のファンには新鮮なセットリストのあとは、一転してお馴染みの曲が続く。今回のライブのためにリミックスされたのは、「ハジメマシテ」「さくら果実」などメジャーデビュー前の代表曲全6曲。長さをぎゅっと半分にした豪華メドレーで、再び観客の導火線に火をつける。そして「笑顔にLinQ」を挟み、メジャーデビュー曲「チャイムが終われば」が始まると会場の興奮は大爆発。ステージとフロアがひとつになり、彼女たちの新たな代表曲を盛り上げた。
そして、ライブはクライマックスへと突入する。8月7日に発売した「HANABI!!」の中から、まずはカップリングの「LaLaLa」を披露。LinQの大きな特徴にLadyとQtyの2チーム体制があるが、この曲はLadyとQtyが同じ原曲をそれぞれアレンジして歌っている。この日もLadyとQtyに分かれ、2曲ぶっ続けでパフォーマンスを行ったが、ダンス、テンポ、フォーメーションが全て異なり、Ladyなら大人っぽさが、Qtyなら女の子らしさが溢れたアレンジに仕上がっていた。まさに、LinQの魅力が凝縮された2曲と言えるだろう。そして、最後はもちろん「HANABI!!」。夏ど真ん中、お祭り要素たっぷりのLinQ流サマーチューンに観客も大いに湧いた。発売から3日しか経っていないにもかかわらず、これだけの盛り上がりを作り出したのは、彼女たちの精力的なプロモーション活動の賜物と言えるだろう。
会場を興奮の坩堝に変えて一度ステージを去ったLinQだが、お馴染みの「替え玉、もういっぱい!」というアンコールコールを受け、再びステージに現れる。アンコール2曲目の「祭りのあと」では、会場がオレンジのサイリウムで染まった。大興奮の2時間のライブを終え、深瀬智聖さんが代表して口上を述べる。「LinQが結成して2年、何もできない素人が集まってできたんですが、ステージに立ちたいっていうぼんやりした思いが、こうして一つ一つ実現しているように思います。今日のこのステージも、いろいろな人のおかげで用意してもらったんですが、まだまだLinQは未熟だし、満足してはいけないと思います。そんな私達、どこまでいけるか、みなさん見たくないですか?」と観客に問うと、激励と期待の拍手が会場を包む。そして、挑戦するLinQとして、LinQ Ladyの東京・大阪・福岡での単独ライブ、そして東名阪+福岡での全国ツアーの開催が発表された。中でも全国ツアーのこけら落としとなる福岡公演はマリンメッセ福岡での開催となっており、彼女たちにとっては再び大きな挑戦となった。
ご当地アイドルの時代と言われて久しい。そのパイオニアがLinQであることを否定する人は誰ひとりとしていないだろう。だが、トップランナーである理由は「地方出身」という枕詞ではなく、全国で通用する高いパフォーマンス、そして支える熱いファンの存在であることをこのライブは感じさせてくれた。そして、最後の深瀬さんのコメントからは、まだまだ見据える目標が高い、彼女たちのストイックさがひしひしと伝わった。彼女たちのキャッチフレーズは「世界に笑顔を届ける」。この勢いと飽くなき向上心ならば、いつか必ず実現するはずだ。
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