音楽ソフトパッケージの各種マーケティング情報を取り扱うサウンドスキャンジャパン(SSJ)が、リアル店舗市場(CDソフト販売店、レンタル店、家電量販店、書籍店)の全国3,812店(2013年6月末現在)と、Eコマース市場で売上げたPOSデータを合算した「2013年上半期オーディオソフト売上動向」を発表した (集計期間:2012年12月31日から2013年6月30日までの26週間)。
2013年の「上半期オーディオソフトの売上金額」は、1064億7800万円、前年同期比93.6%。この実績は、2012年上半期に対し金額換算9億8800万円減となり、一昨年2011年上半期に対しては約82億円の大幅減となった。販売数量の2013年上半期は前年同期比94.4%で、284万8000枚の減をとなった。
2012年上半期のEコマース市場は32.2%となっていたが、2013年上半期は3.5ポイント拡大し、35.7%と全市場の三分の一強までシェアを伸ばし販売チャネルの特性に合わせた商品展開も目立つようになった。しかし、リアル店舗は全体の売上の約6割と年々縮小しており、ショップへユーザーを導くアイデアや施策を打って新たな状況へ転換させる業界の努力が急務となる。
「アルバム・シングル別売上および平均単価」では、アルバムの売上金額は前年上半期に比べ7.2%落ち込み、シングルは前年同期3.9%の減で、オーディオ合計では6.4%の減となった。アルバムの平均単価は、2842円で2012年上期に比べ22円上昇をみせた一方、シングルは25円ダウン。オーディオソフト全体の平均単価は2253円で、前年より28円ダウンする結果となった。アルバムはベスト盤2〜3CD構成やDVD付が増加し、高価格化商品の発売手法が定着したことが平均単価上昇の要因と言えるだろう。
「売上金額の邦楽・洋楽の比率」は、邦楽83.7%対洋楽16.3%で、邦楽は前年同期比4.2%減となったが、アニメ関連の大枠市場を比較すると、金額ベースでの構成比ではアルバムが2012年上期13.4%だったものが、2013年上期15.6%に拡大。シングルも前年18.3%だったものに対し今期20.9%と全体の五分の一強へ拡大しており、この市場は大きく躍進を見せている。
洋楽は前年同期比16.3%減で、内クラシックは同5.1%増と固定ファンに支えられているのが現状となるが、その中でも今期は、クラシック界にニューアーティスト・佐村河内守が話題を集め貢献している。一方、洋楽の主力であるロック&ポップスに関しては、洋楽扱いのK-POP人気に陰りが出始め、洋楽全体が落ち込む要因となった。
「メーカー別売上シェア」は、オーディオ総合と邦楽アルバムのシェア率で、数多くのアーティストを抱えるソニー・ミュージック・グループが快進撃を続け、洋楽アルバムでは、ユニバーサル ミュージックが不動の地位を固持。シングルは、エイベックス・グループがトップに立つ形となった。(※EMI MJは4月からユニバーサルMに吸収されたが、EMIレーベルの市場在庫販売を含んで算出)
■メーカー別売上シェア オーディオ総合占有率1ソニーミュージックG14.60%2エイベックスG11.80%3ユニバーサルM11.70%4キングレコード6.00%5ビクターE4.60%6ワーナーMJ3.80%7ビーイング3.50%8EMI MJ3.10%9ジェイ・ストーム3.10%10日本コロムビア2.80%11ドリーミュージック2.20%12ランティス2.00%13テイチクE1.90%14トイズファクトリー1.70% その他27.40%「アーティスト別売上金額」は、B’zのベスト盤がトップを獲得。2013年上半期は、10億円以上を売り上げたアーティストは、2012年上半期と同じ8組となったが、トップ10位のアーティスト合計売上は172億4300万円と落ち込み、前年上期の200億8800万円を下回る結果となった。
■アーティスト別売上金額順位アーティスト名売上 (単位:百万円)1B’z3,4312AKB482,3123嵐2,2684FUNKY MONKEY BABYS1,9905Kis-My-Ft21,6336ももいろクローバーZ1,5117東方神起1,2618関ジャニ∞[エイト]1,1309NMB4885810EXILE84911ONE OK ROCK82712ゴールデンボンバー79813三代目 J Soul Brothers77114SMAP76115きゃりーぱみゅぱみゅ72316矢沢永吉70417サカナクション70318ゆず65619MISIA56920miwa550関連リンク
■エス・アイ・ピー(サウンドスキャンジャパン):http://www.soundscan.co.jp/
2013年の「上半期オーディオソフトの売上金額」は、1064億7800万円、前年同期比93.6%。この実績は、2012年上半期に対し金額換算9億8800万円減となり、一昨年2011年上半期に対しては約82億円の大幅減となった。販売数量の2013年上半期は前年同期比94.4%で、284万8000枚の減をとなった。
2012年上半期のEコマース市場は32.2%となっていたが、2013年上半期は3.5ポイント拡大し、35.7%と全市場の三分の一強までシェアを伸ばし販売チャネルの特性に合わせた商品展開も目立つようになった。しかし、リアル店舗は全体の売上の約6割と年々縮小しており、ショップへユーザーを導くアイデアや施策を打って新たな状況へ転換させる業界の努力が急務となる。
「アルバム・シングル別売上および平均単価」では、アルバムの売上金額は前年上半期に比べ7.2%落ち込み、シングルは前年同期3.9%の減で、オーディオ合計では6.4%の減となった。アルバムの平均単価は、2842円で2012年上期に比べ22円上昇をみせた一方、シングルは25円ダウン。オーディオソフト全体の平均単価は2253円で、前年より28円ダウンする結果となった。アルバムはベスト盤2〜3CD構成やDVD付が増加し、高価格化商品の発売手法が定着したことが平均単価上昇の要因と言えるだろう。
「売上金額の邦楽・洋楽の比率」は、邦楽83.7%対洋楽16.3%で、邦楽は前年同期比4.2%減となったが、アニメ関連の大枠市場を比較すると、金額ベースでの構成比ではアルバムが2012年上期13.4%だったものが、2013年上期15.6%に拡大。シングルも前年18.3%だったものに対し今期20.9%と全体の五分の一強へ拡大しており、この市場は大きく躍進を見せている。
洋楽は前年同期比16.3%減で、内クラシックは同5.1%増と固定ファンに支えられているのが現状となるが、その中でも今期は、クラシック界にニューアーティスト・佐村河内守が話題を集め貢献している。一方、洋楽の主力であるロック&ポップスに関しては、洋楽扱いのK-POP人気に陰りが出始め、洋楽全体が落ち込む要因となった。
「メーカー別売上シェア」は、オーディオ総合と邦楽アルバムのシェア率で、数多くのアーティストを抱えるソニー・ミュージック・グループが快進撃を続け、洋楽アルバムでは、ユニバーサル ミュージックが不動の地位を固持。シングルは、エイベックス・グループがトップに立つ形となった。(※EMI MJは4月からユニバーサルMに吸収されたが、EMIレーベルの市場在庫販売を含んで算出)
■メーカー別売上シェア オーディオ総合占有率1ソニーミュージックG14.60%2エイベックスG11.80%3ユニバーサルM11.70%4キングレコード6.00%5ビクターE4.60%6ワーナーMJ3.80%7ビーイング3.50%8EMI MJ3.10%9ジェイ・ストーム3.10%10日本コロムビア2.80%11ドリーミュージック2.20%12ランティス2.00%13テイチクE1.90%14トイズファクトリー1.70% その他27.40%「アーティスト別売上金額」は、B’zのベスト盤がトップを獲得。2013年上半期は、10億円以上を売り上げたアーティストは、2012年上半期と同じ8組となったが、トップ10位のアーティスト合計売上は172億4300万円と落ち込み、前年上期の200億8800万円を下回る結果となった。
■アーティスト別売上金額順位アーティスト名売上 (単位:百万円)1B’z3,4312AKB482,3123嵐2,2684FUNKY MONKEY BABYS1,9905Kis-My-Ft21,6336ももいろクローバーZ1,5117東方神起1,2618関ジャニ∞[エイト]1,1309NMB4885810EXILE84911ONE OK ROCK82712ゴールデンボンバー79813三代目 J Soul Brothers77114SMAP76115きゃりーぱみゅぱみゅ72316矢沢永吉70417サカナクション70318ゆず65619MISIA56920miwa550関連リンク
■エス・アイ・ピー(サウンドスキャンジャパン):http://www.soundscan.co.jp/