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アイドル下剋上~無双乱舞~前半レポート まほりか(仮)・愛乙女☆DOLL研究生・w-Street NAGOYA・アイドルカレッジ・SPACE GIRLS PLANET・PPP!PiXiON・Fleru*・青SHUN学園・姫carat・リンクスがバトル

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対戦型アイドルライブ「アイドル下克上~無双乱舞~」が7月14日、鴬谷・東京キネマ倶楽部で行われ、計19組、述べ100人を超えるアイドルが熱いパフォーマンスを見せた。観客動員数と、入場者からのサイリウムの投票で優勝者を決めるこのライブ。2位とわずか6ポイント差の激戦を制し、見事アフィリア・サーガが真夏の女王に輝いた。8時間を超える長丁場となった今回のライブ、まずは前半としてオープニングから10組の様子をお届けする。

イベントのオープニングアクトとして登場したのはまほりかの2人。週刊ヤングジャンプの企画「ギャルコンテスト2011」で準グランプリに輝いた橋本真帆さん、菊池りかさんの2人で結成されたコンビユニットだ。なんとこの日がデビューイベントだったというまほりか。「緊張しています」と言いながらも、橋本さんがレディース・菊池さんが婦人警官というインパクトのある衣装に身を包み、フレッシュな魅力を振りまいた。

続いて登場したのは愛乙女★DOLL研究生。赤いチェックが印象的な衣装をまとった全9人が、曲ごとに入れ替わりながら全3曲を歌い上げた。途中、マイクの調子が悪いシーンがあったものの、そこは数多くのステージをこなしライブ偏差値を上げてきた彼女たち。息の合ったダンスでそんなアクシデントを忘れさせ、大満足のパフォーマンスとなった。姉である正規メンバーがオリコン週間シングルランキングでトップ10するなど盤石な地盤を固める中、まさに「下剋上」を狙うタイミングを虎視眈々と狙っている妹がいることを存分に知らしめたライブだった。

3番目にステージに上がったのはw-Street NAGOYA。SUPER☆GiRLSなどを擁する、avexのアイドルレーベル・idol Streetの中で名古屋を中心に活動している7人だ。この日は、怪我で尾澤ルナさんを欠き6人でのステージとなったが、それを感じさせない15分間のライブとなった。1曲目の「恋してYES!~これが私のアイドル道~」はこの日が初披露。メンバーの紹介が歌詞に織り込まれた自己紹介がわりの一曲で、東京のファンにしっかりと名前をアピールした。また、この後行われた第1回かき氷早食い対決では、リーダーの浅野由来音さんの奮闘もあり見事優勝、爪痕を残した1日となった。

大所帯グループの登場が続く序盤、4組目としてステージにはアイドルカレッジが登った。メンバー7人に候補生2名を加えた9名がパフォーマンスを行ったが、多いのは人数だけではない。歌った曲数6曲は、この日出演アイドルでは最多。「いちごパフェ」のようなアイドルど真ん中の一曲もあり、「僕のシャッターチャンス」のようなステージとフロアが一緒にシャッターポーズを取る曲もあり、「少女卒業」のようなアップテンポな中に切なさを感じさせるような一曲もあり。対バンイベントということもあり会場には他ユニットのファンも多数押し寄せていたが、最後はみんなが一つになって歓声を送っていた。7月24日にはメジャーデビューアルバム「アイドルカレッジの伝えたいこと」の発売を控えている彼女たちらしい、圧巻のライブだった。

次に現れたのはSPACE GIRLS PLANET。ダンスボーカルグループに「宇宙系」というエッセンスを加え、下剋上を狙う一組だ。この日は「Precious Time」から始まり、トランスのメロディーに激しいアクションを取り入れたダンスを載せて全4曲を熱唱。メンバーの伊藤ゆいさんが「最後の曲、盛り上がっていくぞ!」と喝を入れて「JUMP!!」でライブの締めくくりに入るとフロアは大爆発、会場を大きく揺らした。アイドルど真ん中ともいえるグループが続いた後だっただけに、かわいらしさだけではない、クールな魅力をふりまくSGPはスパイスとして、強烈な印象を残したと言えるだろう。

6組目の登場はPPP!PiXion。テーマパークをコンセプトに掲げる彼女たちだけあって、遊園地のような興奮を会場にもたらした。名前が告げられても会場には出ず、いわゆる「陰ナレ」で掛け声を入れるあたりはまさに遊園地での入場待ちといったところか。しっかりと会場を沸点にまで上げてから、満を持してピンク色の衣装を纏った6人が登場した。ステージでは全3曲を歌ったが、中でも最後に歌った「初恋メリーゴーランド」はキュートな振り付けと、テンポの変わるメロディーラインが印象的な一曲で、まさにいろいろな魅力がぎゅっと詰まった遊園地のような曲と言えよう。MC中には前日にメンバーの鈴木えりかさんが誕生日を迎えたことを発表し、観客、改め「ゲスト」からはおめでとうの言葉が飛び交っていた。大興奮の「アトラクション」を成し遂げた6人の、これからにも注目だ。

続いて登場したのはFleur(フルール)の4人。扇子や和傘などを持ちながら「ヤマトナデシコDestiny」を歌い、これまでの出演者にはなかった和の香りをステージに漂わせる。この7月に新メンバーとして加藤未来さん、倉本あおいさんを迎えて新たなスタートを切ったばかりのFleur。MCでは「こんな大きなステージに4人で立つのは初めてなので緊張していますが、最後までついてきてください!」とお願いすると、観客からは暖かい声援が送られた。続いて、「カキーンTheフューチャー」「player」の合計3曲を披露。しっかりと新たなFleurの姿を観客にアピールした。

8組目としてステージに上がったのは青SHUN学園。福岡発のロック系アイドルユニット、という説明では語りきれない圧巻のステージパフォーマンスを東京のファンに見せつける。まずは「手紙」でクールな歌声とキレのあるダンスを披露し実力をしっかり示したかと思えば、アッパーチューンを連続させ会場は大盛り上がり。オカマちゃんが出てきて驚いたのもつかの間、学園長のSHUNさんが現れるとパフォーマンスの過激さ、熱さはさらに上昇する。「力の限り」「開放」を含む全4曲のライブの間に、タオル回しがあり、ジャンプがあり、メンバーがフロアに降り、SHUNさんが胴上げされ・・・とにかくなんでもありの熱気あふれるライブを成し遂げ、詰めかけた他ファンにも強烈な印象を残した。

9番目に登場したのは5人組ガールズユニット、姫carat。普段はバンドとしても活動しているが、この日はダンスと歌のみで勝負に挑み、メジャーデビューシングル「51%プラトニック」を含む全3曲を熱唱した。また、最後に歌った「クロブチメガネとベビードール」のダンスバージョンは初のお披露目。メンバーの佐藤美咲さんを中心にレッスンしてきた成果を、このステージで存分に発揮した。歌って踊って、守備範囲の広さを見せてくれた姫carat。ぜひ、今度はバンドとしてのステージにも足を運んでみたいと思わせるライブだった。

前半最後の登場となったのはリンクスの5人。それぞれの出演アイドルが個性的な衣装で登場する中、リンクスは一見私服かと見まごう、ガーリースタイル溢れるファッションで登場。この日が初披露となった「甘いミント」など全3曲を歌った。「甘いミント」は、8月7日発売のシングル「ホメノビ☆じゃぱんだ」に収録されている一曲。夏のアイドルソングのお手本ともいえるようなさわやかなメロディーに、会場は大いに湧いた。今後も新曲発売を控えて精力的な活動が予想されるリンクス。女の子らしい魅力あふれる彼女たちに、ぜひ一度会いに行ってほしい。

リンクスの出演後、ステージは1度目のかき氷早食い対決に入りライブはいったん休憩。しかし、太陽が落ちるまで続いたこの日のイベントはまだまだ中間地点。この後も、次から次へと下剋上を狙うアイドルが登場する。引き続き後半でその模様をお送りしたい。

IDOL GEKOKUJYO -アイドル下克上-~無双乱舞~ 後半レポートはこちら




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