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SF映画「クロニクル」9月27日公開決定 特殊能力を手にした少年3人の行方は?

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2012年全米公開、予想を超える大ヒット作になった話題のSF映画が日本に上陸する。映画『クロニクル』(原題:CHRONICLE)だ。9月27日から2週間・首都圏限定で、20世紀フォックス映画配給にてロードショーとなる。
米国では公開初週末で興行ランキング1位となり、興行収入は6450万ドル、そのドラマ性の高さ、アクションシーン、世界観が高い評価を受けた。日本の映画ファン、SFファン待望の作品だ。

気になるストーリーは、平凡な日常生活を送るアンドリュー(デイン・デハーン)、マット(アレックス・ラッセル)、スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン)の男子高校生3人が、ある日特殊な能力を手に入れたことから始まる。次第に増大していく<チカラ>、それに翻弄され、やがて暴走していく少年たち。
主人公たちの心の動き、アクションが見どころになる。そのテーマはどこか『AKIRA』や『キャリー』などの70年代から80年代のSF映画の傑作を思わせる。SFファンには堪らないものとなりそうだ。

一方で、監督のジョシュ・トランクは1984年生まれ、20代後半でこの映画を撮った。さらに主演3人も、新進の若手俳優が並ぶ。『クロニクル』をきっかけに、今後大きく飛躍することが期待されている。現代の若者のための映画ともいえる。
とりわけ注目されるのは、主演デイン・デハーン。『リンカーン』や、『アメイジング・スパイダーマン2』ではハリー・オズボーン役に抜擢されるなど活躍の場が広がっている。
ジョシュ・トランク監督は2015年公開の『ファンタスティック・フォー』リブート版の監督起用が決定している。さらに日本のゲームソフト原作の実写映画『ワンダと巨像』やスパイダーマンのスピンオフ作品『Venom』への監督起用が噂され、大物ぶりを発揮している。『クロニクル』は、新たな才能の先物買い、そんな楽しみもある映画だ。

劇場公開は、9月27日から2週間限定、また首都圏限定となっている。スケジュール的にはまだ少し先になるが、忘れずにチェックしたい。



『クロニクル』
9月27日(金)2週間・首都圏限定ロードショー
配給: 20世紀フォックス映画
PG-12

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