映画『ゼロ・グラビティ』が大ヒットを続けている。宇宙空間で起きた災害で無重力状態の中で孤立したふたりの手に汗握るドラマ、サスペンス、そしてサイエンスフィクションでもある。米国アカデミー賞の各部門の最有力候補の声にもうなずける傑作だ。
そして、何よりの見どころは、作品のなかに再現された宇宙の映像だろう。映画では、実際にその場にいるかような体験が可能だ。とりわけ3D(立体視)、大型スクリーンのIMAXでは、その魅力が最大限に活かされる。3Dでの観客比率が『アバター』を超えたのも納得がいく。
その『ゼロ・グラビティ』の魅力、IMAXの魅力を、大物監督として知られる樋口真嗣監督とアニメ・特撮評論家の氷川竜介さんが語った。1月11日に行われた、千葉県・成田HUMAXシネマズのIMAXデジタルシアターでの特別企画である。
日本にも数あるIMAXシアターだが、成田のIMAXは国内最大級のスクリーンで知られている。ゲストの樋口監督も『ゼロ・グラビティ』だけで、4度もここで鑑賞したという。『ゼロ・グラビティ』とIMAXについて語るには絶好の場所だ。
トークはIMAX社の責任も交え、そもそもIMAXとは何か?から始まる興味深いものになった。米国カリフォルニアのIMAXのフィルム保管所の様子や、世界初の上映が1970年の大阪万博だったことなどが紹介された。
樋口監督は、1985年のつくば博でのオムニマックスでの強烈な経験が語られた。また、氷川さんからは日本で早い時期に展開していた品川や新宿・高島屋のIMAXのエピソードも飛び出した。
『ゼロ・グラビティ』については、樋口監督が本作のカット数の少なさに着目し、それが映画にどういった効果を与えているかと映画監督ならではの話が関心を呼んだ。さらに無重力の演出でワイヤーだけでなく、支え棒を使っているのでないかと指摘も面白い。
最後にふたりからの挨拶で、氷川さんが近況として2月8日から宮崎県・みやざきアートセンターで開催される生頼範義展の紹介があった。映画ポスタ―画で知られる生頼範義氏の画業を振り返るものだが、氷川竜介さんと樋口真嗣監督が企画に関わったものだ。
また樋口監督からは、現在、製作進行中の話題の映画『進撃の巨人』についても言及があった。今夏前には撮影に入るとしており、順調に企画が進んでいる様子が窺われた。
さらに1月24日には、日本テレビ系列の「金曜ロード SHOW!」内で『進撃の巨人』×「スバル フォレスター」のコラボレーションムービーが放送される。長さは30秒だというが、相当気合が入っている様子が伝わった。巨人はCGでなく、手触り感のあるものという、こちらも必見になるだろう。
『ゼロ・グラビティ』
http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/
成田HUMAXシネマズ
http://www.humax-cinema.co.jp/cinema/narita/index.html
生頼範義展
http://ohrai.net/
実写「進撃の巨人」早くも2014年1月登場 樋口真嗣監督で「スバル フォレスター」のコラボCM
http://animeanime.jp/article/2013/12/04/16565.html
【関連写真】樋口真嗣監督「成田IMAXだけで『ゼロ・グラビティ』を4度観た」氷川竜介さんと映像トーク
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日本にも数あるIMAXシアターだが、成田のIMAXは国内最大級のスクリーンで知られている。ゲストの樋口監督も『ゼロ・グラビティ』だけで、4度もここで鑑賞したという。『ゼロ・グラビティ』とIMAXについて語るには絶好の場所だ。
トークはIMAX社の責任も交え、そもそもIMAXとは何か?から始まる興味深いものになった。米国カリフォルニアのIMAXのフィルム保管所の様子や、世界初の上映が1970年の大阪万博だったことなどが紹介された。
樋口監督は、1985年のつくば博でのオムニマックスでの強烈な経験が語られた。また、氷川さんからは日本で早い時期に展開していた品川や新宿・高島屋のIMAXのエピソードも飛び出した。
『ゼロ・グラビティ』については、樋口監督が本作のカット数の少なさに着目し、それが映画にどういった効果を与えているかと映画監督ならではの話が関心を呼んだ。さらに無重力の演出でワイヤーだけでなく、支え棒を使っているのでないかと指摘も面白い。
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また樋口監督からは、現在、製作進行中の話題の映画『進撃の巨人』についても言及があった。今夏前には撮影に入るとしており、順調に企画が進んでいる様子が窺われた。
さらに1月24日には、日本テレビ系列の「金曜ロード SHOW!」内で『進撃の巨人』×「スバル フォレスター」のコラボレーションムービーが放送される。長さは30秒だというが、相当気合が入っている様子が伝わった。巨人はCGでなく、手触り感のあるものという、こちらも必見になるだろう。
『ゼロ・グラビティ』
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